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2008.12.07

「デス・レース」

ジェイソン・ステイサムの持ち味を存分に発揮させる設定がまたひとつ誕生。12Rなのでご注意を。内容からは、バイオレンス系のテレビゲームの実写化かとも思えるけれど、オリジナルのようだ。アンダーグラウンドな世界のサバイバルを描く他の同種の映画とやや異なる点は、これが全世界にTV中継されるビジネスだという設定。そうなった前提は、金融危機真っ盛りのいまとなっては悪い冗談でしかない。ほんと、2012年に世界はどうなってしまっているのでしょうか。以下ネタバレ。

いかにも安っぽい設定とストーリーなのに、この重量感、本格感はいったいなんだろう、と思ったら、監督は「バイオ・ハザード」の脚本監督ポール・アンダーソンという人だった。なるほど納得。
こういうセンスは、やはりTVゲームを見て育った世代のものかもしれないと思う。変に芝居じみたところや言い訳がましいところがなく、ストレートに来る感じ。

ジェイソン・ステイサムがまた、そういう設定にぴったりはまる。寡黙で冷静で戦略があって機転が利いて手際が良くて隠密行動ができて行動が早い。かっこよさ折り紙つきの漢。しびれますな。

モンスターマシンと火砲の咆哮と爆音を楽しむには、最高の監督と俳優コンビかもしれない。

そうそう、イアン・マクシェーン演じるレーシングチーム監督通称「コーチ」が、時々、コミック風のナレーションをアップで入れていて、ステイサムの真面目ぶりを適度に中和しつつ、B級のよい味をきちんと加えていたのもよかった。

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