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2007.06.04

仲良きことは危うき哉

昨日のNHNスペシャルは忘れられかけていた建設業界の脱談合のお話し。「最後の日本型システム」という副題に笑った。「最後」のわけがない。見回せばまだまだある。

 

建設業界についていえば、談合の慣習はどんな理念や法律をもってしても崩せない。のらりくらりかわすだけだ。最後の手段として公共事業の総量を絞り込んで、そんなに仲良くしたければ全員仲良く日干しになれ、とやっているのが今の状況だ。

政府の本気度を見て、大手ゼネコンの各地の支部は雪崩を打って地方建設業協会から脱退しているらしい。その結果、談合の苗床であった協会は活動縮小を余儀なくされている。土工協の会長さんが、建設会社の数を減らすべきなどとTVで言うのは、これまではあり得ないことだった。それだけ総量規制と公取の活動は効いているということだろう。

だから、この業界に対しては、これ以上の手を打つ必要は薄い。品質確保は業界内で、自らの首が絞まらないように考えてやるだろう。

 

で、やっと本題。

この「総量規制と公正競争確保」という手法は、他の分野にも使われるのではないか。公共事業費を、例えば補助金とか関税とか医療費とかに置き換えてみる。するとなんとなく見えてくる構図がありそうに思う。

NHKがこの時期に、忘れ去られていた建設業の談合を取り上げた理由は知らないけど、そういう風に読むこともできなくはない。年貢の納め時が来た観のある建設業界は自業自得とはいえ哀れではあるけど、それで建設業以外の日本型システムが見逃されるわけでもないだろう。

 

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