雑記090709
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「まるごと死んでゆく」
個別の体験にもとづく話しは、理想とか理念よりも強い印象を与える。
ふとした折に親が口にして、妙に記憶に残っていることがある。「天から借りた体だから、なるべく傷つけずに、大切に使って、最後は天に返すのだよ」
臓器移植を「拒否」するとかしないとか、そうした表現は言葉の陥穽であって、その言い回しの下では、臓器を提供することが絶対善であるかのような錯覚に嵌められてしまう。けれども、そこには人と人の間の損得の交渉だけしか存在しない。臓器がもらえれば、もう少し生きられる人を前にしたときは、言い辛いことではあるけれど。
天と人の関わりを忘れて、人どうしの間だけの都合で臓器をやりとりしてよいのかどうか、戸惑うところがある。自分が提供を暗に期待される立場に立ったときだけでなく、提供を受ける立場に立ったときも、その点は変わらない。
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「small GM」
財務的なコストカットや値下げでは、より売れるクルマを、事業構造としてより安く作れる、という他国メーカーの根源的な競争優位をひっくり返すことは出来ないのである。レガシーコストの重荷がはずれたところで、すっきりした頭でまた考えてみよう。
この話は、身につまされるところがあるけれど。。。
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「Google 独自のOS Google Chrome OS を発表」
Linuxのディストリビューションが増えただけ、という意見から、使うのはカーネルだけで、Mac同様に独自の環境を作るという意見までいろいろ。
ネットブックで毎日ネットを見て、仕事ではWinでofficeを使い倒している者から見ると、ネットブックをターゲットにした軽くて速いブラウザOSは「あり」。ネットブック上でoffice系のものを動かす必要を感じたことは、これまでほとんどない。(そんなときは机に戻る)
話はずれるようだがイランの暴動はどうも報道されない部分に巧妙な仕掛けがあったようだ。西側の仕掛けではなく、体制側のIT制御だ。TwitterやYouTubeのような子供だましで見えなくなるが、巧妙に体制側もITを駆使していたようだ。中国も同じだ。ITは途上国においても自由のツールではなくなりつつある。悲しい。
といっても、普通にリテラシが上がればよさそうな気もする。日本にだって、一時、ネット完結のアンケートとか熱いコメントなどを無邪気に信じて自爆した政治家さんとかがいた。
「テレビに視聴率のサンプルが 600世帯に対し、 Twitter のタイムラインがもたらす重要性」
タイムラインで何が流行ってるか、みんなが興味があるか、何を見ているか?というのがますます重要なのかなと思いました。この「みんな」というところが、日頃から耳を傾けていて後ろの人物像が凡そわかっている「みんな」であれば、信頼していいのだろう。
そういう「みんな」の数は、たぶん100のオーダーの下のほう。1000もの数になると難しそう。twitterには、手軽さと引き換えに、そういう落とし穴がある。
さらに、信頼できると思っている相手であっても、危ないときがある。「千の丘ラジオ」を思い出してみたり。
考え出すと、いつの間にか人間不信(笑)。
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「チベットだけじゃない中国の誤算」
中国政府の投資による発展がウイグル人の新たな権利意識を生んだこの小見出しが全てを語っているような。
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「“大機小機”から」
ブログジャーナリズムの芽生え。
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「やばい、超便利!な賃貸物件一括検索サービスが本格提供開始」
不動産屋は、「釣り」物件の情報を流して、店に来させてから、あれはもう契約されたと言って、別の、売りたい物件を紹介するということを普通にやっていたと思ったけど、今度のは情報をきちんと洗っているのかな。
そういえば、今住んでるところも、そろそろ長いなあ・・・
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