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May 2008

2008.05.31

「フールズ・ゴールド」

一流だけど超有名というわけではない俳優さんたちで、カリブの財宝を探すお話し、ということで、息抜きに丁度よいと思って観てみたら、これが案外出来のいい映画。ロマンティック・アドベンチャー・コメディというややこしい性格だけど、まさにそのとおりのお得感あふれる一本。最初は冴えなく見えた主人公二人が、映画が終わる頃には、すっかり息の合ったおもろい夫婦に見えてくるのもよい。以下ネタバレ。

カリブ海で宝探しというと、金持ちになるぞオーラが強くて他の要素は霞みがち。さもなければ「イントゥー・ザ・ブルー」のような、海の美しさとヒロインのビキニ姿をひたすら見るか。

この映画は、そうした同じカテゴリの他作品と違って、宝探しのそもそもの動機が、歴史に対するロマンチックな想いからきている。それが濁りのない感じに繋がって、コメディやロマンスとの相性を良くしている。

脇役の人間関係も複雑。一緒に宝探しをする大富豪父娘の反目と親子愛とか、宝探しの師匠と弟子の間の確執と思いやりとか、よくまああれこれ詰め込んだと思うくらい。これだけ入れてしまうとどこか破綻しそうなものだけど、この作品では不思議とお話しの筋にうまく嵌まっている。出過ぎず、かといって取って付けた感じでもなく、ちょうどいい塩梅になっている。この監督さんはこういうことが得意らしい。

財宝探しよりも、むしろその人間関係を見ている方が楽しめる、満足感の高い一本でした。

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雑記080531


スチームパンクな巨大望遠鏡「Telectroscope」でニューヨークからロンドンをのぞいちゃおう

PodCastでCNNか何かを見ていたら、これのニュース映像があって、向こう側の人と楽しそうに手を振りあったりしていた。街角に固定された大きな鏡に、別世界の通りすがりの人や光景が見えるというのは、テレビ電話とは違って Sense of Wonder を感じさせる。


特定電子メール法改正でスパムはどうなる

国内主要ISPがOP25B実施してからは国内発信は減少しているが迷惑メールの総数が減らないと言う事は国内に代理店がある海外のホスティング業者に送信元が移転しただけなので、国内法を整備しても意味がない。
だそうです。
だいたい送信者の表示義務のところで氏名、法人名、メールアドレス、HPアドレスだけしか指定していないのは欠陥ですよ。
なんで住所、電話番号を明記させないのか。
リアル住所を明記させる、たったそれだけのことでも詐欺が目的なら道具立ての手間とリスクが増えるし、アダルトや押し売り業者相手でも民事訴訟が格段に起こしやすくなるといった消費者側のメリットがあるのに。
立法者の認識は実情から数年遅れていますね。
あはあは。
消費者側としてはもちろんそう思うのだけど。

普通にDMを送りたいと思っている企業は、たぶん困惑すると思う。
なにより、プロバイダ自身からして、サポートの電話番号もメールアドレスも載せずに、Webメールだけを窓口にしている現状があるわけだし。

それは別問題か(笑)。



「「窓が開いてますね」問題」

空気読むがキモイのは、そういう権力ゲームにおまえ入れよが最初に設定されているから。
禿同。


夢のあるITには若手が殺到している 刹那的な業態が見切られただけ

どうして既存の産業構造を維持したままPRさえすれば若者がやってくるとでも考えているのか、理解に苦しむ。学生はIT業界を知らないのではなく、知っているからこそ真剣に選んでいる。役所がやるべきは資格認定制度やモデル約款で技術者や業界に対して箸の上げ下ろしを指図することではなく、非効率な業界構造が温存され、そこに若者が寄り付かず、付加価値が低いまま放置されていることに対して、かかる業界構造を温存する諸制度を、省の枠を超えて見直すことではないか。
これはどの業界にも当てはまる質の高い文。

このエントリからは、善良な期待が感じられて、読んでいて気持ちがいい。
私としては、内容に同意もしないがくさしもしない。そのイメージのようになると本当によいのだけど、とだけ思う。

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2008.05.29

雑記080529


「IT技術者はやりがいがある仕事か」---学生とIT産業のトップが公開対談

「天才プログラマのように技術を極めるのであればそれを生かす道に行くべきであって,企業に入って大型システムを開発するのはもったいないか向いてない」(西垣氏)。

 有賀氏は「実力がついてきて,自分が外に高く売れると思ったら売ればよい。うちの社員には一生この会社にいなくてもいいと言っている」と語った。

ITゼネコンの肩を持つ気はないのだけど、この発言はそのとおりだと思う。

情報産業の中には、社会インフラ構築維持から広告営業まで、金融の基幹システムから携帯の絵文字まで、ありとあらゆる仕事があるのだから、「IT産業」の一言で十把一絡げに論じることは難しい。

NECのしゃっちょさんは、堂々と反論すべき。
できないなら・・急いで誤りを正すべき。


てことで、とりあえず「じゅっぱひとからげ」を変換できないIMEだけは、今日にでも何とかして欲しい、というのが、IT産業に対する私の切実なリクエストですの。



東京電力が東伊豆に初の大規模風力発電所、2011年10月から運転開始

それは見にいくのが今から楽しみだ。

一方、近隣町村では町長を中心に「風の谷」の町おこし計画が秘密裏に始動!

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2008.05.28

雑記080527

なーんか予想通りの展開で嫌になる。リアルの方は。
そういう時こそ、面白記事のクリップですよ。


手提げ袋

この縄跳びの絵柄の袋、素晴らしい。
手に持ったときを考えたものはいろいろあったけど、持っていないときまで考えたものは初めて見た。


spaghetti alla chitarra

おー。こういう道具を見ると単純に嬉しい。


「バイクに乗るなと言うことか!」 バイク利用者、怒り。駐車場少ないのに取り締まり激烈…東京では5台に1台が摘発される計算

やはりそうだたのか。

駐車禁止違反の取り締まりを民間に委託するようになってすぐの頃、都内のビジネス街にやぼ用があって、バイクで行った。日曜のオフィスビル街で人もまばらな幅6Mくらいの歩道の隅に駐めておいて、30分ほどして戻ったら、もうステッカーを貼られていた。誰の邪魔になるわけでもないのに。

なんというか、ヒステリーというか、ちゃちな正義が暴走している、とでも言ったらいいのか。

「暴走族」とはいまや、バイクに乗る側ではなくて、乗らない側の人達のことなのだ。
いやんな世の中になったものよ。

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2008.05.27

雑記080526

トリアージ?
そこで、日本電産の社長さんの出番ですよ。原則として従業員の解雇はせずに企業を立て直すという。



経産省は非関税障壁B-CASを撤廃せよ

ふと思うのだけど、この種の問題は、まさに「消費者庁」が扱うべきもののように思う。新設検討中の消費者庁は、はたして本当に消費者の味方なのかどうか、この問題の扱いで判断できそうな。


教室のどこに座るかであなたがどのような人なのかがわかる図

高校の物理の授業で、最前列真ん中の席で居眠りしておったことがあるわし。先生すまん! だって直前の授業が体育で陸上ばりばりだったんだよう。

物理の授業自体は、先生がうまかったお陰で、たいへん面白くて好きでした。


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2008.05.26

雑記080525

いつも世の中から3歩ずれているわしだ。
今日はクリスピーていうドウナツ屋でドウナツを買った。
新宿の行列で仰天して、有楽町の行列に絶望したこともあったが、昨今は許せる程度に待ち行列も短くなった。
待っていると、ベイシックなドウナツを配ってくれる。太っ腹ぢゃないか。
ガラス窓の向こうではドウナツたちが整列して油の表面に浮きながらいい具合に揚がっていくのが見える。面白いけどすまん、ソイレントグリーン(映画)のラストシーンを思い出しちまった。場違いにも程があるな。

ドーナツはふかふかさっくりでたいへん美味しゅうございました。砂糖の衣がべたつかないのもいい。

日本のドーナッツチェーンのは、比較すると、腹にたまるというか重いんだな、ということがわかった。


サーティーワンアイス、「宣伝コピーが酷似」としてコールド・ストーンを提訴

どうでもいいけど、コールド・ストーン高すぎる。ドーナツの安さを見て欲しい。わしのようなむさい男のときに限ってなぜか合唱始めてくれるし。歌にあわせて踊りだすとでも思ってるのかなあ。

・・おお! それやれたら、わしも新しい一歩を踏み出せるかも(笑)。



VISTAだめだわ

くだらない愚痴記事ですいませんでした、読者の皆様。
とんでもない。参考になりました。ありがとう。

やっぱり当分はXPダウングレード権付きにしとこうかな。


HP2133

はう。
こうして、Win版がいざ出てみると、やっぱり欲しい。
いまのノートを買ったのが丁度1年前なんだなあ。まだ早いかなあ。

XPモデルが亡くなりそうになったら駆け込みで買うか(笑)。


ITゼネコンはなぜ生まれたか

ITゼネコン構造の根本原因は、発注するクライアントが無知で、業者のほうが専門知識のレベルが高いため、業者にぼったくられることにある。
どんな仕事でも、そういう構造はあると思うけど、ITは歴史が浅いせいか、特にひどい感じがする。

こういうとき役に立つ知恵といえば、「無知の知」だと思うのだけど、なかなか恬淡と「知らないんだけど」と言えない向きは多いかも。

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2008.05.24

居着きをなくす

井上雄彦さんと会う

人は単一のロールモデルが示す「すっきりした」プログラムに従って訓育されている限り、必ず技術的な限界にぶつかる。
必ずぶつかる。
それは「私」がプログラムの「意味」を理解したことによる限界である。
「このプログラムによって、私のこの資質、この潜在能力が開発され強化されるのだな」ということが「私にわかった」ときにプログラムの教育的効果は不意に限界に突き当たる。
どうしてかしらないけれど、そうなのだ。
たしかに引き続きそのプログラムで訓練しても、局所的な技術や部分的な能力は上がるだろう。
けれども、それは「檻の中でぶくぶく太ってゆく」ような膨満感しかもたらさない。
やっぱりときどき仕事を変えるのがいいかな。
プログラムそのものは異論の余地なく「正しい」のである。
だから、それとは違う「もっと正しいプログラム」に乗り移ることは解決にはならない(同じことを繰り返すだけである)。
そういうわけでもないらしい。
そうではなくて、この「正しいプログラム」に「正しいがゆえに居着いてしまった私」をそこから引き離すことが問題なのである。

どうするかというと・・

「どこに転んでも正解」という枠内で揺らいでいるのである。
このような揺らぎに身を委ねることで、私たちは「正しさへの居着き」から解き放たれる。
だそうです。


同じことの言い換えなら自分でよくやるけど、それを嫌がる人となんでもない人がいておもしろい。
言葉を使ったロジックを通して入力を出力に変換するのと、入力をためつすがめつして理解した上で少し離れた別の場所から出力を引っ張り出してくるのとの違い、とでも言うか。


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2008.05.22

パワーポイントのもうひとつの使い方

パワーポイントというと、1ページに多くても10行程度の話しの流れを書いて、それをどんどんめくっていく、中身の薄い紙芝居のような使い方が、たぶん一般的なのだろうと思う。時々付いている概念図という漫画に子供だましが多いのも、共通した特徴だ。

そんなパワーポイントの使い方では、確かに頭は使わなそうだから、数年前にペンタゴンだかUSARMYだかで使用禁止令が出たというニュースが出たときは、深く頷いたものだった。その時の禁止の理由は、凝ったデコレーションやレイアウトに時間がとられて、肝心の論理がおろそかになっているから、というものだったと思う。

数日前にニュースで流れた、TOYOTAのパワポ禁止令は、単にカラー印刷がコスト高だからと聞いたのだけど、普段、グレースケールでしか印刷しないボンビーな私には、あまりぴんとこなかった。大自動車メーカーの皆さんは、トナーがおそろしく高価なカラーコピーを湯水のように使っているのだろうか。道理で経済団体のトップが自動車出身から複写機出身に変わるわけだ。

てそれは違う。


閑話休題、へそ曲がりな私は、パワポをいわゆる普通のプレゼンツールとしては使わない。むしろ、レイアウターみたいな使い方をしている。この使い方でのパワポは実に有意義なツールなので、強くお勧めしたい。

どんな点が良いかというと、
・主要なファイルフォーマットが張り込めてサイズも自在に変えられる。
  (Office系のファイル、画像ファイルなど)
・自由な位置にレイアウトでき、微調整の機能も必要十分。
・使えるフォントと文字サイズが昔より増えた。行間の調節もできる。
  (最近は11ポイントもほぼ問題なく使えるのだ)
・オブジェクトのグルーピングが使いやすい。
・Visioみたいに単品で金を払わなくても、Officeに付いてくる(笑)

などなど。

実際に、文字が多めのチラシの類の作成などは、これだけで十分すぎる。
最近は、室内のレイアウトもこれでやってしまっている。(やりすぎ(笑))
業務フローとか書くのにも便利。
企画書書きのときは、EXCELの表とグラフを自由なレイアウトで張り込める。

大きい紙のあちこちに細かい字でTipsを書くのが好きな私には、この自由さがたまらなくいい。

もちろん、それぞれの専用ソフトの方が格段に楽なのは間違いないけど、日常的に使っているツールは手が勝手に動くので、汎用品の不利を補って余りある。


というわけで、勝手にレイアウトしてくれるようなお節介な機能は全て無視して、
 1.「コンテンツのレイアウト」は「白紙」を選ぶ
 2.「ページ設定」は幅420高さ297と入力
 3.「オートシェイプ」「基本図形」で「四角」をまず選ぶ
ところから、まずは始めて見ませんか?

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2008.05.19

雑記080519

昨日のNHK「沸騰都市」の1回目、ドバイを見た。

まさしく、リアル・セカンドライフ。儲け方まで一緒(笑)。

自然発生的な都市は、一次産品の集積地として興ったと思うのだけど、その言い回しを使うなら、あれは三次産品(金融、観光、セカンドハウス、近未来な風景、etc)の集積地、ということになるのだろうか。そうこじつけてみると、あながち不動産バブルと切って捨てることもできないような気がして・・・・こないな(笑)。
香港やシンガポールの歴史が手軽に読める本がないかな。


Googleロゴが「Walter Gropiust(ヴァルター・グロピウス)」に

なんてデコラティブで素敵なバウハウス(笑)。


Twitterにおけるあなたの存在価値--ユーザー動向から見えるもの

システムに最も多くの価値を提供している人は最も多くのフォロワーが付いているユーザーであるという事実を指摘した。
これは確かにそのとおり。そうして辿り着くのがここ。
「統計数値を気にしすぎるあまり、われわれは自分たちの行動パターンを変えてしまうのだ。活動への参加自体より数字の方が気になると、それによって自分の振る舞いに影響を受ける可能性がある」
なんのことはない、ひと世代前の掲示板と同じ課題にはまり込むわけだ。

これは、コミュニケーションを媒介するシステムの仕様の問題ではなくて、「人が見てる」→「ええ格好したい」という、システムとは無関係なところに原因があるから、Twitterかblogかといったレベルで解決するのは難しい。

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2008.05.18

雑記080518


日経本紙「今を読み解く:技術継承カギは個別性」

身体制御と問題解決の両方を、広く「技能」と捉え、前者から後者へ比重が移っているという指摘が鋭い。「知識社会」といわれると判った気になるが、具体的には、問題解決能力の向上ということかもしれない。
もちろん、問題解決の前に問題発見という別の課題はあるにしても。

形式知化を進めることが技術の流出につながるという指摘も、改めて噛み締める必要はある。
そのほかにもいい言葉が並ぶ。以下引用

よく言われる”技能はひたすらよく見て、盗むものだ”は間違いであり、良い職人は育て上手でなければならず、また、学ぶ側の真剣に学ぶ気持ちがあってこそ応えるのだ
ということで、「ビジネス技術 わざの伝承」は買いかな。


高市法律案骨子

プロバイダ責任制限法は、削除してもしなくても、グレーゾーンについては責任を問われないという構造になっていて、それなりに中立的だったのだが、高市私案は、グレーゾーンについて削除すれば免責、削除しなければ場合により刑事罰という規定である。
いやな感じの法案。


ダビング10と私的録音録画補償金に関するアンケート
アンケートやってるみたい。


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「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」

ソ連が侵攻したアフガニスタンに対して秘密裏に行われた武器供与の、舞台裏を描いた作品。冷戦時代のお話しは暗く重いのが多い印象だけど、トム・ハンクスとジュリア・ロバーツを配して、明るく楽しく柔らかいタッチで描いている。誰にでも安心してお勧めできる一本。以下ネタバレ。

明るくといっても、そこは曲がりなりにも下院議員と大富豪に途上国各国の要人が絡む映画だから、決してお馬鹿風ではない。会話のスピードも切り替えも速く、むしろ知的な感じが強い。この映画が暗く重いものにならない理由は、彼らの忙しさに多く由来するのだろう。活動的で多忙な空気は、基本的に明るく快活だ。

その日々の忙しさの中で、下院議員のドラッグスキャンダルなども交えて、楽しいどたばたを繰り広げながら、史上最大規模の額に達する秘密の武器供与作戦が進められる。良くも悪くも、一昔前のアメリカはこうだったのだろうか。

前半で、ウィルソン議員が少年時代の飼い犬のエピソードを美人秘書に話すくだりがある。どんなお話しかは見てのお楽しみだけど、これは効く。彼は「それ以来、アメリカという国が好きになった」というのだが、誰でもそう思わずにはおれない。抽象的な理念を一言も口にせずに、ごく短いエピソードで人の共感を勝ち取るスタイルは、ウィルソン氏の懐の深さを感じさせる。

その彼も、作戦成功後の仕上げのステップ、ソ連が撤退したあとの教育については、予算を確保することができなかった。米国のような政治大国であっても、必ずしも真理をよく弁えている政治家ばかりではない、ということの表れだろうか。

作中にところどころ、今日のあの地域の変化を先取りするような台詞がちりばめられている。宗教原理主義に対する警戒や、継続性のない施策の失敗を予見する言葉は、いまとなっては誰にでも理解できるけれど、先見性を表しているのか、後付なのかはわからない。
最後に、CIA出身の有能なスタッフが、「人間万事塞翁が馬」風の教訓を垂れていたのが印象的。

結局、この映画が何を言いたかったのかははっきりしないが、きっちり2時間、楽しませてくれる一本ではありました。

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2008.05.17

「ハンティング・パーティ」

これが、半分実話だということに驚く。欧米メディア産業の言うことを鵜呑みにすることの危なさを感じさせる映画。もちろん、その欧米の政府とメディア産業の嘘を暴くのもまた、欧米のジャ-ナリスト、ということで、なんとなくバランスはとれた。
私達普通の庶民が深入りするようなテーマではないけど、それを意識してか、やや軽めのテイストに仕上げている。そのあたりの匙加減に映画づくりのプロの手を感じる。以下、少しだけネタバレ。

といっても、映画そのものについてのネタバレはほとんどない、案外平坦な映画。舞台は比較的最近紛争があった危険な地域だし、はらはらする場面はいくつもあるけれど、どこか緩さと楽観が計算して埋め込まれているようで、安心して見ていられる。デフォルメの技法がよく効いて、コミカルな空気で和む。それになんといっても主役は、ロマンスの帝王リチャード・ギアだし。
映画としての結末も、ちょうどよい緩さのところに落ち着いた。こういう解決策には好感が持てる。

世の中が、米国と同盟者を中心とした世界から、もう少し多くの極を持つ世界に変わっていく中で、この映画が描いているような感覚は大切だ。日頃、自分の考えがどれほど欧米寄りの立場に立っているか、映画館の暗闇で気付いてみるのは悪くない。

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雑記080517

ヤンゴンていうところを、GoogleMapの航空写真で見てみたけど、サイクロンが来る前の写真みたい。頻繁に更新というわけではないのね。


米MindShareが宗教マーケティング

すでにPfizer、Tyson、Ford、Toyotaなどは宗教マーケティングキャンペーンを進めているという。
神の門に最も近いレクサス、誕生。
とか?(笑)

冷やかしはそれとして、わしら国内の人間にはとても考え付かないようなことが、このカテゴリにはごろごろしていそう。「お得」より「正しい」とか、神の御心に沿うものが評価されるのだろう。

高価格帯の商品とも相性がいいかも。
というのは壷の話しだった。


元記事を見ると、宗教全般ではなくて Evangelicals という人達に特化した話しらしい。他の宗派に比べて、信者を大きく増やしているそうな。どうも所得はそれほど高い層ではないみたい。

宗教とか政治とかには近寄らないのが、コモディティを売るときの原則だと思ったけど、やっぱり数は多いしよく組織されているしていうことなのかな。

それにしても

For many marketers, Sato says subtlety may be the right approach, because coming out with overt marketing campaigns aimed at Evangelicals can be a double edged sword that could also disenfranchise followers of other religions.
おっかなびっくりなのは、むしろ当然ということかな。

Evangelicals を日本語のWikipediaで見ていたら、頭が混乱してきた。


躍進する中国最大のビデオ共有サービス56.com--YouTubeと異なる強みと戦略


今中国では著作権の問題があって、DVDなどのコンテンツではお金を儲けられない中で、新しいチャンネルとしてネットとの協業モデルが確立できれば、こうしたビジネスに一気に流れてくる可能性があります。

-・-・-

56.comがコンテンツホルダーときちんとした関係を持てるのは、UGCがコアでここに力があるから、こういう余裕を持った新戦略ができるのです。

-・-・-

競合との差別化ではこうした技術力を有している点も大きいのです。競合他社はこの技術力が乏しいため、コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)なども外部に委託していますが、我々は中国で唯一自前のCDNを構築しています。

自前のUGC、技術力、各種追い風。てことで、なんとなく印象に残る会社。ちなみにまだ株式は公開していないそうです。

中で、お国柄みたいなところも。

もう1つ幸運だったのは、最大のライバルであったTudou.com(土豆網)が、つい最近政府のブラックリストに載ってしまいそれによって急速な広告主離れが起きて、広告主が我々のほうに流れてきています。
・・人のことは言えないかな。


北京五輪前後の中国経済と日本・宋文洲

一つだけ自信を持っていえることがあります。それは中国経済の崩壊はないということです。それは日本の経済に崩壊がないのと同じ理屈です。
「ハードランディング」程度はあるにしても、「崩壊」というような破壊的な結末ではないだろう、という話しにはなんとなく同意したくなる。
中国経済の今後は、目先の現象を見てもわかりません。100年単位で考察すれば結論は明らかです。中国は100年単位の復興が始まったのです。過去の100年単位の廃頽(はいたい)と同じように。
そういう感じは確かにあると思う。今より明るい未来を見ているから、今日の苦労や格差に耐えられる、みたいな。

翻って、明日に希望のないわしらは、ちょっとしたことにも耐えられなくなっているかも。


CNNのPodcastで、四川地震の様子を映していた。日本のTVで見たのと同じものだけど、CNNのはほとんど編集なしで、尺も長く、撮影者の外国人旅行者が、自分達のバイクが倒れないように必死に支えている様子なども写っていた。それだけで緊迫感などの印象はかなり違う。

時々こういうことがあって、日本のテレビ映像は相当手を加えられていることがわかる。


こんどの、週間こどもニュースのお母さん、若過ぐる。

・・・来週も見よう。

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2008.05.15

他国人お断りの件

例えば、阪神大震災みたいな大きな地震があって(そのうちあるだろう)、お隣の国から、災害救助訓練を受けた人が大勢やってきて、「手助けするアルヨ」とか「手伝うニダ」ということになったとき、日本の政府は受け入れるのかな。
ということが、ちょとだけ気になった。気持ちだけありがたく頂いておくのじゃないかと思う。

だから、ビルマで外国人お断りでも、それはそれで仕方がないかなと思わなくもない。

マスコミが賑やかに取り上げている様子を聞くと、入国制限よりもむしろ、政府が災害救助に本気をだしていないと思われることに対する憤りの方が大きいように思う。

その話しに突っ込んでいくなら、現政権の正当性を疑うところまで遡ることに、たぶんなるのではないか。実際に、公正に行われた選挙結果を、今日まで完全に無視し続けた挙句に、自国民の被災者もほったらかしなのだから。
けれども、そうなると話しはこじれる。当面、そちらには踏み込まない方がよさそう。


とりあえず、欧米の人が救助に行っても受け入れ難いだろうから、中国あたりから人民軍の救助専門部隊(あれば)を派遣する、くらいでどうなんだろ。陸続きの隣国でもあるし。物資は欧米から持ちこんでくれたのを、そのままありがたく使えばいい。
彼らなら、ビルマ内の情報統制にも一定の理解があるだろうから、親和性は高そうだし、うまくいくのではないかな。
四川省で手一杯だったら難しいけど。

素人なりに、そんなこと考えてみました。

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雑記080515

毎度ばかばかしい面白記事のクリップ。


こんなに素敵なもので、蠅がよけられるの?

どういう原理なんだろ。蝿がとまると、ぷにょっと水中に引きずり込まれるとか。
なわけはない。お手軽なホラー映画じゃあるまいし。


オラウータンはついに、槍を使うようになった

猿の惑星まであと2000年を切りましたよ。
カウントダウン開始。


1万円札そっくりのあぶらとり紙

じゅう万円ですよ。
コンビニでひょっと出してみたら、バイト君、間違えてお釣りくれないかな。


2008・春のトリンプユニークブラは「太陽発電ブラ」

視線を集めた分だけ、目ぢからで電気を起こすイノベーションこそ、本物の次世代。
アクセス集めて小銭に替えるとかはそのはしりなのかも。

そういえば「君の瞳はなんとかボルト」とかいう歌があったなあ。

君のリンクは百万ボルト♪
サイトに降りた最後の天使~♪

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2008.05.13

雑記080513

「何を考えるか」を考える。
ずいぶん以前に知った言葉だけど、近頃とみに実感が増している。
どうしたもんでしょうかね。


カナヅチしか持っていないと、何でも釘に見えてしまう

言い得て妙。

「カナヅチしか持っていないと、見るものすべてが釘に見えてしまい、何でも叩こうとする」という言い方をよくすることがありますが、このコンサルティング会社の提案などまさしくその典型例
うあああ。こういうの多いなあ。

判ってはいても、その方が楽なんだよなあ。
「何を考えるか」を考えなくて済むし。


利益の方程式

成長期には売上UPが利益UPに単純に結びつくので、
売上追求で良いのですが、時代が変わった今となっては、
やはり根本の「利益」にフォーカスせねば!
いけいけ時代に社会人経験を長く積んでいると、この切り替えは難しいかも。


自民幹事長 「お殿様は国民。国民が使うものに年貢が追いつかないなら、年貢を増やすのは当たり前」

激しいな自民党。善意に解釈すれば言いたいことが分からないわけではないけど。
いっぺん全てを捨ててみるのも勉強のうちか。

てヒトゴトなのか。


それはそれとして、こういうネタについての2ちゃんの反応は、暇にあかせて読んでみると面白い。

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2008.05.12

雑記080512


The Big Switch

ITがコモディタイズした時代には、ITを装備していることは大した優位にはならない
それで、次はどうしようかということで悩むわけです。
コモディティ化のペースも、他産業に比べて速いような気がするし。
でも馴染みが深いとなかなか割り切れないところもある。


「労働形態として最高の姿」と「食うための仕事」論=登山家・山野井氏で思うこと

やはり「無能な怠け者」を前提にいかに効率よく(楽に)動かす仕組みを考えるのがマネジメントではないかな。

適用範囲を限定すれば、確かに有用な方針ではあります。
現地徴用がうまかったユリウス・カエサルとか、最弱の兵で勝つことを考えていた曹操とか。

人間部品使い捨てモードに陥りがちな点だけ、注意。


学習すると早死にするらしい

だからおいらは、クラゲとかマンボウが好きなんだよなあ。
また新江ノ水行くかなあ。

ではなくて、来週は八景島でダイナミックないわしの群れのお披露目があるのだった。


「2008年はネットの文脈理解が主流に」,米パワーセットが自然語検索サイトを公開

すごい。と思う一方で、コンピュータが文脈を「理解する」とは、どんな状態を指すのだろうという疑問が浮かぶ。それに答えることが、すなわち、理解するコンピュータをつくることになるのだろうけど。


西友、デル製PCを販売、家庭向けの独自仕様を設定

値段がどうなるのか興味ある。ウォルマートっぽいところを見せて欲しい。


容量無制限の無料オンラインストレージ firestorage

だそうです。メモ。
http://www.firestorage.jp/

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2008.05.11

雑記080511

見過ごせば、人海戦術的でコスト高な仕組みができあがってしまいます。
介入すればそれは防げるけど、自分でオペレーションまで面倒見なければならないかもしれません。
外注に出せばもちろんコストは多目にかかります。

さて、どうする。

手離れのよいシステムというのは、やはり、それなりの運用コストが掛かるという割り切りが必要か。



地デジ推進 マスコミの頑固さ、なぜ?

そもそも米国では私的録音補償金はあるが、録画に対する補償金などない。カセットやCD-Rにダビングされて他人の手に渡れば音楽CDの売り上げに影響する蓋然性があるが、地上放送は広告モデルの無料放送だから録画されても収益が減らないのである。

同意、といいたいところだけど・・
広告は飛ばして録画できるから、それでだめなのかな。
いずれにせよ、”広告っていいね”みたいな広告を頻繁に流している時点で、問題は別種のものに変わっている。


googleマップに、「地域の写真」という機能が付いたみたい。
Photo
面白いオプションだけど、これ、どうやってもとに戻すのだろ?
Google マップのトップページに戻ると消えるみたいだけど・・ON/OFFできるオプションという位置付けではないのかな。

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2008.05.10

「ミスト」

今年これまで観た映画の中で、最も深いところまで降りていく映画。「霧」の中を行く最後の旅路とその結末は圧巻。観た後知恵熱が出て昏倒しそうな問題作。余計な感想文は読まずに、まず観るのが吉。以下ネタバレ。


といっても、スペクタクルな結末が待っているわけではない。ただ「霧」に込められた無数の暗喩が頭の中を巡って、重い澱と疲れが残る。
最後の結末の遣り切れなさは、同じ監督の「グリーン・マイル」の切なさと似てはいるが、さらに問題意識を深めた感がある。もっとも、原作にはないこの結末を脚本として完成させた監督は、インタビュー映像を見るかぎりでは、ちっとも深刻ぶっていないけれど。

私達は、ほんの限られた知識と情報の中で、明日をも知れない道を歩いている。情報を遮断された中で、如何に合理的で前向きな決断をしたように思えても、それがよい結果に結びつくとは限らない。そして、情報が限られている状況とは、必ずしも他人事ではない。「霧」に閉じ込められた、近代を象徴するようなスーパーマーケットという空間で、繰り広げられる人々の行いは、まさに今日の私達そのものだ。

誰でも、自分が抱える問題が優先で、他人の苦境には気の毒と思いながらも冷淡だ。宗教懸かった変な人を、普段の私達は白い目で見る。合理的な理屈で武装した都市の人間は、迷信深く暴力的な田舎者を見下す。そして、開明的で進歩的で人道的で合理的で科学的な考え方に従って、明日を自力で切り開くことができる、と、信じて生きている。
そうした、今日では広く受け入れられ、好ましいとされる視点に、一見沿うように、お話しは進む。最後の最後までは。

然して、この結末。


霧の外から見れば、この人間達を哀れみ見物し笑うことはできる。冷静に考えれば、最後でもうひとふんばりできたと指摘することは簡単だ。けれども、その瞬間の自分の未来は、では、見えているのか、ということにふと気付くと、重い沈黙に沈まざるを得ない。


映像、音楽とも、このお話しにぴったりの素晴らしい出来。
クリーチャの映像は、はじめは、「霧」の中に潜むもの、未知で未開なるものへの生理的嫌悪を、そして最後の方では、その抗いようのない巨大さや神話的存在感を、よく表した。これが結末の後始末の映像へと繋がり、作り手の意図を正しく伝えたと思う。

霧を突破する旅に出るときの音楽は、残る者への悲しみの歌か、はたまた進む者への哀れみの歌か。これも、どちらの立場も全否定はしない、つくり手の意図を的確に表現したと思う。

クライマックスの後は、エンドロールの最後に至るまで、観客を徐々に日常空間へ送り戻すように、映画的効果をきちんと考え丁寧に作られている。


毎度ながら、フランク・ダラボン脚本・監督の手腕に脱帽です。


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雑記080510

運命を信じるか、自分の行動を信じるか、それは選択の問題だ。どちらが正しいと決められるものでもないのだから、お迎えが来るその日まで、右に行ったり左に行ったりしながら、好きにやったらいいのさ。
てことで、カオティック・ニュートラル万歳。


言われているところの経済とは別の経済に気づいたの。巨大な自然という経済にね

”インダストリアル・フォレスト”という言葉は、痩せて不毛な杉林を抱えた日本にもぴったり来る言葉。
”巨大な自然という経済”を最近実感するようになった。これも温暖化騒ぎのお陰か。


日本電産・永守社長の精神注入棒論

堺屋太一氏が日経で連載した「ジンギスカン」によると、確か「百人隊長」の隊長役には体力が一番優れた者は選ばなかったと記憶する。体力が優れた者は、自分が普通だと思って部下の兵を酷使してしまい、兵がどんどん倒れて隊として機能しなくなるからだ。
 兵はスーパーマンではない、あくまで普通の人間であり、そんなに活躍できない。そういう兵でいかに勝つかを考えるのが、マネジメントではないかと思う。「無能な怠け者」をいかに使えば楽に戦いに勝てるのか。経営者は「有能な怠け者」であるべきなのだろう。
まったくです。
と、言うのは簡単。

いま現在能力がなくても、向上心がある場合もある。もっとうまくなりたい気持ちを生かすことも考えなければならない。
対象は常に変化しているので、必勝パターンのようなものを、現実レベルで求めるのは難しい。
あるとすればメタレベルで探すことになるけど、必勝の気構えみたいに抽象的で、扱いによっては有害。

最近、屁理屈が多いのは・・・暇なせいだな>自分(笑)。

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2008.05.08

雑記080508



コンクリート中の鉄筋を1cmピッチで判別、応用地質が探査用アンテナを発売

コンクリート鉄筋探査機「ストラクチャスキャン」用の新しいアンテナを発売した。最大約20cmまでの被り厚さに対応し、コンクリート中の鉄筋が1cmピッチで判別できる。
おお。


ワールドインク なぜなら、ビジネスは政府よりも強いから

これは買いかな。


<ミャンマー>路上に遺体が錯乱 サイクロン被害

もともと無人の地域だったが、約100年前、水田を開拓するために住民が移住した。降雨に頼る米作で、かんがい施設や防波堤はなく、潮の満ち引きで川の流れが変わる。

 サイクロンの上陸はまれ。束村さんは「(サイクロンへの)備えがなかったのではないか」と推測する。

NPOの人のお話し。
期待値が低ければ対策が後回しになるのは仕方がないとしても、救援の人くらいは入れないと。起きたことより次のこと、という線で考えると、
・疫病対策は大丈夫なのだろうか。
・大災害で王朝滅亡パターンの新事例になるのかどうか。
首都がこの有様では・・と思ったら、行政機構は別の場所に移転済みだったのか。すると王朝そのままで国力衰退パターンなのかな。

東京がもし地震で壊れた時、どの程度復活できるだろうか。


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2008.05.07

雑記080507

長期的見通しが立たないよー。
そんなものがあると信じることを放棄して、反射神経を磨くほうがいい場合もあるけど、どの方向に向けて努力すべきかくらいは判っている方が、精神衛生上は良いのだけど。


見切り発車的買い優勢か、霧の先に断がいのリスクも=今週の東京株式市場

霧の向こうに突然、がけが待っている可能性もあるが、指数の上昇によって「持たざるリスク」が増し、投資家を買いに走らせている。
業が深いなあ。


少しは持ち家派の肩ももっとくか

以前は住宅購入の優遇税制があったのも大きい。今もあるのどうかは知らないけど。
因みに、家賃補助を受けられる人とそうでない人とで、考え方はかなり違ってくるというのもあったと思う。



神様じゃないのだから、先の見通しが立たないのは仕方が無いということで、とりあえず体力だけはという安直な考えで、スポーツジムに通ってみることにした。最近立ち眩みとか、危険信号が出てるみたいなので。

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2008.05.06

「ジェイン・オースティンの読書会」

ジェイン・オースティンという人は、Wikipediaによれば「英小説の頂点」らしい。それの読書会ということは、さしずめ「漱石を読む会」みたいなものか。因みに「プライドと偏見」は何度も映画化されている。キーラ・ナイトレイ主演の直近のもあった。(観てないけど)。

さて、無学無教養な私には初耳のジェイン・オースティンだけど、wikipediaをざっと読むとなんとなく作風までわかった気になる。そのオースティン作の6つの長編を、輪講のようにして読みましょうという、女性5名男性1名のグループの、恋もあれば夫婦の破綻と再生もある、結構飽きさせないお話し。最後が全部ハッピーエンドで丸く収まるのもあわせて、言わば朝の連続テレビ小説的な進行が楽しめる。女性はこういうお話しが好きなんだろうなと男の私にも思わせる、ちょっとオサレな佳作。以下ネタバレ。


対象とする観客層を考えて、金で困る話しとか、のっぴきならない泥沼は排除。きっちりマーケティングされている。皆のペットのような扱いで登場する男約1匹などは、最初の会合に自転車で登場して汗臭さを敬遠されるくらいだから、その点全く不安はない。ほどよく滅菌が行き届いている。

その枠組みの中で、良く出来た夫婦の突然の離婚、同性愛者の別れと出会い、生真面目な高校教師の不倫、他人の縁結びの神を気取る女性が自ら恋に落ちる話し、そういった諸々が、読書会のテーマ本の主題と輻輳しながら進行する。読書の内容についての議論が、自分達の日常と重なり合って微妙に影響するあたりの組み立てがうまい。

男の私には、それ以上言うのは少々無理。女どうしの独特の軽快な会話などは、なるほどオサレだねと思うけれど、自分には無理だなと思う。親戚の集まりで、おばちゃん達の会話を大人しく聴いていた子供時代を思い出すというか、その空気は嫌いじゃないけどね、でも、あっちで従兄弟と遊んでる方がいいかな、みたいな。

そうそう、グループの中の男一匹が、SF、特にル・グイン「闇の左手」を引っ張り出して、彼と恋に落ちる相手に読ませることに成功するあたりは、ちと嬉しい。このあたり、この映画を観に来そうな私のような男性客を意識したマーケテングだろうか。あっさり釣られました。(ル・グインも女性ですがとは言わないお約束。)

欲を言えば、ジェイン・オースティンの作品を読んでいれば、より一層楽しめそうな一本でした。

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「アイム・ノット・ゼア」

音楽にはまったく明るくない。この5年ほどで聴いているのは、iTSのお勧めを除けば、Windhom Hill ばかりという日陰者だ。なので、ボブ・ディランという人とその音楽をよく知らない。そういうわけで、この映画はよくわからなかった。ネタバレもなく、以下流すように記録。

構成はユニーク。世間に露出するボブディラン像をケイト・ブランシェットが演じるのと並行して、いろいろなエピソードやディランの各時代を切り出して、それぞれを別の俳優が演じている。

面白い台詞はあった。印象に残ったのは、TVキャスターとの確執の中で、ディランが彼を指して、”PROTEST”と吐き捨てるように言っていたところ。
ディラン自身は音楽家であって、見たまま感じたままを音楽にのせるだけであって、政治屋でも政治活動の象徴でもないのに、という苛立ちが感じられた。

そのTVキャスターが、ディランの生い立ちを、普通の中流家庭の出であって底辺層の出などではないと暴露したときのディランの反応も興味深かった。ここを、台詞でなくケイト・ブランシュエットの表情だけで表したのはうまい。観ている私の方は、例の「作家は作品によってのみ評価されるべき」という話しを思い出した。

あの考えはもっと普遍性をもって語られてよい。例えば、「アスリートはそのプレーの記憶と記録によってのみ評価されるべき」とか。音楽家であれば、その音楽によってのみ語られるべき、というところか。

しかし映画の中のディランは、ここで沈黙する。彼自身は自分の出自にコンプレックスを持っていたのだろうか。あるいは、出身による差別(逆差別)を下世話な世間はことのほか喜ぶということを知ってもいたのだろうか。

どうもこのあたりは、映画の中でひとつのターニングポイントだったような気がする。
あとは、離婚騒動とか、道路建設反対運動とか、あって、最後はなにか締めの言葉があったようだったけど忘れた。

やはり、ディランの時代をよく知っている人が見てこそ価値のある映画なのだろう。


それにしても、ケイト・ブランシェットのハスキーな声、いいなあ。

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雑記080506


Twitter上で誰と誰が友達同士なのかがわかる『TweetWheel』

やっぱりそういうことが出来てしまうわけだ。自己情報を管理できないサービス、とでも言うか。

なので、SNSをはじめ、あの手のものはあんまり気が進まない。サービス提供側は、ユーザの行動の全てを握っているので、ほぼどんな分析もできてしまう。

誰と仲がいいとか悪いとか、何を見てどう感じたとかは、本人が、必要と思う相手に、必要なときに話せばいいことだと思う。こうした一方的な「サービス」は覗き趣味+暴露趣味、要するに悪趣味だと思う感覚は、古いのだろうか。


てそれ、全然違うか。
SNSはそもそも人に見せるためのものだから、小綺麗に取り繕っておけばいいわけで。似たような話しとして、就活用ブログと個人用ブログは分けておけみたいなこともあるそうだし。


2地点の時刻を表示可能な時計:国際派のあなたにおすすめ

時計が・・・
幸せそうな9ヶ月くらいに(笑)。


砂上の国際社会。

俺の記憶の中にある当時の日本人の顔は、いまオリンピック万歳と叫ぶ中国人の顔に酷似している。
同じ年代の中で、これを言う人が少ないことに、それよりずっと後の世代の私は驚きを禁じ得ない。私のように人から聞くのではなく、実体験があるはずなのに。
忘れてしまったのだろうか。

良エントリです。

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2008.05.05

東京湾は今日も混雑

今年の連休は、天候不順もあって、南房総へキャンプ一泊しにいっただけだった。
いつも朝早い時間のフェリーに乗るのだけど、今回は他にも野暮用があったりして、昼の日中の便に乗った。それで見かけたのが、この写真の風景。
P1000004


漁船とすれ違うように潜水艦が行きますよ。
なんというか、どっちもご苦労さん。

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2008.05.03

雑記080503

えーっと今日は何の日だっけ?
そうそう連休初日だった。もちろん。


会社と個人の関係の日本とカナダでの違い

そこまでやらないと続かない田畑なら潰せば?という発想なのだろう。個人個人が、その田畑と心中しないといけないところまで取り込まれて、幻の安定をちらつかせられて働かせる。
まったくだ。上のblog主が在籍していた大企業ならともかく、わしら中小零細はつぶれたらどうするのかと。

ところで、個人は専門性を高めて自立する力と心を養うのがよい、という話しは、わしも長いこと信じてきた。ところが、最近またへそ曲がりの虫が騒ぐので、反対の考え方もありそうだということで、一応メモしておこうと思う。

専門性を高めるということは、裏を返せば潰しが利かないということだ。なので、「専門家」はその専門がなるべく長く生き残るようにする方向に(普通は)動く。これが、企業なり社会なりの発展を阻害することがある。コンピュータ関連でいえば、レガシーな諸々だろうか。(レガシーってさすがに死語なのかな)
変化の時代に身を置く管理者なりユーザ側の立場であれば、そんな専門家はさっさと滅亡してほしいところだから、話しは難しい。

そういうわけで、引用元記事にもあるとおり、まさに立場によってものの見方は185度くらいは変わるのが普通、ということなのでした。


てなことを、既に連休ボケに突入した頭でぼんやり思っていたら、やっぱり反応している人がいる。
社会も進化するか

ミームの話しらしい。


Google Earth、Google Skyの次はGoogle Ocean (仮称)

回遊中の鯨を追跡できるようになるのも時間の問題か。

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2008.05.01

雑記080501

辛子明太子なんか買ってしまうと、消費期限前に食べつくそうと、つい毎日ご飯を炊く今日この頃。
やっぱり美味なり。


HP 2133」がXPにダウングレードできるようになったらしい。
選択肢が増えて素直に嬉しい。2年くらい後に今のモバPCを買い換えるときは、もしかするとPCメーカーの主戦場になってたりして。

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