ラ・マシン
昨夜は広い海面でもっさり動くだけだったカラクリ。今日は赤煉瓦近辺の陸上で間近で見たけど、なかなかの迫力だった。
思うにこれは、祭りの神輿と同じだ。このオブジェそのものは、可動部が多いので面白いとはいえ、しばらく見ていれば分かってしまうのだが、それを中心に人だかりができて、それが動くのにしたがって群衆がぞろぞろついていく、というところに、これの本当の面白さがある。
クモ型の本体の後ろを、楽団が付いていくのも、なにやら町内会の山車を思わせる。といっても、そこはおフランス発。生演奏のうえ、クモと同じ高さに掲げた高所作業車に乗っての熱演。チェロとかハープとかまで空中で演奏しているのには、ただただ唖然。そういう感覚は無かった。見ていると、クモの後を音符が踊りながらついていくような錯覚を覚える。
クモの方は、よく見ると細部も凝っている。目や牙も個別に動いて表情を出しているし、要所で口から鋭く霧を吐いたり、かっちょいいお姉さんが、ひらりとクモの足に乗って高々と持ち上げられたり、パフォーマンスも充実。警備のスタッフから道路に出ないように注意されても無視している人たちに向かって、クモの顔を鋭く動かしてきっと睨んでから、びゅっと霧を吹きかけて、不届き者どもを退散させたり、アドリブもさすがラテン系。
いやー、いいもの見せてもらいました。
次は、ナント市の象徴といわれる象の方なんか来てくれたら、それも凄いだろうな。
うっかり携帯を家に忘れてきて、急遽インスタントカメラを買って写真を撮った。携帯のおまけのカメラよりかなり鮮明なのは、レンズの違い。
ゆったり行進。
おー暴れとる。
脚につかまって、空中高く。
楽団を引き連れて。
バンドも。
チェロ弾きも。
木々の間をすれすれに抜けていく。
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