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2009.11.21

「2012」

スペクタクルのスケールが違う。凄い映像。これは60インチとかの小さな画面ではもったいない。映画館の大画面で是非とも見たい。以下ネタバレ。

地球規模の災害に対しては、どんな強力な国家も政府も対応は難しい。これはそういうスケールの映画。地上で生き残れる人間はごく一握りだ。そんな状況下では、普段は面子や倫理の仮面の下に隠れているものが露わになる。

それが、必ずしも醜いものばかりではない、という点が、この作品のよいところだろう。ドスの利いたロシア人達の変転が、それをとりわけよく表していた。あるいは、破滅が知らされてからの日数の短さが、醜さの発露を抑えたのだろうか。

災害対策の主体としてG8が出てくるけれど、「先進国」が主役にとどまれるのも、そろそろこの映画が最後くらいだろうか。次の大災害もので主役となるのG20あたりか。少なくとも、大規模に映画上映される国はいれておきたいところ。そういえば、ブラジルとかインドネシアなど、人口が多くて上り坂の国の映画産業はどうなっているのだろう。

映画の筋とは関係ないが、この災害が長期にわたるものではなさそうだということは救い。海生生物はほとんど生き残るだろうし、昆虫と鳥もたぶん大丈夫だろう。地磁気が速やかに回復すれば、太陽風の被害は短期間で済んだはずだ。いろいろ空想してみると面白い。生き残った前時代の人類が、放射線の影響で突然変異した新時代の生物と今後死闘を繰り広げるイメージとか。

おお!「2013」が作れそう(笑)。

いろいろ空想の翼が広がるという意味でも、見ごたえのある一本でした。

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