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2009.02.27

東京中央郵便局建替えに異議が出ているらしい件

鳩山総務大臣という人が、今度は丸の内の東京中央郵便局の局舎建替えに難癖を付けようとしているらしい、という日経の記事を読んだ。

建物の保存については、経済効率VS文化保護という視点が持ち出されることが多いけれど、丸の内周辺については、その対立軸はあてはまらないかもしれない。なぜなら、建て替えで生み出される新しい「文化」が期待できるからだ。

確かに、建替えた後のものが、以前よりも低い文化度を示してしまうことはあり、そうしたケースでは保存の主張に一定の重みがあろう。しかし、丸の内のような特別な地区においては、その憂いはほとんどない。つくる側も最高のものを投入することが高い確率で期待できるからだ。

例えば、先行して建て替わった丸ビルなどは、今後百年を経て、文化財として認められるかもしれない。なぜなら、それが創られた時代の先端をいく、技術力、デザイン力、加えて資本力を体現する、一種のモニュメントだからだ。しかも、低層部分では、それまでの文化の残影をきちんと残し、文化とは引き継がれながらも変化していくものであることを表す配慮も為されている。

建築オタクや建築史家からは、もちろんニセモノ論をはじめとする異論は出るだろうけれど、ある極めて狭い範囲の一時期だけを取り出して「文化」と呼び、それ以外の文化を否定するのは、やはり間違いであろうと思う。


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