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2007.09.16

「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」

嗚呼。知らなかったよ。「豆腐は焼き豆腐でなければならない」という厳しい掟があったなんて。以下ネタバレ。

 

ヘンリー6世が出たときには、いったいこの映画は何処へ行ってしまうのかと思って、はらはらしたけど、案外普通に盛り上がって終わった。

マカロニ・ウエスタン(知らなかったが本当はスパゲティ・ウスタンというらしい)は、wikipediaによれば「正義感のない主人公、残虐性、乾いた作風、激しいガン・ファイトなどを売り物にしている」のだそうだけど、こちらスキヤキの方は、奥ゆかしい正義感と、涙を押し殺した作風、激しいガン・ファイトに加えて信じがたい剣技が売り。なるほどスキヤキ風味だ(笑)。鍋と似てスキヤキも、何を放りこんでもほぼOKな料理だけど、映画の方も結構なんでもありの展開。そのごった煮風味を楽しむのが吉。

しかし、何でもありに見せて実は、絹漉し豆腐などもってのほかといった外せないルールもあるらしい。この映画で言うと例えば、生き残るのは1人だけとか、達人の助っ人が卑劣な小物に倒されて泥まみれになる法則とか。そのあたりは一ジャンルを形成する作品群の鉄則なのだろうか。

惜しいのは、俳優の健やか感か。日本人の女優さんに、ラテン風の激しい踊りで官能や憎悪を表現させようというのは少し酷だと思う。台本上は観客が息を呑んで盛り上がるはずのところで、すこし醒めた。対して男優さんたちの方は、いかれた感じとか切れ過ぎ感とかよく出ていたと思う。シェリフの多重人格はスメヤゴルを真似たアイデアだと思うけど、結構うまく演じていた。このスメヤゴルに限らず、たぶん過去の映画作品から取ってきた場面がたくさんありそうだから、そのあたりも映画に詳しい人は楽しめるのかも。

観た後で振り返ってみると、お遊びの台詞は多いけど、無駄なシーンはほとんど思い当たらない気がする。してみると結構この映画、力が入っていそう。一応、映画祭に出すそうだから、話題くらいにはなってほしい。
もっとも、これでまた日本に対する誤解が広まるかもしれないけど。わかってやっているとはいえ。

イタリアで仕事をする人は、「あなたの家系は平家でスか?それとも源氏?」と聞かれたり、あるいは商談の場で「サムライとモノノフの違い」について説明を求められたりして目を白黒させることがないよう注意されたい(笑)。

 

総じて、時間をつぶしたい向きにはなかなかよい映画かもしれません。


 

それはそうと、SonyPictures のサイトからこの映画の公式サイトに入ろうとすると、

『パプリカ』公式サイトを閲覧するには、モニターの解像度を1024x768以上に設定する必要があります。
モニターの解像度を1024x768以上に設定し、再度アクセスしてください。
とか表示される。エラーメッセージをそろそろ修正しておいてほしい。
そういえば、今朝見たシネマメディアージュのサイトも、「キャプティビティ」を見ようとすると、なぜかダイ・ハード4.0に飛ばされたし。

暑いからミスも多少はしかたがないか。。。

 

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