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2009.05.02

北関東行記090502

4時に目覚める。
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鳥のさえずりで自然に起きるのだ。鳥が鳴くということは、空は既に明け始めているということでもある。のだが、実際に男体山の山腹からこの湖畔に日が射し始めるのは数時間後。毛布を借りているので、それを返さずには出発することができない。いろは坂下の市街から管理人さんたちが来るのを待つ。


待っている間、サイトの一角で珍しい型のテントを発見。CROSTERという会社の製品らしい。
他にもたくさんの種類のテントが展示してあって楽しい。以前は色とりどりのテントがあったのに、最近はどこを見回してもColeman一色で嫌になっていたので、特徴ある日本メーカーには頑張ってほしいです。
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ほかにも、秋篠宮様が詠まれた句碑などがあった。

「夏来たり 人々集ふ日光の 菖蒲が浜に響く歌声」
ハイシーズンになると、ここはすごく混んでイモ洗い状態なんだよね。
”人々集う”かあ・・さすが品良くまとめられましたね。


さて出発。
昨日の午後で既にMostValuableMissionを達成したような気がするので、今日以降は風の吹くままのんびり行くことにする。奥鬼怒スーパー林道を通って、川俣湖を抜けて川治温泉郷、そこから北上して奥会津を目指す計画。

林道の両側は葉を落とした広葉樹ばかりだが、寒々としているかというと全く違う。木々が一斉に芽吹いているので、淡いながらも赤や黄色の暖かい色合いなのだ。木々の枝が骨格として見えていて、それを覆うように暖色系の霞がかかっているようで、風情がある。

川俣湖のスーパー銭湯で、昨日の汗を落とす。奥日光の温泉宿は、原則としてvisitorは受け入れないところが多い。今朝立ち寄った龍頭の滝も、日帰り温泉の幟は立てているのに、シーズン中は泊り客だけという対応だった。幟は仕舞っておくのがいいと思うのだけど。

川治温泉に差し掛かる。道なりに走っていくと突然、ダム出現。上部が道路の一部になっている。管理支所にバイクを止めて見物していると、15分ほどの見学ツアーがあるというので参加。ヘルメットを被って地下60Mをエレベータで一気に降り、蛍光灯の弱い光が点々とするコンクリートの洞窟を進む。途中、岩盤の中からダム本体の中に移動するが、分厚いコンクリートの天井の形状が変化するだけで圧倒的な重量感は変わらない。洞窟の奥に歪み計が設置されていて、ダムの歪みを測定している。人工物とそれに加わる水岩の荷重との巨大な拮抗が、この歪計の垂直に垂れた糸の僅かな振れに現れるというわけだ。この洞窟はダムの中ほどを横に走っているのだが、そこから斜め一直線にダムの底まで下りていく階段の起点でもある。先の方は霞んで見えない地下への狭い階段はヨモツヒラサカもかくやと思わせる。
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洞窟をさらに進むと、突然明るい空の中に出る。ダムの中ほどに開いた穴からキャットワークへ出られるのだ。中ほどまで進んで解説を聞く。ここに立つとよくわかるのだが、このダムは垂直断面が放物線を描いていて、上部が覆いかぶさるようにせり出している。横からみるととてもユニーク。放流は、緊急時の最大4千m3/sから自家発電用の0.5m3/sまで、3種類の水門を使うとのこと。ちなみに、平常時の主放流ゲートは最大4百m3/sで、25Mプールを1秒で満杯にする流量だそうな。日常とは桁違いの世界、それがダムというもの。堪能しました。
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川治温泉卿を過ぎると道は北へ向かう。途中から七ヶ岳林道に入る。1回くらいはダートを走らないと(笑)。針生というところが目的地なのだが・・ここで思わぬ出来事に。道が雪で塞がっている。そこに車が一台、轍に嵌って動けなくなっている。とおりがかりのバイク乗り2人が手助けして、車を引っ張り出そうとしているがうまくいっていないらしい。かれこれ30分ほど作業しているというのだが。
道の先の様子を聞くと、バイクの方は積雪を越えて行ってみたところ、土砂崩れで完全に塞がっているので引き返して来たという。この道はいずれにしろ通れないらしい。
とりあえず車を引っ張りだす手伝いをすることに。駆動輪の下にいろいろ詰め込んで車輪の浮をなくす。私は、車腹の下で車を持ち上げてしまっている雪を崩して掻き出す役。20分ほどの作業のあと、全員で押しながらアクセルを踏んで脱出しようとするがうまくいかず。バイク2人は近くに応援を呼びにいく。また作業してトライするがだめ。そうこうしているうちに、軽四駆の応援が到着。近くで釣りをしていたというお父さんを引っ張ってきてくれた。スコップで車輪の下の雪を書き出してロープを掛けて四駆で引っ張ると、あっさり成功。お父さんいわく「車の力ならすーぐだよ」。助かりました。車といいスコップといい、文明の利器は、当たり前だが凄い。
それにしても、昨日のあれといい、今回は試練の多い旅なのか。(笑)


林道を引き返して、国道に戻り、別のキャンプ場へ向かう。山の中ではない整備された施設のようだがこの際致し方ない。と思って到着してみると、これが当たり。御蔵入の里というところだが、隣接して茅葺の移築民家が5棟もある立派な施設。管理棟は体育館と一体で清潔で快適。洗濯機を回しながら充電その他。

民家にはそれぞれの来歴などが付いている。
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1801年というと、200年前。おお。長期優良住宅。ハウスメーカーはこれを型式認定に出せばおk。文中、読みづらいところは「中付駑者(なかつけどじゃ)」。公的な宿駅制度に対して、民業が競合していたようだ。

茅葺の軒先収まり。
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足元。
地震時は柱の引き抜きが起きそうだが、土台も基礎に固定されているわけではないから、これでもいいのか。
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外に出ている半円部分は肥溜めだろうか。当時は人糞は最高の肥料だったと聞いたことがある。肥屋が回収して担ぎ棒で担いで農家に売り回っていた・・のだったか。

側面。
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割った薪の断面が、建物の立面と一体になって、良いデザインになっている。


そのほか、管理棟の窓に雀がぶつかって気絶したりなどあった。施設の人の話しだと、野鳥がぶつかることは時々あるけれど雀は初めてだそうな。

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