裁判官評価リスト作った
「最高裁のダメ裁判官に×を」
というエントリを晒していたら、こちらで情報の探し方を書いてくださっていて。
その方法で検索してみたら、すぐに出てきました。ありがとうございます。
判決の主文というものを読むのは初めてだ。
最初は読みにくいかと思ったけど、馴れるとそうでもない。書き手の頭の良さを反映して論旨が明快なので、コツがわかれば、むしろ読みやすい文章の部類に入る。(項目立てはもう少し見やすくしてほしいけど)
それにしても、裁判官も相当悩んでるな。平成16年判決の主文なんか、各裁判官の熱い思いが溢れ出てます。年が経つにつれて考えが変わってきた人もいるみたい。
それで、畏れ多くも最高裁の皆様を、このおいらが評価してみますた。
基準になる考え方はおおよそ以下。
・1票格差2倍以上は、衆院参院問わず不可。
・2倍をちょっと出ただけだからいいじゃん、は不可。それをやったら、ずるずる閾値が後退する。
・技術的に難しいのだから参院で5倍くらいの格差が出るのはしょうがないじゃん、は・・もってのほか。
・地域格差に配慮した結果だからいいじゃん、は・・頭冷やして出直せ。
それで一覧にしてみた。
評価一覧:「090823apprisal.pdf」をダウンロード
※あくまでも、おいらが考えた評価なので、鵜呑みにしないように。
参考(主文抜粋メモ):「090823text.pdf」をダウンロード
てことで、評価一覧の方をプリントアウトして、明日は投票所へGOだぜ。
いや、もう今日だ。疲れるわけだ。寝る。
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朝。
さっそく期日前投票に行ってきた。
裁判官て、案外入れ替わっているらしくて、リストのうち×だった人で、今回の審査リストに名を連ねている人は2名だけだった。少し申し訳なく思いながらも、×を付ける。
これで一応の意志表示はした。
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この問題においらがこだわる理由を少し書いておこうと思う。
1票の格差は現在、衆議院で2.1倍程度。参議院は4.2倍程度。
まっさらな気持ちで、ゆっくりお茶をすすりながら、この数字を眺めてみる。。。。。
酷過ぎるでしょ。
というのが第一の素直な理由。
特に参議院は、以前は2.3倍くらいで収まっていたと聞くとなおさら。
(ここで、他国は何倍という比較は無意味。これは自分たちの問題。)
ジャイアンが、「俺は4票な。のび太とドラえもんは2人で1票だぞ。文句あっか!」と言ってるようなもので、のび太はすごすご家に帰って部屋で悔し泣き。なんとかしてよドラえも~ん(笑)。
第二の理由は少し込み入っていて、来年の参議院の選挙絡み。7月だかにまたあるのよ。
今回の衆議院の結果はいろいろ予想されているようだけど、その先の参議院はどうなのか。4倍以上という1票格差をそのままにして、また選挙をするのだろうか。
それは嫌だ。
どこが新政権になるとしても、参議院の1票格差は、来年の選挙に間に合うように、すぐに直すべき。
この4倍という非常識な格差は、1票の価値が軽んじられている都市部の、特に若者の投票意欲を、かなり殺いでいると思う。それは与党に好都合だったので放置されてきたとも思える。ここらで、まともな状態に改めてもらいたい。
衆議院選挙が、小選挙区・比例代表(11ブロック)並立制というものになったことで、参議院の存在意義は薄まっている。にもかかわらず、何か法案を通すときにはそれなりに力を持つのがやっかいだ。
参議院イラネという意見に頷きたくもなるけど、イラネとつぶやいたところで何も変わらない。憲法で規定されている部分を変えるのは簡単ではない。
次善の策として、参議院を現在の衆議院と同質のものにしてしまえば、イラネと呟かせる参議院の弊を無力化できる。この方がはるかに現実的。
その上で、ふと気づくと、議員さん多すぎね?と思ったら、その時また、次の一歩を考えればよい。
因みに、異質であるのが参議院の価値であるとする考えには一理あるけれど、重要なことを迅速に決められない国会の様子を見せられた後では、参議院の弊害の方が大きいとも思える。
衆議院に比例代表制が組み込まれたことで、異質な意見の検討は衆議院の中で実現されていると考えられ、いまのところそれで十分だろう。
そゆわけで、昨日は眠い目をこすりながら、主文というものを読んだのだった。
んで、今日は仕事か。
おらの夏休みはどこへいったの?orz
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