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2008.02.09

「チーム・バチスタの栄光」

主役二人の配役が旨くはまった感じのする医療ミステリ。原作は二人とも男だそうだけど、一方を女性に置き換えての脚本。以下ネタバレ。

それにしても阿部寛。彼がいなければこの映画は成立しない。傍若無人な振る舞いで取り澄ました人々の仮面を打ち砕き素顔を剥き出しにさせるという脇役的ないつもの役回りだけでなく、今回は犯人を決定付ける重要な証拠を、これも強引かつ人を呑んだやり方で手に入れる。それも二度までも。

どんでん返しがあるのが、最近のミステリのお約束なのかどうかわからないが、この作品はそうなっている。一人目の犯人(?)の動機や葛藤は、それなりに詳しく解明されていくのだけど、二人目の真犯人の動機は、私には理解不能だ。というかほとんど説明はない。それがこの映画作品の値打ちを下げていると思う。原作はどうなのだろうか。

で、その原作の方は文庫本になっていて、映画を見る前に読んでみようかと思ったのだけど、上下二巻の薄ぺらい本で各500円となっているのでやめた。一冊で700円くらいならと思ったのだが、ちと残念。

阿部寛の大活躍に対して、お話し上は、相棒役に無理やり引きずり込まれた感じの竹内結子の方だけど、こちらも案外うまくこなしていた。こういうぼけ役は向いているのかも。前作とその前のはすっぱな役回りは、どうもあまり合っていないようだから、今後はこういう役で、裏に棘を含んだぼけの奥義を極めていってほしい(笑)。

バチスタ手術というものについて初心者的な勉強ができるという点で、役に立つ映画でした。

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