« ひとごみの危険 | Main | 「JUNO」 »

2008.06.14

「インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国」

インディ・ジョーンズのプロットを借りた、シャイア・ラブーフ君とケイト・ブランシェット、二人のためのアイドル映画。そういう印象だった。ラブーフ君はまだアイドルとして通じるけど、ケイト様のようなおば・・いや、オバQ・・あいやいや、トウのたった大人の女優さんに、ぱっつん黒髪のアイドルを、しかも冒険活劇という設定でやらせるとなった時点で、この映画の命運は定まった。残念(笑)。

ケイト様ファンの私としては、密かに、主役をも喰うほどの静かで激烈な悪役ぶりと、ふさわしい衝撃の最期を見たかった。というか、こんどこそインディアナ・ジョーンズにとどめを刺して、次からは「炎と氷の女王」シリーズを始めて欲しかったのだけど、ちょっと違うものになってしまいました(笑)。

オフィシャルページに置いてあったインタビューの中で、スピルバーグが、「いつもは自分のために撮るのだが、今度だけはファンの皆さんのために撮った」などと抜かしているけど、失敗の原因はおそらくそれだ。スピルバーグといえども、客に媚を売ってはいい作品はつくれない。

でもまあ、シリーズものの4ともなると大抵こんなものだと、諦念を持って見るのが礼儀というものか。以下ネタバレ。


それにしても、時代は変わったなと思う。出だしのシーンは最初、クラシックカーレースかと思っていた。しばらく見ていて、これはその時代という設定だったと思い出した。ほかにも、旧ソ連とかKGBとか赤狩りとか原爆実験とか、もーレトロ。違和感たっぷり。
オーパーツものという設定も、既に懐かしい部類かも。今日ただいまの人類の関心事は、環境と情報社会とグローバリズムであって、宇宙や古代や共産主義ではなくなった。ちと寂しいけど。
ハリソン・フォードも衰えが隠せない。コンテナの山の間を飛び回るシーンでは、「よっこらしょっ」と言っているのが聞こえそうだ。

なんだかんだで、前宣伝の割に、出来は2級品に限りなく近いけれど、一点だけ、引退したショーン・コネリー(インディ・ジョーンズの父役で「3」に出演)をちらりと登場させたその手法は、業界ネタとはいえなかなか憎い演出だった。


|

« ひとごみの危険 | Main | 「JUNO」 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 「インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国」:

« ひとごみの危険 | Main | 「JUNO」 »