「崖の上のポニョ」追記
前回は、絵の凄さについて感想を書いたので、今度は手短に、作り手が仕込んだ赤裸々な想いを勝手に想像して迫ってみたい。聞くところによると、この映画は様々に解釈可能らしいので(笑)。
この映画を簡潔に一言で言ってしまおう。それは、
「早く孫の顔が見たいよー」という叫びなのである。それしかない。
思い出してみれば、主題歌の歌詞はこうだ「ぽーにょぽにょぽにょ魚の子、まん丸おなかの女の子」。監督、それはお目出度のことでしょ。歌詞はちょと違うかな。まあ細かいことは気にしない。
「魚のポニョも半漁人のポニョも人間のポニョも好き」ってそれは、嫁は日本人でなくても全然OKてことでしょ。
唐突に潜り抜けることになった暗いトンネルは、どう見ても産道でしょ。
「辛いでしょうに」はもちろん、新婦を送り出す親の心境でしょ。
符合している。見事なほどに符号している。
気付いてみれば、海のイメージは「豊穣」なのだった。つまりこの映画は最初から最後まで「産めよ増やせよ地に満てよ(細かいことはいいから)」という語りかけで貫かれていたわけだ。
いやー、つくづくよい映画だな(笑)。
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