雑記091028
「貯蓄から投資へ」の主張と、「国債の消化は国内の貯蓄で」の主張は、二律背反ではないのか、という話しを昨日書いた。そこでは、「貯蓄から投資へ」の主張に対しての疑義の形だけだったけど、逆に、「国債消化は貯蓄で」の主張に対しても疑義を提出してバランスを取っておきたい。
国債の順調な消化には国内貯蓄をあてればよい、とする意見は、裏を返せば、「国内の貯蓄が国内外の投資機会に向けて動き出すなどとんでもない。黙って銀行と郵便局に低利子で預けたままにして国債消化に供すべし。」と言っているに等しいのだけど、それでいいのだろうか。
マスコミさんは財務省系の人たちにそれを聞いてくれないかなあ。
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今日の日経本紙大機小機「シンガポールはアジアの代表か」は良コラムだった。最後の一節が言いたいことの主眼みたいだけど、それより前の部分がよい。わしら、過度に自信喪失しなくてもいいんではないか。根拠lessな自信は不要だけど。
主要産業における変化を展望する単行本として11月2日に「電気自動車が革新する企業戦略~自動車、ハイテク、素材、エネルギー、通信産業へのインパクト~」(関連記事)を刊行します。てことでメモ。
電気自動車が燃料電池車に比べて大きな話題になる理由は、それがインフラを変えるから。
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「やっと病気になれた」
釣られてみる。
手触りのやさしい共同体を再構築することが急務であることは日本国民全体の合意であろう。嫌だね。
けれども、「共同体の再構築」が必ず社会的流動性の低下と生物学的多様性の限定を伴うことを忘れてはいけない。だから嫌なんだ。
階層が固定化され、「持てるもの」が「持たざるもの」に一方的に善意を施すことが社会的フェアネス達成の「王道」であるような社会において、どのようにして流動性と多様性を担保するのか。そんなものはフェアネスとは呼ばない。
もちろんブログ主は承知の上で書いていそうだけど。
あ。だから「病気療養中」なのか(笑)。それで「海辺の過負荷」。
エイベックスとドコモの動画配信合弁会社BeeTVの会員数の伸びが激しい。そうなんだ。メモ。
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「郵政国有化の示唆する「次の危機」」
彼の内閣が編成する史上最大規模の予算によって、財政破綻は「今そこにある危機」となった。ゆるやかに衰退できればまだいいほうで、国債暴落とハイパーインフレで国民の資産が半減する最悪の事態も(まだ確率が低いとはいえ)考えなければならない。おー。煽ってる煽ってる(笑)。
民営化の方向を放棄したのなら、思い切って郵政公社に戻し、預け入れ限度額を下げるとともに納税者番号などによって名寄せを厳格化し、郵貯を長期的に縮小してゆくという政策も考えられる。なるほど。それはよさげですね。
でもそれで、国債はどう消化するのかな。
やっぱりしんがぽーあたりに貯金箱は移しとくべき?
誰か手数料ぼられずにそれをやる方法教えてくらはい。
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「Google、「Android 2.0 SDK」の提供を開始」
この分だと、来年e-mobileの2年縛りが終わって、モバイルデバイス・パソコンの更新を考える頃は、そうとう楽しいことになっていそう。わくわく。
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