雑記090813
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「「歳出の無駄」の研究」
近頃は映画を見に行くより本屋をぶらつくことが多い。
それで、一年ほど前にでた上の本を本棚で見つけて、目次と最終章を斜め読みしてみたら、よさげ。「絶対的無駄」は普通にわかるとして、それよりはるかに多い「相対的無駄」について、いろいろ書かれている。
昨夜、何か討論番組があったらしくて、見ていないのだけど、宇宙人さんは、広範に予算を組み換えることを指して無駄を削ると言っているらしい。それは正しく「相対的無駄」を削ることだ。ということがわかった。
一方で、無駄はそれほどないという意見の方は、「絶対的無駄」について言っているので、話しは上滑りするわけだ。
聞く側は、予算を、道路や公務員の人件費に優先して費消するスタイルと、子供や医療に優先して割り当てるスタイルの、どちらがいいと考えるか、という話しであるらしい。
そんなこと言われても困るよなあ。どっちもほしいんだけど(笑)。
それでみんなが大好きな増税か。orz
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「金子勝教授、HFTを語る」
五年ぐらい前までマイクロ何とかトレード(何とかの部分は会社ごとに違うけど)とかってイノベーションの切り札的な運用をされておりましたが、今回GSが好決算だったのもあって、随分問題視され始めているみたいですね。金を余分に払うと、人より10ミリセコンドくらい速く情報がもらえるとかいうやつもあるらしくて、それはあこぎだよなあ。
ああ。これだこれだ。
「ついにきた、HFT」
同じようなものでちょっと違うのはフラッシュオーダーという制度。合法とか非合法とか以前に、公正な感じがしない。持てる者はますます持ち、ということだろう。
これはあまり売買のないローカルな取引所が売買奨励の1つとしてゴールドマンなどの業者さんには0.03秒とか、0.1秒とかのサービスタイムを差し上げます・・・執行する前に売り買いの情報を差し上げます・・・
もちろん、正当化のための屁理屈はいくらでもつくけど。それは屁でしかなくて臭う。
コンマ何秒を争うのは駆けっこと早食いの世界だけにしてもらいたい。
ていうか、注文が出た順に待ち行列にいれておいてFIFOで処理するだけでよさそうだけど。考えれば解消法のロジックはいくらでもありそうだけどなあ。
と門外漢は呟いてみる。
なんなんだ。入信者を増やすための安上がりな宣伝だったのかな。(笑)
ついでに、家の近所にできたパステルカラーのお城も取り壊して欲しい。そしたら、宣伝ではなかったと信じてあげてもよい。
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「よしもとばななさんの「ある居酒屋での不快なできごと」」
しかし、店長は言った。ばかみたいにまじめな顔でだ。たぶん、マニュアルにそう書いてあるのだろう。チェーンの居酒屋のサラリーマン店長では限界もあるかも。
「こういうことを一度許してしまいますと、きりがなくなるのです」
なにしろ最近は、下手をすると経営コンサルタントですら、サラリーマンなのだから・・
でも本人はいたって真剣なところがまた何というか、言うべき言葉を失う。
さらに恐るべきことに、近頃は客の方まで順応しているらしい。
マナー違反ではあるから文句は言えないな、と。客までマニュアル人間になってどうするのかと。
っていうか、どうもなりはしないか。
脱力した。
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「iPhoneのカメラでプライバシー情報ダダ漏れだった」
あれまあ。
できるけどやらない、という気構えが、技術万能の時代には大切。
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「大手メディアが決して報じない、「メディア改革」という重要政策の中身」
・政府の記者会見をすべてのメディアに開放し、既存のマスメディアの記者クラブ権益を剥奪する。基礎的な事実の確認は、こうした方がいいのだろう。
・クロスメディア(新聞社とテレビ局の系列化)のあり方を見直す。
・日本版FCC(米連邦通信委員会のように行政から独立した通信・放送委員会)を設立し、放送免許の付与権限を総務省から切り離す。
・NHKの放送波の削減を検討する・・・等々
これらの政策はいずれもマニフェストには載っていないが、民主党の正式な政策だ。記者会見の開放はマニフェスト発表の記者会見で鳩山由紀夫代表自身がはっきりと明言しているし、その他はすべて『民主党政策集INDEX2009』に明記されている。
特に、海外メディアにも開放すると言っているところが重要。わしらはどうしても、同質日本人の目線だけに偏りがちだから、それを打破できる。
その上でメディアは、事実を解釈する土俵で個性を存分に発揮したらよい。
それで、次はこれとか。
民主党にはもう1つやるべきことがある。それが、番記者懇談など会見以外の形で政治家と記者が日常的に接触する制度を廃止することだ。
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本来、大臣や副大臣など行政の長となった政治家は公務員法に縛られるはずなので、そうした地位にある政治家が、行政の長として知り得た情報を特定の報道関係者を選別して提供する行為は、公務員法の守秘義務や中立性原則に反するものだ。
これも。
政府が放送免許を直接付与している現在の制度は、どう考えてもおかしい。報道機関を兼ねる放送局にとって、政府は監視対象のはずだ。その政府から免許を頂いていては、ジャーナリズムの機能など最初から果たせるはずがない。なんか、この記事は面白い話しが盛りだくさんだ。
民主党のメディア政策に関する報道を見るときは、それを報じている当人が改革の対象となっていることを、片時も忘れないでおいて欲しい。それは忘れないようにしないと。メディアはこれまでも、手のひら返すように論調を変えることがあったし。
その状況になったら、残る手札はネットだけなんだけど。
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「「本に埋もれて死ぬ」が現実に」
亡くなられた方にはお悔やみ申し上げます。
それで、今日のお笑い。
いままさに一身上の都合によりン十年間ため込んだマンガ単行本の処分中なんですが、「レンガ積み工法」ならぬ、「マンガ積み工法」。
床から積み上げるとどうしても1mぐらいで倒れてしまいます。
そこで、4冊一組でこのように
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一段ずつ向きを交互に入れ換えて上げると、天井まで届きました。
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