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2008.01.23

着地点を探すとき

オリジナリティの神話

「現行の知財法体系を全面的に改めるような新体系」の研究も始まっているようだ。確実に流れは変わっている。
この話しが罵倒合戦になりがちなのは、著作者にも相応の収入をもたらす仕組みが、ネット社会への移行に伴って変化を迫られている一方で、新しい方式のイメージがまだ共有されていないのが原因だ。

正/悪とか文化とかの話しとは、実はあまり関係ない。双方が自説を主張するためにあちこちから引っ張ってきている論拠がエスカレートしているだけだ。

そう考えると、「新体系の研究が始まっている」という話しはたいへん喜ばしい。現状方式にせよ、文化庁が提案している方法にせよ、いずれ短命に終わり、新体系というものに着地できて、当面丸く収まるようにするのが妥当ではないか。原理主義的な話しにこだわりすぎて着地点を見失わないようにしたい。
引用記事の管理人さんは当初「請求権方式」を主張していたからたぶん心配はないが、著作者側で極論を言う人は、着地点を意識しつつ少しトーンを抑えた方がいいかもしれない。

過渡期で注意すべきは、ネットのNGN化によって、権利者側の過剰な権利行使を可能にしてしまう環境が出現する蓋然性だろう。技術的、法的、理念的な環境変化が絡み合って、変な方向に転がる可能性がないとは言えないから、気をつけて見ていたい。

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