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2007.09.29

「幸せのレシピ」

キャサリン・ゼタ=ジョーンズ演じるシェフのツンデレぶりと、アーロン・エッカートのスー・シェフの巧まない(けど計算している)優男ぶりを楽しむ映画。のはずだけど、少しややこしい要素もあって煮え切らなさが残るのがおしい。以下ネタバレ。

 

この二人はいい組み合わせ。アーロン・エッカートという人は、男上位を感じさせない存在でありながら、頭と舌が必要なだけよく回って、必要な時は黙ってボディランゲージを使えて、優男にしては目つきはかなり危険、というクールな俳優さん。ゼタ=ジョンーズみたいな表向きツンツンしているやり手女性役の相方にはうまいことはまる。有能一本槍の女性は最近実社会でも増えているらしいけど、対する男は少しバカなところを見せないとね。世の中が回らなくなる(笑)。

この凸凹二人組に絡むのが、シェフの姪で親を亡くしたばかりの女の子。この子の位置取りが少々難しかった。たいへんな不幸に会った子を引き取った叔母の方は、腫れ物に触るようにしているのだけど、生来男に伍して突っ張って生きてきたから、子供の扱いはまるでダメ。そこに手を差し伸べるのが、人間が出来ているスー・シェフで、感謝の念がやがて愛情に、というありがちなパターンなのだけど、この感情の変化がきちんと描けていたかというと、難しかった。

おまけに、この子役がうまいのか脚本が原因なのかわからないが、親を亡くした子供の悲しみが強く出すぎていて、肝心の大人凸凹二人組みの絡みがやや霞んでしまっているように感じた。配役はすごくいいから、できれば少し違う台本でもう一度撮りなおしは出来ないものか。

というのが少々心残りな感想。

ところで、このところ妙に料理店を舞台にした映画が目に付くのは、なにか理由があるのだろうか。グローバリズムという幻想に振り回されてみんなちょっと目が釣り上がりすぎてるから、美味しい料理でも食べて和みましょう、ということなのかな(笑)。

 

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