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2009.01.11

「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」

アメコミ原作の映画化が大流行りだが、全部はとても見られない。このヘルボーイはパスしようと思っていたところが、監督脚本が「パンズラビリンス」のギレルモ・デル・トロと聞いてはずせなくなった。観てみれば全てがダークファンタジーとして平均以上の出来で、それでいて陰惨さは少ない軽めのテイストにまとめられており、構えずに鑑賞できる作品に仕上がっている。以下ネタバレ。

主人公の底なしのパワーとタフネスが売りなのは当然として、他のキャラクタの中でとりわけよかったのが、死神。出演シーンは少ないのだが、全体が軽めに作られている中で、死神のパートだけは、ぞっとするほどの出来。キャラクタの造形がよいだけでなく、カメラワークというか、見せ方がとてもいい。名乗るときの押し出し感とか、瀕死のレッドを抱き抱えたリズに決断を迫るときの出し抜けの迫力とか、話し終わったあとの、危険極まりないものが遠ざかっていく感じとか、これは全てカメラワークの効果だろう。

ストーリーには実に多くの定型の要素がはめ込まれていて、これも楽しい。中でも、一体でも強力無比のゴールデンアーミーが七十の七十倍もの数で押し詰めてくる絶体絶命のピンチの切り抜け方がよい。儀式めいた言葉というのは形式だけと思われがちだが、本来生きた意味が込められているものなのだ。まさにファンタジーの王道。

役者さんの中では、エルフの王子の身のこなしが凄い。一番きつそうなところは軽業師がスタントをしているそうだけど、顔が映っている場面でも相当切れる動きをしていた。

その他にも、エンタテイメント要素満載の、お得な一本でした。

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