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2009.05.01

北関東行記090501

宿の人に見送られて5時半出発。出発時間をあらかじめ言っておくと、文句のひとつも言わずに起きていて玄関を開けてくれる。たいへんな商売だな。

今日は少し道を戻って日光へ。日光街道の杉並木は基本的に歩道だけ。車道は並木の外側を平行して走っている。木立の中へ入ってみると、朝早いこともあって柔らかく静かな空間だった。樹木を良く見ると、それぞれに管理番号らしきものを書いた小さな金属板が付けられている。そして、ほとんどの木に、オーナー名が掲げられている。
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個人名もあれば、夫婦の併記もある。○○町一同なんてのもあれば、企業名もある。野村ホールディングスさんって名前は聞いたことあるような。
熊本城が確か小口の寄付でオーナーになってもらう制度をやっていたと思うけど、ここも似たような仕組みなのだろうか。

杉並木が終わると東照宮だけど、今回は通り過ぎてそのままいろは坂を登る。こんなに楽だったかなと思うくらいあっさり上り切ったのは、上り下りそれぞれ一方通行二車線になったうえ、上りルートにはトンネルが出来たからか。第一いろは坂しかなかった昔は、観光バスがターンのところを、対向車に待ってもらって反対側のガードレールすれすれに転回したりして、たいへんな道だという印象だったけど。


それで、上りきると中禅寺湖。まだ朝の7時半。何も開いていない。とりあえず時間つぶしに華厳の滝を見る。観瀑台に高性能なカメラを三脚に固定した男女二人組みが居た。なんでも、虹が良い位置に来るのを待っているとか。瀑布を背景に虹の手前をイワツバメが横切る瞬間を撮りたいのだという。言われてみると、滝の両側の岩棚に巣でもあるらしく、たくさんの鳥が飛回っている。それにしても際どい瞬間を狙うものだ。ここ10日間ほどの7時から10時くらいが目当てで、それ以外では太陽の位置の関係で、思い描く位置に虹が出ないのだと。そのうえ更に飛び回っているイワツバメ。どれだけ薄い目かわかろうというもの。いままで展覧会などで何気なく綺麗だなあとだけ思っていたけれど、今後はもう少し撮影の苦労に思いを致してみますです。

今日は湖畔のキャンプ場に泊まるつもりなので、少し早いが行ってみる。案の定まだ閉まっているが、待つこと30分ほどで管理チームが車でやってきた。聞いてみると今日が今シーズンのオープン初日だとのこと。自販機の“使用不可”の張り紙をはがしたりし始めた。際どいタイミングだった。

水際に設営完了して、滝の方へ引き返してみる。自然博物館という新しい施設が出来ていたので入る。展示を見ていると、制服姿の中学生の一団100名ほどがどやどやと入ってきて、一緒に展示を見たり映画を見たりする羽目に。さして大きくない施設なので、別の展示に逃れるというわけにもいかないのだ。そういえば、さきほどキャンプ場でも、今日は学生の団体が入ると言っていた。

そうこうしているうちに昼に。適当にゆばそばなど食う。食堂のおばちゃんと話していると、男体山の上り初めは5日らしい。ちと早かったか。

午後は・・あまり詳しくは書けない。ただ、あるところへ逝って還って来た。途中三つの試練があった。

第一の試練。急斜面。
なんですかこの傾き具合は。
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第二の試練、ガレ場。
立ちはだかる。という言葉が思い浮かぶ。
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第三の試練、雪
それならそうと初めに言ってよ。
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白根山が美しい。
と気を逸らしても現実は消えない。
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帰れるのか本当に?
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そして謎の神像。
・・・無言・・・。

普通ここで「よくぞここまで辿り着いたな」とかなんとかの声とか
HealingPortionをくれたりとかイベントはないの?
ゲームデザイン間違えてない?
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最後に、なんとかは高いところを好む。
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中禅寺湖
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ここには地上部だけで刃渡り3mはあろうかという抜き身の刃が岩に刺さっていた。アーサー王よろしく引き抜こうとしたら、けっこう緩んでいて、本当に抜けたらおおごとなので止めておいた。世界征服計画をパワーポイントで作ったら抜きに来るからそれまで待っているよろし。


途中、ひとつ珍しい経験をした。雪の斜面をせっせと登っていると、ぽょょ~ん。。ぴょょ~ん。。と不思議な音が響いてくる。音源の方向がわからない不思議な音で、よくよく探して見ると、岩の一箇所から落ちる水滴が雪面に深く小さな穴を穿ったところに、新たな一滴が落ちるとき、この音が響いてくるようだ。コミカルな水琴窟とでもいうような不思議な音に、しばらく疲れを忘れる。1分ほどで音は急に響きを失い、普通のぽちょんという水音に変わった。雪の下の見えないところで、共鳴の微妙な仕組みが解けて壊れたのだろうか。

さて、降りがまたきつかった。登りよりきつい降りというのは、これが初めてだ。膝がくがくになりながらの登り3時間、降り2時間。丁度夕方5時に帰り着いた。

湖畔の夜は寒いので、毛布を借りてシュラフを上下から挟む。おかげで暖かく眠れた。

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