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2007.12.22

「アイ・アム・レジェンド」

一応ゾンビものなのだろうけど、最近のゾンビはもう主役ではない。単なるやられ役。むしろ焦点は、こんな世の中になって(して)しまったのは、生き残っているわしらの罪なんだどうなんだという痛い感触のほうにありそう。

米国では、神様を信じる人が相当数いて、進化論を敵視していたりとかの話しを聞かされて以来、それも頭の隅に置いて米国映画を観るようになった。そういう色眼鏡で見ると、この映画はたぶん、神は居るのか居ないのかというテーマを、割と真剣に取り上げたかったのではないかと思う。なるほどそれなら一定数の支持は集めるかもしれない。米国内では。

神の存在を問うのなら、その方向で内省的な映画にすれば良かったのにと思わなくはない。ゾンビ映像の方に予算と時間を食われてしまったのだろうか。米国っていま、こういう反省一色な空気なのかなあ。
と、いろいろ雑念が浮かんでくる映画でした。
そうそう、廃墟になったニューヨークの映像はたっぷり楽しめます。見所は案外そこかも。

 

日本語のホームページはなんとなく未完成ぽいし、お話しは深みがないし、前宣伝が盛んだった割りに、まあ見てもみなくてもというところか。わしらは神様なんか信じてないから、この映画は日本ではちと旗色は悪いだろう。

ところで、この映画に共感を覚える信心深い人達は、最近のES細胞騒ぎをどう思っているのだろう。卵子を使うのはけしからん、といのが、禁止の拠り所だったけど、そこがクリアされてしまったわけだが。
次は、研究が失敗するとゾンビが大量に生まれるぞという脅しを繰り返すことで、心理的名機制をかけてみるとか(笑)。

ひょっとして、それで人類の大半は滅びて、ここに神のご計画が完成するのぢゃ目出度い。などと思ってないだろうね。

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