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2008.10.04

ネットから見た投資銀行と金融業

時代に取り残される金融サービス

正直なところ、銀行が行う業務の大半は銀行抜きで行えるように再構築することが可能だと確信している。
考えてみると、確かにそうかもしれない。ネットは情報の流通をオープンにする性質がある。一方、投資銀行というものは、情報を仲間うちで秘匿することで巨額の利益をあげる。もし、これをオープンにできれば、巨額の利益は薄く広く、多数の市場参加者を潤すだろう。金融が社会の役に立つとしたら、そうしたありかたが望ましいのではないか。
助言をしてくれる連中が一方ではあなたの取引から利益を得る-という歪んだ利害関係も排除できるのではないだろうか。
ここは文意をとりにくいが、明確に言えば、「あなたが損をする(ことを知っている)取引から、(その情報を隠したまま取引を成立させ)利益を得る」ということになるだろうか。
銀行に勤務している友人たちには先に謝っておきたい。銀行がなくなるとは思わないけれど、競争から身を守るために伝統的な概念や政府による規制に頼るのではなく、技術の変化に積極的に適応し、自らの存在意義、また人々がどのように銀行を必要としているのかをもう一度自問自答すべきだと僕は思う。
これは久しぶりに見た上質なエントリ。
多くのインテリさんたちが、現状の金融システムの存続を当然とする暗黙の了解の元で発言しているのに対して、これは視点が一段高いところにある。

もちろん、信用創造そのほかの諸機能を考えると簡単ではないのだろうけれど、少なくとも、現行システム(とそれを人質に取っている業界)を救済するために税金を投入する動きに対して、一般社会がなぜ拒否感を持つのか、その原因を、深呼吸してからよく考えてみれば、冷笑して済ませられる意見でもなさそうに思う。

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