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2008.08.23

「セックス アンド ザ シティ」

TVドラマの方は見ていないので、映画に限って言えば、働く女達が主役の元気が出るお話し。女の本音の感覚が出ていて、男にとっては仰天もの。そこはいくらなんでも厳しすぎというか、はっきり言って君も相当悪いんじゃないのと、男としては思わず意義申し立てしたくなるが、そこは黙って聞いて・・いや、鑑賞してやるのが男の度量というものか(笑)。以下ネタバレ。

不惑とか知天命にもなって、あのパワーというのは何だろうと思う。その不惑の割りに、恋愛初心者みたいな間違いに気付かないのは、まあお話しだからか。
4人の女友達のうち、今回の主役といえるジェシカ・パーカーは、おそらく非常な努力を積んできて、今の仕事や地位を保っている(という設定)なのだろう。けれども、思うに、努力したことと、苦労したこととは別物だ。努力が常に結果で報われているうちは、実は苦労はあまりしていない。努力に見合わない残念な結果が積み重なることを、苦労と言う。

そして、多くの場合、苦労を積まないことには人の考え方に広がりは出にくい。上手くいっているうちは考え直す必要がないのだから、当然だ。

ジェシカは四十而不惑にもなって、それを身をもって知ることになる。よかったよかった。そのまま年寄りになってしまったら、取り返しの付かない嫌な奴になるところだったよ(笑)。5ヶ月考えて、雑誌を触媒にはしたものの、自分を客観化することができた。偉い。

というわけで、出だしは彼女を中心に4人の女の傍若無人にいささか辟易させられ、中盤はその反動で凍りついた女の恐ろしさに震え、終盤はやっぱりそうなるよねと怒涛の安堵に浸る、うまい話しの運びになっている。

どのパートにも、そうはいってもブランド大好き散財大好きおしゃべり大好きな女達の屈託のなさがちりばめられて、よい感じのエンタテインメントに仕上がった。むしろ、そちらの方がこの映画の真価かもしれない。
男の観客は少なかったけど、観方を工夫すれば楽しめる映画になりそう。
私は結構楽しめました。

そうそう、日本語公式サイトの「特番映像」などもよかった。

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