雑記090623
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「JALに貸す意味」
もっとでかいGMを周到に準備して破綻処理したアメリカと、何となくJALを生き長らえさせた日本。結局そうなったんだ。
”何となく”という言葉のがぴったり感が悲しい。
なんとなくこれからどうなるんだろ。
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「市民ジャーナリズムをフル活用したCNN,イラン騒乱報道で先行」
「ソーシャルメディアで最後まで生き残るのはTwitterか?」
Twitterは取り締まれにくいメディアのようである。それに,誰もがモバイル端末などから手軽に送受信できるメディアであることも,生き残る要因なのかもしれない。確かに手軽ではある。
それはそうと、こういうときに、”何となく”お茶を濁しておくわしらと、「一方を支持する」とはっきり宣言を出す米国とは吉凶いずれなのか。
30年にわたってイランを掌握してきた聖職者たちは、混乱に陥っている。諸々の不正から判断すると、6月12日に行われた大統領選挙で次点に終わったとされるミル・フセイン・ムサビ氏が、実際には勝利していた可能性が高いようだ。と英エコノミスト誌さんは言っているようです。この辺は煽りなのかな。
イスラムのお坊さんの間でも判断が分かれているみたいなんだけど。
聖職者たちは絶望的なジレンマに直面している。基本的な自由さえも窒息させていた体制に新しい空気を送り込み、デモ参加者に屈するなら、現政権は瓦解しかねない。一方で武力を行使するなら、イランを安っぽい独裁政権に変えてしまう危険がある。そういう葛藤が生じる程度には、イランはまともな国だとも言える。正当性と権力の独占を同時に求め続けてきた政権は、近い将来、どちらをより強く求めるのかを選ぶ必要に迫られる。
イランが内政干渉に対して敵意を抱くことは理解できる。それを考えると、ムサビ氏支持を打ち出すことは、逆にアフマディネジャド陣営への支持を高めるだけだろう。そして、誰がイランの政権を担うことになっても、欧米諸国はその指導者と、核計画について話し合う必要があるのだ。そこがわしらの最大の関心事。
たぶんこの話は、貧しい大衆の支持を背にするポピュリストと、自主独立商売繁盛を重んじるリパブリカンとの主導権争いという大きな絵柄の一断面なのか。最近、そういう絵柄があちこちで目に付くような気がする。
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「市場回復でも足踏み続けるパワーマネー 投機筋が恐れる「波乱シナリオ」の中身」
金融市場で先走りしている景気期待と、それを後から追いかける実体経済とのギャップが気になる。長期金利のゆくえ、ということらしいのだけど、とりあえずメモ。国債を消化しきれなくて金利が上がってくると、逃げろの合図、てことらしい。
逃げるほど持ってないけんども。
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「都心の一等地がゴーストタウンに?」
東京駅周辺の丸の内や大手町で再開発事業が急ピッチで進んでいるが、いったい誰が入居するのだろう?そういえば、エンパイアステートビルも、完成した頃には世間は大恐慌だったそうな。
きっと、そういうものなんだ。誰かが欲をかいて損して、でもインフラは残って世の中の役に立つ(笑)。
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「新興系の上場企業でまともな規模や経営状態の会社が少ない件について」
「これ、凄いんですよ」とデータだけ渡されて、その信憑性はまったく分からないが、そこにどこそこ大教授とか、某大企業OBが役員や監査役にとか、著名経営者が株主にとか、M資金みたいな話が一杯だ。健康ブームとやりくちは同じ(笑)。
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「広告効果が異様に低いメガサイトのネット広告枠の問題について」
名付けて「クリッコポインヨ」モデル。そのうちハーバードビジネスレヴューに載りそう。
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