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2009.10.24

「ホースメン」

「セブン」のような、観たあと後遺症が残りそうな映画かと思って、初日に行くのは躊躇したけれど、思ったよりはソフトな仕上がりになっていた。といっても、物理的に痛そうな場面はたくさんあるので、苦手な向きにはお勧めしない。チャン・ツィイーの存在感が際立っているので、それを観にいくのがよい鑑賞態度。以下ネタバレ。

主役はだれなのか、よくわからない。かといって群像劇とも違う。話しの筋から言えば脇役であるはずのチャン・ツィイーが他を圧しているので、錯覚が生まれる。

これはあるいは、作り手が意図してやったのかもしれない。背負った過去からして、赤こそが主役にふさわしいのに、比較的恵まれた過去を持つ白をリーダーと呼ぶのは、ネタ元に忠実であろうとしたいうよりは、この編を序章とする意識が作り手にあるからだろうか。そんな深読みもしてみたくなる。

謎解きはそれほど凝ってはいない。結末も途中から予想できる。表面上のグロさをむしろ裏切るように、この映画が言っていることは、仕事より家族を大切に、のような健全なスローガンなのかもしれない。

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