雑記090701
この2週間で、政府の土地改革計画に抗議していた先住民が計画を撤回させることに成功した。計画では、先住民の土地に外国のエネルギー会社が投資したり調査できることになっていた。ふーん。ということでメモ。資源国の印象があったけど、仲良くしておかなくていいのかな。フジモリ氏の件以降はどうなっているのだろ。先住民の抗議デモは6月上旬、警官隊との衝突に発展し、警官23人を含む50人以上が死亡した。政府は先住民の要求に屈し、首相が騒動をめぐって辞意を表明した。抗議運動の指導者は暴動をあおった罪で訴追された後、ニカラグアに亡命した。
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「Google,ニュースパブリシャーに動画共有を呼び掛け」
経営的に日増しに厳しくなっていく新聞社サイトが消滅したり弱体化していくと,アグリゲーターとしてのGoogle NewsやYouTubeのビジネスも行き詰りかねない。言わずもがなだけど、この場合必要なのは、教育ではなくて、相当数のプロのジャーナリストが食べていけるビジネスモデル。そこで,Googleはジャーアナリストの支援や教育に乗り出している。昨年秋には,Pulitzer Centerと一緒にProject:Report(YouTubeのチャンネル)を設立した。
さらにこのほど,The YouTube Reporters' Centerを立ち上げ,調査ジャーナリズムや市民ジャーナリズムなどのためのチュートリアルビデオ・シリーズを提供し始めている。米国のトップジャーナリストが講師として登場している。たとえば,
破壊の後の創造。
Googleにそれができるのだろうか。
有体物と電磁的記録は同じには扱えないのだけど、電磁的記録のことがよくわからない国会議員にはそれがわかっていない。というお話し。
上の記事ではその点を論の柱にしていて、それはそれでいいのだけど、より大きな問題として、なし崩し的に拡大解釈がなされるおそれがある。その点にも抜かりなく言及がある。
「大人のポルノ画像を持っていることが理由で、別の児童ポルノ画像についての性的好奇心を満たす目的が認定される」とした理屈は、自分で書いていても、やや無理があるかなと思っていた。それなのに、先週の国会審議で、「その横っちょに大人のポルノもたくさん持ってるというような」という発言が飛び出してきて、驚いた。まさか本当にそんな考え方がなされるのだとは。あやういなあ。この法案は。
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「プロセス稼業(その1)。」
よい子のわしは、プロレスで熱くなったという経験はない。プロレスを生で見たこともない。ところが、先日、映画「レスラー」を観て、これはすごいものだなと思った。
特に、最後で途切れるように終わった、ジャンプするシーンには、「こうなるしかなかったんだ」という、主人公のやけっぱちな声にならない叫びが響いているように思えて、印象に残った。それはプロレスという劇場の終わりを告げているようだった。
それで、何が次に来たか。
必要なのは心情を仮託できる「物語」ではなく、たいくつな「現実」を変革するようなリアルで生な出来事なのだ。リアルで生な出来事。わしらはもう夢見ることを許されなくなった。
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「昔のルーカスvs.今のルーカス」
この2枚の比較には苦笑するほかない。
とはいえ、左のやりかたで映画「トランスフォーマー」はつくれないとは思う。
それで、映画「トランスフォーマー」を椅子に座って見ている大人のわしらと、玩具「トランスフォーマー」で飽きずに遊んでいる子供と、どちらがその世界に浸り切っているかと言えば、議論の余地はない。
CG映画は、いまさら玩具で遊ぶのは沽券にかかわる大人が、子供の頃のあの時間にしばし戻りたいという願望を満たすツールなのだ。
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「「ソマリア海賊狩りツアー」という嘘ニュース、あたかも事実のようにネットを伝わる」
とりあえず疑っておいて良かった。昨日話題にしなくて良かった。最近、一次ソースをあたることが少なくなったので、危ないと思ってはいるけれど。
慣れってこわい。
と書きながら、上の「あれは実は嘘だった」記事の信憑性は疑ってないのが、また危うい(笑)。
「ジョークだったらしいぜ」たくましきかな。ネちズン(爆)。
「でも暖まってるし、募集すれば応募者殺到じゃね?」
「おれ、起業するわ。」
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「ついに飛行機も立ち乗りの時代…中国の航空会社が新サービス」
電車やバスのように立ち乗りしている姿はちょっと想像がつきませんが、新幹線でも立ち乗りしているわけで、短時間フライトならばあり…なのかもしれません。えええ。飛行機なんですよ?
遊園地の、立ったまま乗る絶叫マシンを思い出しました。
中国四千年はもうなんだってあり。
そういえば多摩テックって今年限りでなくなるみたい。
Android端末は、少なくとも今のところは良くも悪くもGoogle Phoneだ。グーグル並みの有力SaaSベンダが、自社サービスをデフォルトにしてカスタマイズしたAndroid端末を市場に出すとは考えづらい。このため、Android端末はオープンプラットフォームと言いながら、事実上はGoogleプラットフォームにとどまっている。パソコンに比べて、Google依存が一層加速しそう。だけど確かに便利そうではある。
「インテント」という仕組みはpipe風でよさげ。
「コンテントプロバイダ」というのもあって、「ユーザーのデータをメタ情報で構造化した形で保持し、再利用をやりやすくするという発想」ということで、DB共有の仕組みのようだ。
ほかにも面白いことがたくさん書かれていて、この記事はGJ。
まとめて言えば、Androidはそのまんまモバイルパソコン。だから国境無関係のWebサービスが普通に使えたりする。もちろん、裏でユーザ情報を収集しているようなアプリも許容する。
ハード的には、バッテリの消耗が激しいけど、環境ブームが後押しする電池の性能向上でいずれ解消しそう。
歴史が短いからUIはいまひとつだけど、今後進化することは見えている。
iPhoneに囲われた世界がいいか、Androidの開放的な世界がいいか。ユーザには選択肢が増えた。
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