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2009.09.12

「ウルヴァリン X-MEN ZERO」

ウルヴァリン誕生の秘密を描いた、X-MENの外伝風の作品。本編におけるマグニートのような圧倒的な敵キャラはいないので、ストーリーの迫力はもうひとつだけど、相変わらず個性的なミュータントたちが盛り上げてくれる。そうはいってもあまり大上段に振りかぶらず、外伝らしくあっさりとニヒルにやり過ごしている感じがいい。以下ネタバレ。

曲者揃いのミュータント達の中で、今回とてもよかったのが、ウルヴァリンの兄ビクターと友人のガンビット。ビクターの方は確か本編にも出てきたような気がするが、ガンビットはこれが初お目見え。ウルヴァリンの圧倒的な強さと拮抗するこの二人のおかげで、戦いは緊張感のあるものに。

それにしても、こうもよくできた特殊効果を見せられていると、これが当たり前の感覚になってしまって、少し怖い気もする。もう素朴なアクション映画には戻れない。

ウルヴァリンの束の間の平安を共に過ごしたケイラはには悲しい運命が待っているのだが、それだけで終わらないのが嬉しい。この使い回しのうまさは見てのお楽しみ。演じるリン・コリンズはどこかで見たと思ったら、「ヴェニスの商人」のポーシャ役の人だった。何を考えているのか計り知れない感じは、ケイラ役にもぴったり。

ウルヴァリン達ミュータントを野望のために利用する軍人ストライカーは、何かというと国のためという大義名分を口にするのだが、相手にしているウルヴァリンとビクターが、その合衆国と同じくらいの長さの歴史を背負っていて、ストライカーの狂信的な愛国心など歯牙にもかけない辺りが、彼の滑稽さを感じさせる。これは作り手の意図だろうか。

そのストライカーが生み出した最終兵器ウエポンⅩⅠが、エンドロールの後でお約束を見せてくれる。やっぱりそうくるか。

個々のシーンはそれなりに迫力があって、なにより出ずっぱりのウルヴァリンが堪能できる、X-MENの一本でした。

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