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2009.11.01

映画3D化の雑感

映画館で本編前に見せる予告編。「AVATAR」と「カールじいさんの空飛ぶ家」が最新版に更新されていた。どちらも色彩が美しいので、3Dではなく2Dで観る予定。3Dはメガネが完全に透明ではないため画面が暗くなるのが欠点だ。

それを切っ掛けに、3D化の向き不向きをつらつら考えてみた。

例として、「2012」予告編を取り上げてみる。1分ほどの映像の最後に、傾いて海中に沈んでいく街が映る。大スペクタクルだ。そこから脱出する飛行機が1機、飛んできて観客の後方へ去っていく。これはいかにも3D化に向いているように、最初は思った。点のように見えた飛行機がぐんぐんと近づいて来て、後方へ飛び去っていくのだ。これを3D化すれば迫力満点に違いない。

しかしよく考えると、このシーンにその手法はマッチしないことに気づく。

観客が焦点を合わせたいのは、沈んでいく街の様子だ。脱出する飛行機のことは、一握りの脱出した人たちがいる、ということがわかればよく、記号として受け止めれば十分なのだ。

ところが、映像を機械的に3D化してしまうと、どうしても、飛び去る飛行機の迫力が前面に出てしまう。街を注視したいと思っている観客にとっては、煩くて邪魔な存在になってしまうのだ。

映画を3D化するならば、2Dの時とは異なる画面構成の手法を採用しなければならないことが、これだけでもわかる。思ったほど簡単なことではないのだ。

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