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December 2009

2009.12.30

雑記091230

年末なのでぼんやりTVを見ていたら、.JPドメインの広告を鷹の爪団がやっていて笑った。何をどうしたいのかよくわからない広告だけど、TV広告の値段が相当下がってるのだなということだけは、すんごくよく伝わってきた(笑)。


100兆円超の需要創造=成長戦略、400万人を新規雇用

景気のいい話しだなあ。話だけならおいらだっていくらでもできる。2015年までに宝くじ1等を5本乃至6本当てる計画です、とか。


押井守監督、『アバター』の完成度に衝撃!「10年かけても追いつけない」と完敗宣言でみんなで乾杯!?

あれは事件だよ。全員に観て欲しい映画だね。こちらがやりたかったことを全部やられちゃった。ハリウッドの物量だけの映画なら悔しくないけど、(監督の)キャメロンは頭がいいよね。あれには10年かけても追いつけない。
作り手として同じ立場に立つ人は、感じるものがあるのだろうな。
「映画『アバター』には久々に燃えたんで、僕ももう少し頑張ろうと思います。キャメロンに勝てるとは言わないけど、僕らにしかできないことをやるしかない。違う戦争ならできるからね」と刺激を受けている様子だった。
がんばってくだされ。観に行きます。


眠りから覚めた民主主義

自民党政権では、政治は政治家と官僚機構と利益団体の利害調整や「政局」の力関係で決まり、国民が政治に何をいっても無駄だというあきらめが強かった。
この状況が民主党政権になって変わり、政策で政治が決まる状況が生まれた。影響を与えるメディアも新聞・テレビだけではなく、ネットの影響が大きくなった。
・・・
どの意見が影響を与えるかは、媒体という入れ物ではなく、その記事を書く人の専門知識で決まるようになった。
3か月ほどの短期間で政策がラディカルに変わらない状況を指して、政権が交代する必要などなかったという意見もあるけど、おいらは、交代してよかったと思う。下地が変わったのが大きい。このチャンスを逃したら、次はまたいつになるやらわからなかっただろう。

変化の是非を後から言うのではなく、起きた変化を良い方向に活用することが大切。
変化しないという選択肢は、たぶん、ない。


@hirosetakao: アマゾン・ドットコム(AMZN)がキンドルの売上が本の売上を上回ったと発表した。

瞬間風速的にであったとしても、もうそんな事態が来たかという感じ。


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2009.12.29

AVATAR簡単な比較まとめなど

普通スクリーンでの3D(川崎チネチッタ)、同じく2D(川崎チネチッタ)、IMAXでの3D(109川崎シネマズ)と見たので、簡単に比較のまとめを。

立体感を堪能したいのであれば、文句無く3Dなのだが、IMAX3Dは画面が暗いために、場面によっては肝心の立体感が損なわれるところがある。それに対して、普通スクリーンでの3Dは、画面は十分明るいのだが、字幕も同様に明るく目立つので、それがかなり邪魔な感じになる。
2Dは、字幕は問題ないのだが、3Dのような立体感はもちろん味わえない。

いまのところ、一長一短あり、というところ。
吹き替えの出来がよければ、もしかすると「普通スクリーン3D吹替」が最善の選択かもしれないが、私としては吹替は見るつもりがないのでわからない。

もうひとつ、IMAX3Dで不満というか違和感を感じた点は、間の取り方。原住民の娘ネイティリの雄弁な表情はこの映画の大きな魅力だが、IMAX3Dで見ると、表情を映す時間が微妙に短くて不足しがちな印象があった。例えば、乗馬訓練中のジェイクスリーを見に来たツーテイが立ち去るときの、ネイティリの視線の送り方などがそれ。
まさかIMAXだけ他の方式と違うソースを使っているとも思えないのだが・・画面の暗さによる錯覚なのだろうか。

と、以上、簡単なまとめでした。


もうメイキングが出回っている。
映画『アバター』メイキング動画:モーションキャプチャの新技術

表情のCG合成は、上のメイキング映像を見ると、なるほどそういう手があったかと思う。

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雑記091229

宇宙の虚空を表現するとき、CGなどでは便宜的に真黒にしてしまうことがあるけれど、実際には星の輝きで満ち溢れているはずだなー、てなことを寝転がりながらふと思った。大気の底から見上げてもそうなのだから、遮るもののない宇宙に出ればさぞや素晴らしかろなー。


ついったーのアイコンから、サンタ帽をはずして元に戻した。
それで、次は門松飾ればいいの?


挨拶を強化すると何が起こるか?

あたりまえだけどいいお話し。

挨拶の徹底が、高額品が売れない時代に、成城石井の売り上げが順調な要因になっていると思っている
そうなんだ。この不景気に大したことだ。

因みに、おいらが成城石井へ行くのは、チョリソーを買うとき。たいていipodで音楽聴いてるから店員さんが挨拶してくれてたのかどうかわからない。

店員さんの努力を無にする箸にも棒にもかからん客とは、わちきのことでごんす。orz


斎藤社長、郵貯の限度額撤廃要望 民業圧迫も

「民間と同じ競争条件でないと生きる道はない」と述べ、通常貯金の預入限度額1千万円の撤廃や簡易保険の受取限度額引き上げを引き続き、政府に求める考えを示した。
・・・えーっと。
政府が株の過半を保有している状態は、民間と同じ競争条件なのでしょうか。よくわかりませんが。


それにしても、民業がどうとかよりも、これでますます国債に化ける預貯金が増えていくてことか。
まだ決まったわけではないけど。

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2009.12.26

「AVATAR」2D

2Dでもやっぱりすごい。これはもう作品自体が傑作。もちろん3Dならなおすごい。

2Dと3Dを比較して観たいと思っていて、2回観てもいいと思える作品を待っていたところへ、この「AVATAR」が来た。迷わず2回目を観た。
作品の感想は3日前に書いたので、ここでは2Dと3Dの長所短所について、気付いたところを書いてみる。

まず2Dのいい点。字幕が気にならない。これは案外大きい。
3Dの字幕は、目にねじ込んでくるような押しつけがましさがあって、非常に邪魔だった。字幕が頭の中で日本語をがなりたてるので、英語の台詞は頭のなかで粉砕されてしまって意味が取れない。そればかりか、この飛び出る字幕は映像への集中も妨げるので、せっかくの傑作がかなり損なわれる感じだ。
対して2Dでは、字幕は控えめで、ちらりと見るだけで意味を取ることは十分でき、その他の時間は英語の台詞と映像に集中できる。2Dで改めて見てみると、台詞はかなりよく聞き取れた。
たとえば、「大佐」の話し方は、ジョージ・ブッシュさんの話し方に意図的に似せようとしていたように思えたが、3Dのときは字幕が煩くてそこまで思い至らなかった。また、もうひとりのアバター「ノーム」の最初の頃の台詞には、主人公のパンドラに関する知識の少なさを馬鹿にする響きがあり、それが、ナヴィ達の「スカイ・ピープルは教えても何も学ばない」という台詞と対を成すのだが、字幕に妨害されていると、言葉の微妙な響きに気付かず、十分に味わうことができないところがある。

3D映画の評判を日本で損なわないためには、あの字幕はなんとかした方がよいのではないか。
因みに、俳優の声は映画の重要な要素なので、吹き替えは敬遠したい。

※その後、IMAX3Dも見てみたところ、IMAXの方は字幕はそれほど気にならなかった。といっても、画面が暗くなる欠点がたまたま怪我の功名になっただけのようだから、やはり3Dでの字幕の付け方はもう一工夫必要であることに変わりはない。


2Dのいい点はほかにもある。というより、3Dにさほど劣らない点か。
狭い室内や俳優のアップ、会話のシーンなどは、3Dの長所はあまり生きないように見える。これらのシーンでは2Dでも問題はなさそうだ。ただ、「クリスマス・キャロル」では顔のレリーフ風の存在感がよかったので、3D技術の活かし方に違いがあるのかもしれない。

3Dの優れた点は、いうまでもなく、雄大な風景の描写だろう。高いところからはるか下を覗き込むようなシーンでは、3Dの表現力は圧巻。焦点が合っている手前側がくっきり立体的に見えることが、遠景をより遠くに見せる点で効果的。この映画ではたとえば、翼竜の巣へ向かう途中、空中に浮かぶ小さく頼りない岩の上で一息つくシーンなどだろうか。大きな生き物やロボットも、3Dは奥行き感が出るので迫力がある。大佐のパワードスーツとパンドラの大型肉食獣の闘いのシーンなど。
意外なところでは、管制室のヴァーチャルスクリーンの存在感。これは3Dでとてもくっきりと立体的に見えていたのに対して、2Dではかなり平板に見えた。

3Dはメガネを掛けて見る必要がある。これ以前の作品では、メガネのために画面が暗くなり、ディテールがみえづらい点が気になったが、この「AVATAR」ではそういうことはなく、3Dも2Dも同じ明るさに感じた。3Dの方を明るめに作っているということはないと思うのだが。。何かの錯覚なのかな。

※これも、IMAX3Dはやはり暗いので、3D全般に言えるわけではなさそう。

メガネの意外な効用としては、映画館のスクリーン以外のものが見えなくなることがある。これは3Dだけ見ていると気づかなかったが、2Dで同じ作品を見て、エンドロールのときにはじめて気がついた。もちろん、作品が優れていれば上映中は作中に没入できるので、どちらでも構わなくはあるのだが。

3Dの今後の課題としては、技術のブラッシュアップはもちろんだが、それ以上に料金が気になる。前売り1300円に対して、200円上乗せで1500円なら払ってもいいとは思うが、いきなり700円増しの2000円(IMAX3Dなら2200円)は少々高い。それなりの本数を見るので、よほどの話題作でなければ、私は2Dで見る。
普及してくれば料金もこなれてくるのかどうか。
因みにIMAXかどうかと3Dとは切り離して考えるのがよさそう。IMAXは鮮明さが売りだから、また別の評価があるだろう。今回私は3Dの実力を見るために、IMAXは避けて2回とも普通のスクリーンで観た。


総じて、3Dは今のところ、映像の迫力に観る側が振り回されるきらいがある。むしろ2Dの方が、作品の含意を読み取りやすいと思ったのは、単に慣れの問題だけなのだろうか。

何にせよ、これで2Dと3Dの体感比較はできた。今後は迷わず、作品に応じてどちらかを選んで観ることができそうだ。


さて、仕上げにIMAXで3回目を、今度は理屈抜きで心おきなく見るか・・・2回見るともう止まらない。3回目も観たくなる。


[追記]
というわけで、IMAX3Dの感想を追加。やはり暗い。109シネマズ川崎のスクリーンなのだが、別のシネコンの普通のスクリーンで見た3Dと比較して、暗すぎる。この映画ではナヴィ達の表情が魅力的なのだが、夜のシーンでの彼らの表情が見えづらいのはかなりマイナス。最初と最後に映し出される霧に沈む森の風景なども、普通の3Dなら木々が緑に見えるのに、IMAX3Dだと黒い影にしか見えず、売り物の立体感も損なわれている。
逆に暗いことが幸いして、字幕はそれほど邪魔には感じなかったが、だからといって暗くてよいわけでなはい。
暗さを除けば、映像は鮮明で満足度が高い。

プロジェクタの光源をもう少し明るくして、字幕の彩度をもう少し落とすとか、できないのだろうか。上映側はもちろん試行錯誤して最善の設定にしているとは思うのだが、この暗さは調整の余地が残っていると思う。

 

3回目ともなるとだいぶ落ち着いて見られるので、前は見えなかったところにも目が行く。この映画が細部にもずいぶん凝っているのがわかる。例えば、決戦に向けてヘリ部隊が飛び立つとき、管制室の外のキャットウォークにいる兵士の帽子が飛ばされるとか。凝りすぎのようだけれど、注意して見るとそういうディテールがあちこちにある。
脱走の後、居住ユニットを安全なところへ移動するときに、揺れでポリタンクが倒れて、それを主人公が起こして仕舞うシーンも、味のあるディテールだ。逃亡のあわただしさと不安、その上での主人公の決意が、よく表れている。ああいうシーンは、かなり金をかけた映画でも画面を揺するだけで済ませてしまうことが多いのを思えば、この作品がどれほど細かいところまで気を配って作られているか推し量れるだろう。

これだけ観ると、さすがに満足した。忘れたころにもう一度観たい。

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2009.12.25

雑記091225


クールジャパンの悲劇と再生

日本では「海外に受けるものは日本の伝統文化が中心」という発想がまずあり、そうした日本の伝統というのは「古くさい前近代」(プリモダン)だという認識があるのです。
この感覚は確かにある。
それを前提とした上で、外国での日本文化に対する評価に、当の日本人がネガティブな心情を抱く状況を悲劇としている。
「日本を遅れた東洋の文化として好奇心を持たれても嬉しくない」という暗黙の心理があるように思うのです。いわゆる「オリエンタリズム」とか「エキゾチシズム」の対象にされているという感覚です。これは完全に誤解なのですが、どうしようもない行き違いとしてあるように思います。
・・・・
そもそも日本の伝統文化に外国人は「ポストモダン」を見て、例えば東京圏にいる人々は「プリモダン」を見る、その延長線上で外国人の「クールジャパン」礼賛がどうしてもオリエンタリズムやエキゾチシズムに見えてしまって喜べないし、ビジネスにも生かせない、まして国のソフトパワーとして活用ができない、この「悲劇」をどうしたらいいのでしょう?
このあと記事では、一つのカギは地方にあるとして、地方の生活文化をポストモダンとして正しく認識し、その価値を生かすべきとしている。

もちろん、地方の前近代性を見過ごしているわけではなく、きちんとくぎを刺している。

地方にポストモダンがあるというのは、場合によっては過大評価になる危険もあります。極端な男尊女卑があったり、年長者支配による活力喪失があったり、カルチャーの面ですと「家元」や「大家」の権威がカネと結びついたりする体質は、単なる「遅れた前近代」に過ぎません。変えるべき点は変えるべきだし、近代の枠組みができていないところは、まず近代を入れる必要のあるところもあると思います。

 ですが、人々の生き生きとした生活感覚や、深い美意識はそのままポストモダンの時代につながっていくのだと思います。


確かに、東京ドメスティックなわしらは、地方の価値を見過ごしているところがある。
単純化して言うと、東京圏にいる人々には「地方は遅れているから東京に来た、実力があれば世界で戦いたい」という感覚にまだまだ束縛されているように思います。地方はプリモダンであり、東京は失敗したモダンであり、モダンな社会は海外にあるという感覚です。
いい学校いっていい会社入って海外勤務みたいな話はさすがに最近は敬遠されがちのようだけど、その感覚は様々に形を変えて残っているかもしれない。

それが悪いということではなく、それはそれでよいけれど、一方で、地方に価値を認めてそれを生かす行き方もある、というお話し。


おいらはといえば、生来怠け者なので、人間やっぱり努力と向上心よと思って締めておかないと。
甘言にはのらないぞー。と口ではいいつつ、今日もまたーり過ごす。
ハイパーインフレなんか来たら真っ先に淘汰されるタイプ。orz


話題作が読めないキンドルのジレンマ

私の知る限りでは、アマゾンが出版社に払う本の仕入れ価格はキンドル版であっても旧来型の本であっても同じで、本の定価の50%。例えばハードカバーの定価が26ドルの本の場合、アマゾンは13ドルで仕入れ、キンドル向けに9.99ドルで売る。
ほんとですか。

いずれ、Kindle版も価格のバリエーションが出てくるのだろうけど。


新聞のネット進出が苦戦続きなのはなぜか

政治や経済などハイエンドな情報と、スポーツ情報や芸能などボトムの情報との乖離は大きく、その中間の情報を幅広い層に対して全方位の情報を網羅するように提供することが使命とされた新聞社のビジネスは、もっとも金を払ってもらえないサービスになっている危険性が高い。
・・・・
お試しの無料コンテンツをいくら充実させても新聞紙の購読にはまったく結びつかないばかりか、これらの情報の摂取に満足した購読者はむしろ新聞紙を買わなくなってしまう
・・・・
新聞社のブランドというものは、活字を読むリテラシーを持つ人が駅のスタンドや小売店で実際にマテリアル(=紙)の新聞を買い、記事を読むことで醸成されるようだ。
・・・・
ウェブだけになった新聞社は、信頼されるブランドとしてはすでに新聞ではなくなっている。ウェブが黒字であるから、尋常な経営判断として赤字の新聞をやめたいというのはまことに道理に適った合理的な判断ではあるが、その赤字の新聞紙を削ったら、黒字のウェブに人が流れてこなくなってしまった、というのは新聞業界の再編を考えるのに極めて重大な戦訓であり、ジレンマであると言える。
・・・・
人生の節目節目に、人は自分の支出を見直す時期が来る。そこで新聞は他の消費との競争に負けて、購読を止められてしまう。新聞社にできることは、ウェブに進出したり、若者に迎合するフリーペーパーなどの新媒体を作り出したりすることではなく、純粋に既存の購買読者に新聞を読むのをやめるきっかけや口実を与えないことなのだ。
・・・・
ジタル部門に進出して大いにPVを上げ、物販などで稼ぐ、というのは理想であるのは間違いないが、新聞社のコストの延長線上でデジタル部門を振り回しても未来永劫黒字になることはない。それだけ機動力とコストの違いは明確であり、ウェブへの進出はやるだけ無駄
・・・・
30歳代以下がまったく新聞を読まないかというとそうでもなく、実際に新聞の記事には極めて高い信頼を寄せている。・・・・ただし、若者が「新聞記事」に触れる媒体は、紙としての新聞ではなく、ウェブで読む新聞である。
・・・・
パッケージとしての新聞紙は、読者のニーズに全て沿おうとして、結果として煩雑なメディアになってしまっている危険性が高い。
・・・・
新聞記事は、その質の高低とは関係なしにタダ同然の安値でウェブ関連企業の事業拡張の撒き餌として使われているわけだ。
 そういうビジネスに取り組んでいるネット関連企業と、従来の情報産業の延長線上で経営している新聞社との間でまともな競争が成立するはずがない。
・・・・
コスト的にも産業構造的にも、既存の情報産業は活字であれ映像であれネットの利用法を再考しなければならない局面に来ていることは間違いない。
・・・・
新聞社など既存の情報産業が新興のネット関連企業と根本的にまったく違う分野での影響力を事業維持のために行使するべきである。経営の合理化はしっかり進めた上で、官公庁や政治に対して強く働きかけ、国民の知る権利と報道内容の質的向上を目指すための新たな公的な枠組みを構築することである。

 あるいは、野放図にウェブでの情報が展開される状況を改めさせ、何らかの規制をネットでの事業展開や表現に対して加えていく方法で競争のルールを変更させることだ。行き過ぎた市場原理主義的な自由競争はある程度是正されるべきであり、報道の質を担保するだけの健全な情報産業の市場を作り上げないことには、真の意味での情報社会は到来しないだろう。

 いま、我が国の情報産業に対して必要とされるのは適正な利益率であり、対価をきちんと支払って情報を得るという本来の情報の消費活動に立ち返るための処方箋に他ならない。
・・・・
 そんな構図の中で、日経新聞が2010年春に数十億円を投じて電子新聞を立ち上げると発表した。
・・・・
電子新聞事業に巨額投資と言われてもあまり楽観視できない理由は、もっと少ない予算でしっかり利益を確保できる枠組みは他にも検討できたはずで、リスクテイクをするには新聞社の割に投資規模が大きいように見えるからだ。
・・・・
 新聞という媒体にはまだ可能性が残っている。とりわけ、やりかたによっては地域紙は成長の余地がある。
・・・・
 新聞というメディアは本来多様であり、多様な対応をしなくてはならない。それを、デジタル化という大波が来たということでみながデジタル化しなければいけないという錯覚に陥って見返りのない投資をしたうえに、お客さんをそちらにとられて売上げ減につながっている。
・・・・
新聞を読む習慣がなくなりかけてきたところへの登場だったため、デジタルに客をとられたように見えるが、客離れはもっと前から始まっていた。
・・・・
 抜本的な解決策は「束ねる」ことしかない。新聞社のサイトは品質の確保された新聞記事を掲載する力があるだけで、ウェブの構築力はない。ウェブの構築力はここ、動員力はここという具合に横に展開していく方法が望ましいのではないかと思われる。
・・・・
 また、新聞記事だけでは客は取れないことを理解すべきだ。より生活に密着した情報、深堀りした情報、連載など新たなコンテンツを編み出す力が必要になってくる。
・・・・
とにかく言えることは、雑誌的なメッソードでウェブをとらえ、手間を掛けてコンテンツを育てていかなければダメだということが分かってきた。
・・・・
あまりに投資金額が多いと、結局利益を回収どころかランニングの赤字が膨らんでいくのに耐えかね、「なんだ、この赤字は。やめちまえと」いう話になってしまう。「仕組み」として成功しても、事業として成功するかは別問題だ。
・・・・
サイト立ち上げをきっかけに自社の商品を認知してもらい、単行本の売上げにつなげるとか、自社のプロモーションとして有効に使ってもらえるようなメディアをウェブ上に持つのが重要なのであって、ウェブ事業単体で膨大な利益をあげられるものと思って事業計画を組むと、ほぼ失敗する。
・・・・
自分たちが投資集団としてベンチャー業界を2002年から2006年にかけて見て回っている中で、メディア事業単体としてみる場合、「ITメディア」「ジフデービス」「CNET」「@IT」など軒並み赤字かギリギリの状態と思われる。「ミクシー」「グリー」「DeNA」など、情報の価値のないものを、お客さん同士のコミュニケーションの関所をつくるところは儲かっている。また、着メロ、着うた、動画など、デジタルでないと意味がないものはもうかるかもしれない。
 しかし、新聞、雑誌のように、活字と画像をお客さまに広く読んでいただいてもうかる商売とするには、ウェブは向いていない。そもそもコンテンツにカネを払ってもらえない。彼らがこれまでお客様と信頼関係を築いてきたと思っている仕組みはウェブでは通用しない。
・・・・
お客さまの行動パターンは急激には変わらない。
・・・・
慣れ親しんだコンタクトポイントの構成要素はブランドなのか、メディアなのか、記事のテイストなのか、連載なのか、記事の守備範囲なのか、編集のテイスト、デザイン、そういったこまごまとした要素があるはずで、それがきちんと合致しないと読者は移動してくれない。
・・・・
 結局、内部要因に戻らざるをえない。
・・・・
なかなか従業員を整理しない。早期退職を募集する社がある程度だ。大幅な賃下げや大規模な配置転換などができるなら望ましいが、なかなかできない状況にある。そこに手をつけざるを得なくなったことに皆気付いているが、誰も言い出せない。

 前述の通りメディア産業としての一般論として言えるのは、軽々しくデジタルに進出すべきではないということだ。紙のメディアできちんと体制を立て直すのが先決である
・・・・
新聞は社会的に必要な公器である。国民の知る権利を担保する存在である。経営的に苦しいからといってつぶしていいかという議論を沸き立たせるべきだ。外に向けて新聞はこういうベネフィットがあると主張していかねばならない。

長すぎる。途中で3回くらい居眠りした。疲れたのでもう寝る。って朝の4時なんだけど。

新聞は公益法人にして補助金で運営することになるのだろうか。
補助金をくれる相手のことは悪く書けなくなりそう。

あるいは篤志家の寄付に頼るのか。
おいらなんか、毎朝140円寄付してるけど。

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2009.12.24

雑記091224

時節柄、”サンタからの贈り物が届く”というフレーズが巷にあふれているけど、最近老眼が進んでいるせいか、「サタンからの贈り物が届く」に見えてぎっくりすることしばしば。
何か願望でもあるのか?>わし。

ところで、使われている文字があっていれば順番が多少間違っていても正しい語として認識できるという話があったけど、”サンタ”と”サタン”の例から推測するに、①その語が意味を成す文字並びであるかどうかを判定。②意味を成さないときは、同じ使用文字で違う並びを検索。という順序で脳内では処理されているのかもしれない。


日経BPで、グループ会社の悲哀を代弁するコメントを寄せました

人を切れば解決じゃん、でも人を切ることはできない、ではどうすれば売上を維持できるのか、というのは、JALもどこも相似形の問題なんですよ。パイが限られているのだから、オーバーストアが解消されない限り底打ちはしても浮上することはあまり考えられないし、消え去る業者になるか生き残る業者になるかは、業界最適の問題ではなくて、経営の合理化の問題です。デジタルとかウェブとか全然関係ない。環境の問題ではなくて、内部の企業統治と固定費の問題であります。
メモ。とだけ。


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2009.12.23

雑記091223

いやー”AVATAR”すごい。絶対もう一回観る。

しかし、あれで引き下がる人類ではないことは、「エイリアン」で証明済みだ。。。
主人公がラボを離れるときの科白は、それも見越しているようだ。


ところで、日本語オフィシャルサイトのタイトルだけど。
「AVATAR」の文字はきちんとデザインされているのに、その下の「アバター」の文字は・・・
もう少し気を配ってデザインできないものなのか。


日銀はインフレ予想をコントロールできるか

日銀の量的緩和はアメリカの住宅バブルの一因となり、今回の欧米の超緩和は新興国のバブルを引き起こしつつある。
てことは、わしらはこの輪廻から一歩も抜け出せていないわけか。

と、いきなり現実に戻る。


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「AVATAR」

前宣伝でネタバレを流し過ぎの印象があった。あれではお話が読めてしまうと思った。大筋はその通りだった。それなのにこの感動! 総合芸術としての映画の魅力を存分に見せてくれる大傑作。観ないと後悔する。以下ネタバレは読まずに今すぐ映画館へ。


地球侵略ものというカテゴリがある。異星人が突然地球を侵略してきて、圧倒的な科学力で地球人を虫けらのように殺していく。その理不尽さ。侵略の理由の身勝手さ。それに対して不屈の闘いを挑む地球原住民。そうした構図のもとで、恋あり友情あり闘いあり悲劇あり、出会いと成長と別れありの展開のあと、最後は知恵と勇気と連携プレーで圧倒的な不利を跳ね返し勝利のカタルシスを味わう、という黄金のパターンだ。

この映画はそれを、地球ではないとある惑星の上で、侵略者を地球人に、主役を原住民に逆転させて展開した。簡単なトリックであり、これまでもそうした映画がなかったとは思わない。例えばSTARWARSにはそうした視点が確かにある。しかしあくまでも主役は侵略者と同じ出自の者が務め、原住民は、星から来た人どうしの闘いにおける一方の同盟者としての位置付けでしかなかった。描き方もそうした視点からになってしまって、いまひとつだった。

この作品は、その限界を乗り越えている。"AVATAR"という仕掛けを使って。
「観るのではない、そこにいるのだ」という宣伝文句は、3D映像を指したもののように見えて、実は、物語の主体がどこに居るかという、この映画の価値を生み出している最も基本的な構造をも示している、と受け取って差し支えあるまい。これが作品全体に素晴らしい効果をもたらした。

もちろんアイデア倒れに終わる危険はあった。作り手もそれを知っているからこそ、長い歳月を掛けて、アイデアを実現できる技術、原住民ナヴィの生活と惑星パンドラの生物相をリアルに描き出せる技術の熟成を待ったのではないか。

ここに描かれる"another world"は実にリアルだ。地球人が目にしたこともない生き物達、地上の獣達はバローズの「火星シリーズ」から、また空を舞う生き物達は「パーンの竜騎士」からだろうか、まるで神の息吹によって生を得たかのように、空想の世界から飛び出して息づいている。植物群も同じくリアルであるだけでなく、物語に厚みを与える様々な役割を巧みに与えられている。原住民ナヴィもまるで本物の人間のよう。大きな目や口としなやかな四肢を使った豊かな表情と素朴な感情表現。地球人を使ってはとても表現できない自由な魂の発露が、スクリーンいっぱいに広がる。ネイティリとツーテイの表情の描写はとりわけきめ細かいが、特にネイティリの表情は素晴らしく雄弁。ナヴィの言葉少なさと相まって、逆に表現力が増している。これも、奥行き感のある風景とともに、この映画の大きな魅力のひとつ。

主人公がナヴィの生活を学びながら徐々に溶け込んでいく間の描写は、時間的には長いはずだが、まったく飽きないどころかもっと見たいと思わせる。この学習期間の間に、観る側も、ナヴィの生活の様々なディテールを知り、親しみが増す。このパートだけ取り出しても一本の映画にできそう。主人公は次第に地球人としての自分よりもナヴィとしての自分に惹かれていく。このプロセスを経て、後半の闘いでのナヴィの怒りと悲しみを観客は共有する。家を壊されて怒らない者はいない。住処を追われて悲しまない者はいない。

そうしたナヴィの生活描写に十分な時間を割きながらも、それに引きずられず、全体を絶妙なバランスの元に保っているところが、この作り手の非凡なところだ。物語の流れは決してダレることなく、ネイティリとジェイクスリーの心情の変化を追いつつ、伏線を張り巡らせながら着実に進み、クライマックスに向けた舞台を整える。


優れた映像技術と巧みな脚本とが、ファンタジックな世界観の上で幸せに結合した、記念碑的傑作と言ってよい。

必見の一本。

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2009.12.22

雑記091222

いまひとつ考えがまとまらない。現実の案件をひとつひとつ丁寧にやり抜くことが必要な一方で、力を発揮しやすいモデルを構築する必要もあり。
両方やらないといけないのだが。。。


白川総裁、デフレを語る

なるほど。いいデフレと悪いデフレがあるということがわかりました。


インタビューされていた若者の中には、しっかり者もいて、インフレは「賃金が上がるから」いいのではなく、「借金が目減りするから」いいと言っている人もいた。取材側は主要な意見のサンプルを過不足なく収集することに成功したみたい。

理論派と言われる総裁を呼んだ番組の前振りインタビューが、バランスのとれた内容でよかった。


マネー資本主義 再び

英語で言っている内容と自分たちが番組で言いたい内容がまったく違う。しかしどうせわかんないからいいや、と。

画面で外人がしゃべっていればもっともらしい演出だ、と考えているとしか思えませんが、これは発言者から訴えられたら大変ですよ。

そうだったのか。
おいら同じ時間帯の「インディペンデンス・デイ」を見て呆けていたから、よく知らないけど。


揺らぐ設計者主導の家づくり

ついに生涯最大の買い物もネットでお求めする時代が到来するのかー。考えてみると、変に凝らなければ標準プランと標準仕様で十分なんだ。

といっても、はじめての普請のときは、つい力んでしまうことが多いのだろうけど。
それが最初で最後あとの祭りだという状況を、変えればいいのか。


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2009.12.20

雑記091220

わしら下世話な世間では、自分とこの王様に一定の敬意は抱いている。長い目で見てわしらの役に立つと思って、他の国の偉い人と面会して関係づくりをしてくれたことには、素直に感謝したい。

基本はそれだけ。

ちょっと変だと思うのは、素人評論家みたいな人達の一部に、「天皇陛下の信頼を得ている宮内庁長官に対する批判は陛下への非礼」てな意見があること。

これ、話の筋をはずしているだけでなく、危ない姿勢だと思うのだけど。天皇というイコンの力を、周辺の役人にまで認めてしまう、その見境の無い権威主義(=裏返しの奴隷根性)は一体何?

きっと勢いだけで言っているのだろうかな(笑)。


今朝の「日曜討論」は一部しか見られなかったけど、プロの議論が交わされていて良かった。


憶えていますか? Y2K問題と昔の最先端技術

憶えてい~ますか~♪
目と目が合った~ときを~♪

は、いい歌だった。

違う。


技術の話ではないのだけど、団塊世代大量退職で2007年は世界滅亡映画化決定とか言われていたのはどうなったのだっけ。一応、延長雇用ほかで凌いでいるはずだけど、それも徐々に時間切れになると思うのだけど。

人手不足を上回るスピードで雇用縮小中てことなのかな。


グーグルブックス差止判決

ただし、フランスの出版社や著者がデジタル化に背を向けているかというと、そうではないようだ。
日本と同様に、著者たちの許可を得たデジタル化は歓迎であり、またアメリカ市場に本が売れるのももちろん歓迎。
あーよかった。全面否定ではないみたい。


箱根町限定で販売される第3新東京市土産「箱根二子山」を買いに箱根まで行ってきた

内容量は10個。
次回発売予定限定版では、10種類の使徒をかたどった個性的な饅頭もお目見えする予定。

とか、ネタとして希望。


映画化希望 ビジネスホラーの傑作「セブンイレブンの罠」

オープンアカウントはその名に反して、領収書、請求書、明細書など独立商店なら自己管理できるはずの会計内容を一切明らかにしない会計手法。こんなぼったくりバーみたいなやり口を明朗会計(オープンアカウント)と呼ぶのだから、悪質なジョークかニュースピークというところか。
そんな方法があるんだ。
最初から最後までまったく無駄なく効率的にオーナーを喰い物にするプロセスなのである。
うーむ。それはぜひ参考にさせてもらっ・・(違)


LAタイムズもツイッターが大好き,テーマ別や記者別のアカウントが100本以上も

読者もしだいに,特定の新聞の記事を読むよりも,お気に入りの記者の記事を読むようになっているのかもしれない。
普通の人がヲチャー化していると。それはあるかも。


来年参院選での是正断念=1票の格差、次々回に持ち越し

ゆるさーん。

時間をかけるのであれば、その分充実した改正にしてもらいたい。定数の決め方は人口ほかの関数として定義して、変えるたびにいちいち大騒ぎせず、自動化するとか。


「自治体向け交付金1兆円を創設へ 国交省、財務省が方針」について

なんだかんだ言われながら、ちゃんと仕事してるところもあるみたい。
マスコミさんは地方議会のチェックの仕事が増えそうでよかったんでない。

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2009.12.19

「The 4th kind」

実録映像を効果的に使ったUFOもの。"4th kind" とは、UFOとの関わりの4類型のこと。怖い。以下ネタバレ。

何が怖いって、実際の映像として出てくる、アビゲイル博士本人の表情が怖い。他のものは映画の演出だから、つくりものとして見ていられるけれど、この人物の表情は・・・。

中身が抜き取られてしまった抜け殻というものを連想させるのだが、それなのに、まだ何かが残っている。その残っているものが悲痛な叫びを弱々しくあげている。という印象。これはやばい顔。

宇宙人を神だと思うかと、インタビューの中で聞かれて、違うと思うと言ったあと、付け加えて言う。「そこにあるのは、××」。

あの顔に題を付けるとすれば、「××」は確かにぴったりくる。

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雑記091219

さるところから寄付のお誘いが来た。郵便局の振込用紙が入っていたので、窓口で振り込もうとしたら、送り主の住所氏名を記入せよという。匿名がいいのだけどと言っても聞かない。
埒が明かないので、ATMから振り込めば、機械は馬鹿だから通るに違いないと思ってやってみた。んがーっという音とともに、振り込みできませんエラーで用紙が戻ってきた。記入欄の白だけは識別しているらしい。
機械なのに。馬鹿なのに。ぐっすん。
誰だ余計な機能付けてシステムの値段つり上げてるのは。

週が明けたら住所欄にM78星雲とでも書いてもう一回試しちゃる。
それでもちゃんと識別して差し戻してきたら?

・・技術立国万歳。


Virgin Galactic SpaceShip VSS Enterprise RollOut.mov

かっこえー。
でも華奢だな。


「情報共有」と「コントロール」の複眼思考

アウトプットは量多い方がいい。フィルタは各自がやればいい。この原則わかんない奴はインターネット合わないと思う。
Twitter / マ儿コ
・・・・
社会は、これまでこれと逆の原則で動いていた。つまり、情報は独占すべきで流す方がフィルタリングする。その情報の流れが権力の構造を作り出す。この原則がなんとなく体でわかんない奴は社会不適合だった。
ネットとリアルが融合していくと、この相克がどのあたりに着地するのだろうか。と脊髄反射で書いたら・・
「フィルタは受け手が各自で」の考え方と「発信元のフィルタ=権力」の考え方が、今、激しく衝突を起こしているのは確かだ。
話の流れは同じ方向へ。

元気そうでなによりです。


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2009.12.17

雑記091217

シナノゴールドの小さいのが、まとめ売りで安かった。大粒のは淡くて品のいい甘味だったけど、小粒のはその味わいが凝縮された感じ。淡さはなくなったけど、美味しい。

りんごはどの品種も、小粒な方が味が濃い印象がある。それで安いのだから、清貧暮らしにはうれしい。


いよいよ来た出版界が恐れていた日

スティーブン・R・コヴィーが大手出版社サイモン&シュースターを袖にして直接、アマゾン・ドットコムのキンドルと独占的に契約し、新刊を配信するのだそうです。
キター
レコードやCDに起こった事が出版界に起こる、その瞬間がいま、訪れているのです。


人間はどうして労働するのか

そうだよなー。
昔、わしらが右も左も貧乏だった頃は、「腹が減るから」で大方納得してたと思うけど、いまや理屈が必要なんだ。

日本辺境論」も読みやすくて良い本でした。

おいらはまさに辺境の人であって日本人の典型であることを再認識した。
そんで、辺境たるこの島国の中でも、さらに辺境が好きな部類。もー救いようがないほどの純正ラベル(笑)。
前にも書いたけど、人々の真中に座るのが厭なんだ。


「愛を読む人」の裏にはそういう背景があったのね。またひとつ賢くなりました。ありがとう。


「Twitterのつぶやきに含まれるリンクの寿命は10秒」

うーむ。読みたい人のところへ行ってタイムラインをまとめ読みすれば、そういうことにはならないと思うのだけど・・。製作者側に、ミニブログという意識より、チャットの意識の方が強いうちは、この状況は変わらないのかな。


グーグル,有力な新聞/雑誌/ブログサイトとの連携深める

やっぱり、共和党寄りと民主党寄りとで違いがあるのかな。よくわからないけど。
コンテンツ発信側にとっては、高く売り込む条件闘争の好機か。


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2009.12.14

雑記091214

GooglePhoneのニュースが出回っている。


google waveは人類の知的活動を大きくかえるかも

有限な人間の時間についての考えが足らないと思う。
でも、技術がいろいろな可能性を拓く「必要条件」を満たしてくれるのはいいことだとも思う。


Twitterの公式RT、非公式RT、QTの違いを分かりやすく図で描いてみた

時間がないので、あとでじっくり読む。
ざっと見た感じでも、なんか収拾がつかない感じがしている。

ccとbccの区別がわからなくて悩む高齢者の気持ちが、今日少しだけわかった気がする。


アクティブファンドを買う理由は何か

ミモフタモない真実。エスキモーに冷蔵庫を売る話は、営業自慢のような文脈で語られるけど、実は「売る人がいるから売れる」を言っているに過ぎない。

これをもっと敷衍していくと・・空恐ろしくなるのでやめ(笑)。

ことほど左様に、人間は余っているということか。


2011年メディアの旅

通信の世界で「NTT対その他」という構造が生まれつつあるように、放送やマスメディアの世界でも「NHK対その他」という構造となる蓋然性が高い
不景気のときはどうしても公的セクターの存在が相対的に大きくなる。メディアだけの話しでもないけど、民間セクターが危機ラインを割り込むほどになれば、その部分は確かに目立つ。


今年最後の死のロード

私たちが交換を行うのは、そこにゆきかう商品やサービスが「欲しい」からではなく、端的に他者と交換を行いたいからである。
経済活動の根本にあるのは、この「他者とかかわりをもちたい」という欲望である。
私たちは商品が欲しくて交換をするのではない。
交換をしたいから交換をするのである。
むー。そうかも。高齢者相手の壺売りも、実は、孤独な年寄りの話し相手と、その代価という面があった、という話を思い出した。
「利己的である方がベネフィットが大きい」というような経験則をひとびとに教示するような社会システムは、人類学的に言えば「ないほうがまし」である。
このエントリはこの次がすごい。
手元に金があろうとなかろうと、誰に何を贈与すべきかをつねに考えている人間だけが「贈与者」の資格をもつ。
映画「ペイ・フォワード」においらは教わった。


選択したテキストをさっと翻訳できる Google Chrome エクステンション、Bubble Translate

メモ。


@kazikeo

140字で意を尽くすことは不可能なので、誤解を与えたところもあるかと思うので、再確認すると、私のいいたいことは、(1)国債は徴税のタイミングを変更するものに過ぎず、マクロでみた税負担の現在価値合計を変えるものではない。(続く)
そろそろついったーも文字数制限を緩和することを考えていいのでは、と思う。


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2009.12.13

「アフロサムライ:レザレクション」

アフロヘア+日本刀というぶっ飛んだキャラクタで魅せるチャンバラウエスタン。のようなもの。その2作目。お話の枠組みが復讐の反復になっているので、何作でも作れる。なかなか美味しい手法。時代劇に出てくるお話の要素はだいたい盛り込まれている。その上に日本的なモチーフをアメコミ基調の絵に落とし込んで、2時間一気に見せる。
今回は、前回のような、バトルシーンでのちょっとした手抜きもなく、密度の濃いアニメーションに仕上げている。
好きな人にはうける一本。
前回との大きな違いは、主人公が「一番」を背負う覚悟を決めたことだろうか。その点では、前作と全く同じではない。
そうそう、サミュエル・L・ジャクソンがキャラクタに惚れ込んでいるという触れ込みが売り。


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雑記091213

年末の映画館はすごい混みよう。大作話題作が目白押しなのに加えて、冬休みを迎えた子供向けもあって、シネコンのプログラムも大混雑。一体何本掛かっているのだか。
そんな大盛況の中、昨日は「ワンピース」が深夜枠も含めて昼頃には全部売り切れ満員御礼。続いて仮面ライダーも。深夜枠をやっていること自体驚きなのに、それが満員とは。

・・おいらも見に行ってみようかな。


ウクレレヒーロー

凄過ぎる。


ヴィーナスフォートへ久し振りに行ってみた。なんでもアウトレットモールがオープンしたとかで。
商業施設として、だいぶこなれてきた感じ。オープン当初は、畏れ多くて値段高くて買い物どころではなかったけど、だいぶ庶民的になってきた。ベビーカーを押した若い家族連れも普通にたくさんいる。

アウトレットの方は・・・あまり収穫はなかった。
それから、音が反響してうるさいのは、相変わらず。アクチブ消音とかできないのだろうか。ていうか、やってなかったっけ。


Googleが来年発売する予定の自社ブランドの携帯電話「Nexus One」

おおぅ。
iPhoneと一騎打ちかな。android端末の本格的なのが出るのが速いか、iPhoneがシェアを伸ばして地位を確立するのが先か。スピード勝負になってきた希ガス。


本の販売2兆円割れ 170誌休刊・書籍少ないヒット作

出版業界も、デジタル販売を積極的に推し進めれば、在庫を持たずに済み、1年に数冊(ものによっては数年に1冊)しか売れない、「ロングテール」からも収入が得られて、今よりも、経営面でかなり楽になることは間違いないと思います。
確かにそうなんだけど、amazonが売上の7割取るとかいう話しも聞こえてきたりして。コンテンツ製作者にとっては、よくなるのか、たいして変わらないのか、まだよくわからない感じ。

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「パブリック・エネミーズ」

大恐慌時代の銀行強盗ジョン・デリンジャーを題材に、短く終わる運命の一途な恋のお話しに仕立てた作品。深みを出すのにやや失敗した印象。以下ネタバレ。

俳優達はそれぞれの役柄を十分に演じたと思う。技術陣も重量感ある銃撃戦などをきっちり映像化している。この作品に足りなかったものは何かといえば、登場人物の内面を丁寧に描き出す脚本と演出だろう。

私は、大恐慌という暗い時代に大衆の人気を集めたという、この銀行強盗のことを全く知らない。米国人なら当然了解済みの下地を知らないわけだから、あるいはこの映画を受け止める素地がなかったのかもしれない。日本人なら、「石川五右衛門」とか「ねずみ小僧次郎吉」と言いさえすれば十分伝わるものがあるが、「ジョン・デリンジャー」と言われてもピンと来ない。そこが残念だった。

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2009.12.12

雑記091212

病深くともくじけないことが肝心。


@ikedanob

先日あるセミナー屋の話を聞いた。彼らは政府のすべての審議会が終わったあと、その委員と事務局を出すセミナーを開いている。「ひとり50万円で30人は集まる。官僚のギャラはゼロなので大もうけ」だという。不況になってから、役所の情報を求めて客が増えたそうだ。
規模はニッチだから、これで大勢が食っていくわけにはいかないけど、役所の広報機能が必要なのは確か。いまは記者クラブがその役割の一部を担っているけど、もっとオープンな競争条件のもとで大規模な広報ビジネスが興ってもいいはず。


スノートルネード

おお。美しいだな。
映画「ツイスター」で、小川に掛かった可愛らしい橋の上を踊るように通過する双子の竜巻のシーンがあったけど、あれはかなりリアルな映像なんだ。


グーグルのCEO,ツイッターでWSJに謝辞を

追記:Schmidtの冒頭のアカウント(@eschmidt0)はなりすましかな?
ついったーが抱えているこの課題は、時々意識した方がよさそう。
もっとも、blogもSNSも同様だから、時間が解決するとも言えるけど。


絵画をオークションに出しウェブ出品カタログに写真を載せたら複製権・公衆送信権侵害?

平成21年6月19日の著作権法改正により、新たに挿入される47条の2では、美術品の所有者らが譲渡する際に、その複製・公衆送信をすることができるという規定が明文化されたが、これは未施行である。
しかし、施行前とはいえ、その無断複製の必要性があることが承認されている現在、本判決のような著作者の事実上の二次的譲渡権コントロールにも匹敵する権能を、そのまま認めてしまうというのは筋が悪い。
あれまあ。裁判官が「今有効な」法律の文面と精神に忠実であるべきなのは当然だから、この判断を批判しづらいとはいえ。

裁判官である前に常識人であってもらいたい。その上で、常識が分かれるときには、明文化されたルールに忠実であってほしい。


トヨタとスズキ~自動車業界の未来は?

コリンズによると会社は5つの段階を経て失敗する。第1が「成功が慢心を生む」段階、第2が「規律なき拡大の追及」段階、第3が「リスクの否定」段階、第4が「救済手段としての新規事業の展開」段階、第5が「すがった救済手段の失敗」段階だ。
げげげのげ。
まったく笑えない。いま、5の途中あたり(笑)。


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2009.12.11

雑記091211

門外漢のおいらとしては、どこに怒るべきなのか。軍団駐屯地を巡る覇権国との関係の話だけど。

①宇宙人の煮え切らない態度に怒るべき?
②宇宙人の腹の底にあるはずの反米姿勢に怒るべき?
③米国の腹の底にあるはずの日本は軍事的属領であるとの認識に怒るべき?
④米国の大人気ない怒りの表明に怒るべき?

①と④はお茶の間の定番だから、お芝居として楽しんでいればいい。問題は②と③だ。
この話を取り上げるときは、②③の間で話すのか、①④の間で世間話をするのか、を意識しておかないと。

それにしても、②③が検討の俎上に乗る時代になったんだなあ・・というところに感慨を覚えてみたり。


タリーズで見た、激モテなしぐさ
「タリーズで見た、激モテなしぐさ」を逆の立場から見ると……

にやにや。
自分を外部化して見られる人はカコイイ。


やっぱり期待はずれの「世界エネルギー展望」

エネルギーの専門家にとっては、「枯渇」よりも、供給ピークである「減耗」(depletion)がいつ始まるかが大きな関心事だ。従来は、石油の需要の増加に合わせて供給を増加させることが可能だった。しかし、減耗が始まれば、そうはいかない。「枯渇」する前の段階で、人類は、需要に見合う石油を供給できないという、初めての事態に直面しようとしている。
なるへそ。
「既存油田の生産の減退率は6.7%で、仮に需要が緩やかであっても現在の生産量を維持するには、新たに4つのサウジアラビアを発見しなくてはならない。2030年までの間に中印などの新興国需要に対応するには、6つのサウジアラビアが必要だ」
そうなんだ。
木材から石炭への転換過程では、辺境の島国に過ぎなかった英国が世界の覇権国として台頭した。石炭から石油への転換を機に、米国が頂点に立って君臨するようになった。

 恐らく、今回のエネルギーシフトでも、世界の構造に変化が訪れるに違いない。

環境をテーマにするときは、温暖化防止ではなくて、脱石油の視点で語る方が、説得力はありそう。


ちと用事で関内に行った。GoogleStreetViewで場所を一応確認しようとしたら、なんと市役所周辺の一画が見られない。StreetCarが自粛したとは思えないから、何らかの要請が入居者などからあったのだろうと想像。

Aa

この地区は、自営士業の人も多いから、プライバシー意識が強いのかも。
にしても、「横浜は規模の大きな田舎」、を改めて確認した気分。
それが必ずしも悪いとは思わないけど。


Googleが提唱する新しい新聞の形「Google Living Stories」

ひとつのキーワード毎に年代ごとにその話題が変化していく様子が、年表になっている。その年表のリンクをクリックするとその年代ごとのコラムがでる仕組みだ。
ほうほう。

記事のDB的な見せ方は、有料化の有力な手法だと思っていたけど、Googleはそこも無料化の嵐に巻き込むのかな。それとも有料に移行する手掛かりにするのだろうか。

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2009.12.10

雑記091210

たまたま、全然別の文脈でテーマも違う記事なのだけど、同じ台詞を見つけたので。

起業という暗黒大陸

政府にまず求めたいことは、「余計なことはするな」です
BBC : 地球温暖化のおかげでヨーロッパの文明が生まれた!
日本政府のやるべきことは何か」というテーマで答申を依頼する。数ヶ月後に出てきた答申は「何もするな」というもの
もちろん、政府がやるべきことはあるし、期待すべきものもあるのは了解の上で、でもこの台詞が出てくるのはよいことだと思う。

政府頼みもほどほどに。


とか言いながら、補助金事業をゲトすべく、複雑怪奇な見積もり作成中。

だっておいしそうなんだもん。(笑)


クローズアップ現代を見ていたら、気温が高いと果物の品質が悪くなるそうな。おいら果物大好きなので、これは大変だと思ってかぶりついて見ていたら、品質は悪いどころかよくなるみたい。大きくて甘い果物になるそうな。

ああよかった。

そういえば今年は、最初の頃こそ出来が悪かったけど、尻上がりに美味さが増して、葡萄も梨も柿もリンゴも、実が詰って甘くて大粒でとてもよかった。

番組ではほかにも、色付きや見栄えや産地の移動など取り上げていたけど、果物の品質にはなんら関係なさそう。超高額で工芸品みたいな贈答用果物を扱う商売の人や、出荷時期が他の産地と重なって競争が強まる生産者の人たちは、何を言いたかったのかよくわからなかったけど、とりあえず果物が甘く大きく量も多く生産されていることはよくわかった。

果物好きのおいらとしては、素直に嬉しい。

これを機会に、もっと果物消費を増やす手を打っていったら、みんながハッピーになれるのではと思った。


「ウェンディーズ」事業から撤退=牛丼店「すき家」運営のゼンショー

首都圏を中心に71店舗経営しているが、売り上げ規模が小さいため継続するメリットが無いと判断。主力の牛丼などに経営資源を集中させる。
あれま。
チリビーンズが好きだったのに。
契約が年末に満了した後は更新を見送る。店舗の扱いは未定
えええ。年末までって急だな。本当になくなってしまうのか。


ゴン中山42歳。厄年だ。体に気を付けてがんばってほしい。


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2009.12.09

雑記091209

師走だから慌しい気分になるのは、日本人なら当然ではあるけれど。
どうせ来年夏まではいろいろ譲歩せざるを得ないのだから、もう少し悠然と構えていてよかろうにと思う。
もっとも、必要以上に煽って落として部数や視聴率を稼ぐのは、新聞テレビのビジネスモデル(笑)だから、これもまた致し方なしか。わしらがそれにお付き合いで右往左往する必要はない。

それより、お金の世界であちこち無理が祟ってそろそろか、とかいう話しの方が問題なのではないかと。


訪問販売をどうして拒否できないのか

訪問販売自体が大きなコストの掛かる販売方法で、このコストは(断った無数の見込み客に対するセールス行為のコストも含めて)購入者が払う価格に乗せられている
そうだよなー。このネット時代に。そういえば今朝もニッセイのおばちゃんが来ていた。

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2009.12.08

雑記091208

仕事で飯田橋に行ったら、ちと面白い展示があった。
土岐 謙次 漆作品展「鎧ふかたち」

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ガンプラに漆塗装を施すという着想。質感がすごい。
「この完全無欠の輝きが敵を圧倒するのよ!(レオナ談)」とかうろ覚え。

同じ型式が一個分隊10機並んでいる。盾には漢字の機体番号。
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ズゴックも参上。
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来るはずの 俺の時代が 来なかった

「ネット経由で将来リアルに打って出るんだ」なんて考えてる人は、だからたぶん、 名前を売ることと、越境することと、最初の頃から力の配分をきちんと考えるべきなんだと思う。
そんな面倒くさいことを考えてるものなんだ。


すき屋の280円牛丼は、うまい!

裏返して言えば、巨大広告会社を駆使して作られた神話(ブランド)に拘ってきた今までのニッポンの消費者は、ぼられていたのである。
牛丼といえばすき屋、なおいらは全面的に賛成。

この勢いで次はばか高いラーメン屋を切ってくだされ。


Google Public DNS解説と個人的妄想

ISP側からの書類が発見できなくて、DNSキャッシュサーバのIPアドレスがわからなければ何も考えずに8.8.8.8と入力するというのも増えそうです。
それはありそう。ていうか、もう覚えた。たぶん次には使うと思う(笑)。
「ある程度自由に変更を反映できる世界的なDNSを持っていると、インターネットアーキテクチャそのものにメスを入れたくなる誘惑が強くなるのではないか?」と思うということです。
名前解決レベルでGoogle八分が起きたら嫌そう。例え意図的なものでなくても。
そこまでいかなくても、新しいRFCを次々に出して、正当な手続きを経て自社仕様を普及させることは、ほかの企業もやっているそうだし。

”Don't be evil”がきちんと履行され続けることを祈ろう。


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2009.12.06

「インフォーマント!」

informant -- n. 通知者; 密告者; 【言】(母国語の)資料提供者.(goo辞書) ということで、会社の不正を密告する男のお話し。それなら社会正義のお話しかと思うと大間違い。この主人公の唖然とするような非常識にあきれ返るのが、この作品の醍醐味。以下ネタバレ。


正直、観ている方が混乱してくる。それほど、この男の口から出まかせ振りはすごい。妻も含めた周囲のあらゆる人間に嘘をつきまくる。それも、教養も知性もあって一定の社会的地位についている人間がやるから、皆ころりと騙される。会社の上司はもちろん、FBIから司法省から顧問弁護士から、誰もかれもがやられる。やはり、知性ある話しぶりの相手を信じてしまう傾向が、人間というものには備わっているとみえる。

それが、だんだんと矛盾に気づき、物的証拠に注意を集中して虚構に気づきだすと、もうとまらない。信頼は怒りに変わる。
ところが驚くべきことに、その周囲の怒りを、主人公は理解できていない。これでは怒る方もその怒りをどうぶつければいいのか、途方に暮れる。怒りというものは、それを向けた相手が正しく受け止めて懼れてくれないことには、きちんと機能できないということが、これを見るとわかる。

そういう珍しいものを見られるという点で、面白い一本でした。

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「カールじいさんの空飛ぶ家」

毎度ながら高水準なDisney&PIXARの、今回も期待通りの作品。あまりに期待通りの水準なので、逆に物足りなさを感じさせるあたり、定番というにふさわしい。以下超ネタバレ。読まずに観にいくのが吉。


さすがに、アニメーション技術を前面に出すことは、もうない。それでも、カールじいさんの家が飛び立つときのファンタジックな開放感や色彩の美しさは、やはりPIXARならでは。これで観客のハートをしっかり掴んだあとは、物語の王道を確かな足取りで突き進む。

これまで数々の擬人化に成功してきた作り手は、今回はじめて人間を登場させたが、これまた何の違和感もなく言葉を話す犬と共存している。むしろ、冒頭で登場するスーツ野郎の方が、ひょっとして言葉が通じないのではないかとさえ思える。ただしこの作品では、犬と人の間にある仕掛けを介在させていて、それがお話しの要所で案外重要な役割を果たしている。犬が人語を解する不自然さを解消するという本来は後ろ向きな課題にもかかわらず、コミュニケーションについての作り手の洞察を絡ませて積極的に使っている辺りがにくい。

お話しの方は、3分の2あたりまでは「青い鳥」の変種のようなものだが、そこから後は新展開に移って、アクションもたっぷり楽しめる。後半での中心テーマは、「過去との決別」だ。この辺りに、定番とはいえ新しさを取り入れる試みが感じられて、ポイントが高い。

映画の全体から、私は、「星の王子様」の作者、サン・テグジュペリの時代、飛行機を使った輸送ルートが未開の地へと延伸されていく時代の、未知への希望を感じた。
浮力を徐々に失っていく家を曳きながら歩くカールじいさんには、一見、疲労感が溜まっていくだけのようにも見えるけれど、ここで実は後半の大活躍のエネルギーを蓄積しているのだ。じいさんはこの苦役の間、世間の理不尽さや妻の願いをかなえられなかった自分の不甲斐なさを、ひとり噛みしめているようにも見える。これまでの人生を悔恨の情とともに曳いている。それが、後半の行動のばねになっているのだ。転回点で彼が見るアルバム。これが泣かせる。

人生が60年で終わらず、80年になってしまった時代の人々に、ひとつの行く道を示してくれる、よい作品でした。

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雑記091206

ご近所の国のデノミなんだけど。NHKを見ていたら、小金をため出した中流層潰しが目的であるとか。独裁者やってるのもたいへんだな。

現金が100:1に対して預金は10:1の交換比率というのも不思議。もしや本当の理由は、偽札対策か何かだったりして。預金なら、偽札汚染は少なそうだし。
全然違うかな。


牧師様タンマ! 結婚の誓いの途中でFacebookとTwitterを更新する新郎(動画)

そもそも twitter上で挙式すればよくね?

@新郎 YES #鈴木家佐藤家御婚礼
@牧師 あなたわーこのおんなをーつまとしますかー #鈴木家佐藤家御婚礼
てな感じで。科白も短いから140文字で十分収まるし。

あーでもこれだと元カレ元カノ乱入自由だな(笑)。


オバマのいわゆる「Twitterおよびネット戦略」の今更解説

オバマはこの方法で、従来「無視」されてきた、組織化されていない若年層やハイテクに親和性が高い人々を主眼として、彼らに支持される政策をもともと持っており、彼らに効果的にリーチして、新しい方法で「動員(mobilize)」することができた。その歴史的意義は大きく、巨大化したがゆえに「組織」を経由しなければ集金も動員もできなかったここ何十年かの「民主主義の課題」をクリアして、おおげさにいえば、技術を使うことにより本来の民主主義の姿に一歩近づいた、ということだと思っている。ばーんと大金を積んで、組織対策とテレビ対策をすればそれで済んだ、おおざっぱな時代は終わったのである。少なくとも、アメリカにおいては。

つまり、本来の政策・ターゲット層・そこにリーチするためのツール、という、それぞれにすべて整合性があり、戦略的に連動させたから初めてうまくいった。

へむへむ。利権繋がりが基礎になっている政治集団に、これをやれと言っても無理だわ。

ところで話しは変わって、そのオバマ氏の不支持率が50%を超えたそうなのだけど、選挙の時の若い支持者達は、いまどう思っているのだろう。今度はオバマ不支持の運動を、「自分で考えて積極的に行動」しているのだろうか。


生物は環境を改造して生き延びる

まさかのびーが異能者に言及するなんて(違)。


「1千円カット」も洗髪設備を、義務化が加速

理美容店のハサミやくしの消毒状況を点検した千葉県は「カット専門店と既存店に衛生管理上の違いはない」と条例化を見送った。ほかに岩手、大阪など7府県も見送っている。
やれやれ。一安心。

「地方の時代」というのは、たぶん、地方ごとに哲学や生き方が異なることを許す時代、なのではないか。自分にあった地方を選んで移り住めばよい。


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2009.12.05

雑記091205

なーんか疲れ気味。ジム行っても、筋トレだけで疲れてしまって走る気力が起きない。


ドバイは再起できる

中東の富はまだまだこれからも積み上がるし、アラビア湾沿岸地方が潤えば中東の人々は必ずドバイに投資します。それはどんなに浮き沈みがあってもパリやロンドンやマンハッタンの不動産には一定の需要があるのと同じ理由です。
予測の当たり外れは別として、考え方がたいへん参考になる。併せてこちらも。
ドバイ・ワールド問題が地政学リスクに与える影響について


新型Google Phoneの登場で携帯電話が無料になる?

公衆無線LANサービスの普及してる海外では、通話料がとてもお安くなるわけです。
ふーん。
つまりここ日本では、昔は電話をかけたくなったら公衆電話ボックスに駆け込んでたけど、近い将来は、マクドナルドに駆け込めばいいってことになるのかな。


会社の辞め方 その2
会社の辞め方 その3

かっこええー。


なぜ産業構造の転換が進まないのか

、製造業から生産資源をpushする力は働いている。これに対して、サービス産業の側の生産資源をpullする力が弱いといえる。
・・・・
これから拡大すべきサービス産業の中核をなす医療・介護・健康・教育サービスといった分野は、基本的に公的関与の下にあり、自由に市場価格が形成される状況にはない。それゆえ、そうしたサービスに対する消費者の価値評価が顕示される機会が存在していない。
それでバウチャーがよいと。
なるほど。


成田空港で1カ月篭城中の中国人~日本メディアが報道しない不思議

そんなことがあるんだ。
そういえば「ターミナル」ていう映画があったなあ・・トム・ハンクス演じる主人公が、左官の腕前を生かして空港内で時間と収入を稼いていたっけ。

この中国の人はどうやって食べているのだろう。


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2009.12.04

雑記091204

今日の日経本紙「大機小機」は、考えさせられる内容だった。
マイルドなインフレがいい、という意見を、とりあえず否定はしないけれど、ではインフレになりさえすれば景気がよくなったり世の中が明るくなったり人が幸せになったりするのか。そういう根本的な問いかけを孕んでいるように読めた。

どこかで読んだけど、デフレは結果に過ぎないわけだから、わしらが明るく楽しく幸せに生きようとするなら、デフレをどうにかしろと政府に詰め寄ったりする愚行をやめて、何かべつの方向に目を向けて行動するのが、よい結果につながるのではないか、と思った。


次々と Google や Twitter、Flickr のページを遡れる Google Chrome dev 版用のオートページイング

いいなあこれ。
オートページャーは誰でもどこでも必要だと思うのだけど、ありそうで見つからなかった。


借り手の反乱。

40年もバンク・オブ・アメリカを利用してきて、1度も利息の支払いが遅れたことがないのに、30%に利息が騰がったことは理不尽で納得ができないから、お金は払わないという主張です。続編では、銀行の上級副社長から丁寧な電話があり、16.99%の金利に下げる提案があったことが伝えられています。女性は、連邦準備制度が0~0.25%という金利で銀行にお金を流していることを述べて、この提案を拒否したようです。
この鞘取りはやっぱり暴利なんではないかと。
もっとも、鞘を取られるのがいやなら借りなければいいんでね? というわけで、今日もわしらはせっせと貯蓄に励むわけです。

刻苦勤勉に幸あれ。
で、ここは笑うところなのかどうなのか。


「顧客が断れない提案」の秘訣

タイトルと内容が乖離しているのはどうなのかと思いつつ・・

その企業における慣習や評価制度などを背景として、日常的に起こる部門間の対立(例えば製造業における営業部門と生産管理部門による対立)や部署内の対立(上司と部下の対立)に多くの注意を払わなければならないのが現状
・・・
ステップ1:「営業成果の制約条件(障害となっている原因)を見つける」
ステップ2:「無駄が出ないよう制約条件を徹底的に活用し営業成果を出す」
ステップ3:「さらなる営業成果を出すために他部門との連携を図る」
企業内に原因がある場合と、外に原因がある場合とに分けるのは、実戦的でよい分け方だと思う。


NOと言おう バカ高い手数料をふんだくられる投信

日本で売られている投資信託の大半は所謂、ロードファンドといって手数料のかかるファンドです。
ロードファンドの大半はゴミです。
それから外国株式型ファンドの類も海外の運用会社に支払うサブアドバイザー・フィーの設定で談合に近い商習慣が常態化していると感じます。
自分はリスクを負わずに客に負わせるところがなんとも。

これで日本では投資が浸透しないとか、日本人はリスクを取らないとか煽られてもなあ。


肥満が引き起こす深刻な問題を表した一枚の画像が議論の的に

笑っちゃうけど、当事者にとっては笑い事じゃないのだろうな。

すっちーさんの席の横だか向かいだかに、身障者用の席があったと思うけど、いっそ超肥満な人は準身障者扱いにすればうまくいくのではないか、と思ってみたり。


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2009.12.03

雑記091203

柿も終わりに近くなってきた。熟柿という言葉があったけど、そんな感じ。昨日は月が綺麗で、信号待ちの束の間、携帯をかざしている人がちらほら居た。


iPhoneに特化したマイクロペイメントサービス「Square」

おお!
でも、特にiphoneに特化しなくても、携帯端末全般でやれそうな。
実用上は、顔認識までなくても指認識でいいとか。そして生体認証には根本的な問題があるから、結局パスワードでよかったりして。

それってよく考えるとお財布携帯だ。orz

いや、ここは「さすがガラパゴス王国にっぽんっ」というべきか。

Twitter創設者、携帯電話をクレジットカード決済機にするサービスを発表


「@kengo 住民票はもうGoogle でいいじゃないか。」

一種のユートピアかなあ・・・


ホワイトスペースの開放がイノベーションを生み出す

役所が談合させるのと、業者が談合体質なのが「鶏と卵」だというのは嘘である。VHF帯の割当には200社近い応募があったのに、それを総務省が「グループ化」してNTT=テレビ業界連合とクアルコムに「二本化」したあと、調整が難航している。スパコンと同様、談合を生み出しているのは役所であり、外圧がかろうじて競争を担保しているのだ。
へむへむ。相変わらずなんだ。


クビになった雑誌編集者や記者はどこに消えたんだ?

一応、真面目なことはblogに書いておいて・・・

@kirik LDでブログ書いてクビになる記者をまず量産しよう RT @tabbata LDでブログ書いて食えるような環境を。RT @sasakitoshinao: クビになった雑誌編集者や記者はどこに消えたんだ?: 切込隊長BLOG
twitterで因果律を逆転(笑)。


静かな蜂起(uprising)はもう始まっている

今の日本のスランプは次に起こるエキサイティングな事の前段階であり、コイルがグッと縮まって、反撥力を蓄えているような状況に過ぎないと思うのです。
そうだとよいな。


Google、高い変換精度と圧倒的な辞書を実現した日本語入力ソフト「Google 日本語入力」を公開

ウェブ上の大量のデータから統計的言語モデルを構築することで構成された変換エンジン
すごそう。
でも待てよ。
するとこれからは、「waratta」が「ワラタ」に変換されたりするようになるのか。(笑)

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2009.12.02

雑記091202

ついったーは、時系列で読もうとすると下から上に読まなければならなくて、少々見づらい。ツールを使えばいいのかな。


電子ブックリーダーKindle、アマゾン全商品中で月間ベストセラーを記録

これが半年間の累計とかになってくると本物か。単価が高いから、1台売れれば本10冊分くらいなのかな。

いずれにしても、まだ米国の話。


@chikawatanabe
When you come back from vacation, dog will show happiness by jumping on you; cat will show displeasure of missing you by peeing on your bed.
吹いた。


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2009.12.01

雑記091201

今年もカウントダウンが始まった。


新しいインデックス・ファンドの登場

投資金額がある程度まとまっていて、しばらくのあいだ解約が考えられない場合には海外ETFがいい場合が多いだろうが、eMAXIS、STAM両シリーズとも、外国株の2つの指数に関する商品には相対的な魅力がある。
メモメモ
インデックス・ファンドの手数料はまだまだ引き下げの余地があるし、まだ勝負が決まっていない有力カテゴリーがいくつかある。新商品の登場をもっと期待したい。
へむへむ。


日本も中国も経営者はコミュニケーション力

中国の人も苦労してるんだな。ちょっと安心した。


ベテラン新聞記者も,活躍拠点をソーシャルメディアへ

どうやって収入を得ているのか、というところをかいつまんで知りたい。


会社の辞め方 その1

ここでグラハムにやりとニヒルな笑み。

グラハム「勝てるな。やろう。」

映画化決定。


中国の特番を見た

アフリカで電波塔を建てまくる中国の話し。

どこか、米軍機と零戦に似てる気がした
・・・
品質では競合者を破壊できない
ある時点から、零戦はグラマンに勝てなくなった。品質は真似できるし追いつけるけど、生産を支える社会やロジスティクスは簡単には真似できない。

ここで真似ができないものはといえば、何だろう。泥臭さを厭わない中国人のパワーだろうか。それとも、泥臭さの先を見越して回避する洗練なのだろうか。

・・・程度問題かな。

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