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2007.06.11

イナゴとブログ

はてなに集まるネットイナゴ

成熟したWeb2.0のプラットフォームをめざすのなら、はてなはユーザーに一定の品位を求めるべきである。
以下はその後の管理人さんの追加コメント
こういうノイズが増えると、記事の平均的な質が下がるため読む人がいなくなり、おかげで書く人もいなくなる・・・というadverse selectionが起こってメディアが崩壊してしまうことは、ネットニュースなどで経験ずみです。ブックマークは、そういう結果を避けるために記事を格づけするシステムなのに、それが逆淘汰を促進してるんじゃしょうがない。

 
ブックマークとそのアグリゲーションの仕組み自体は、質の高いコンテンツを発見しやすくする点で相変わらず有効と思います。良質なコンテンツである故により多くの人を集める結果となり、派生的な結果として当然ながらイナゴの数も増える、ということがこの課題の構図です。

コンテンツが良質である以上、イナゴが集まること自体は防げないのです。

 

ですので、対処方法の方針も明らかです。

・イナゴが集まること自体は放置しておき「そういうものである」と達観する。
・放置したコメントやTBは時々一括して野焼きするか、そもそもコメントやTBは禁止する、のいずれかを選択する。(野焼きするのは管理者責任をほどほどに果たすため。野焼き宣言などであらかじめ周知しておくのがよいでしょうか)


さて、この方法では、イナゴ以外の人の間のコミュニケーションも同時に絶ってしまうではないかと思われがちですが、そうはなりません。暗黙のコミュニケーションというものがあるからです。これはイナゴには見えません。見えないものには食いつきようがない。

それぞれ自分の文脈で発信しているブログ書きは、良質なコンテンツを見つけ出すときには、ブックマーク+アグリゲーションの仕組みなどを利用しますが、それ以降はRSSフィードでその発信者の動向を知るだけで十分なのです。コメントやTBを交わす必要は、実は薄い。もしどうしても濃密なコミュニケーションを交わしたければ、それこそオフで会って話す方がよい。

すでにどこかで議論しつくされているかもしれませんが、私はそんな風に考えています。
 

ブログは、「放送の顔で発信しつつ、実は通信の手段として使う」ように生かすのがよいと思います。

 
 
 
 
 
【補足】
コメント禁止でTBのみという方法もありそうですが、個人ブログにも管理者責任が問われるようになると、やはり難しくなっていくでしょう。

最初にトラックバックの仕組みを知ったのは2003年の初め頃ですが、その時期、私はBBSの管理人の権力(とそれを管理しようとするプロバイダ事務局の権力)というものに疑問を感じていたので、TBは個人が自分の文脈で発信できるうまい仕組みだと直感的に思って期待したのですが、少々残念です。「普通」の人とは、自分の文脈を持とうとしないものであるということなのかもしれません。。。

しかしよく見ると、BBSが管理人が個々の発信者に権力を及ぼす形式だったのに対して、ブログでは、そうした管理人の干渉なしに個々人が自分の文脈で発信できるのですから、かなり進化したと言えるのではないかと思います。TBやコメントはアクセサリ程度と思えばよいでしょう。


ところで、上の記事に付いた別の人のコメントにこういうものがありました。

はてなに品位を求めるのは筋違いでしょう。学校でしつけを教えてくれというようなものでは?個々の問題であってはてながどうこうする問題ではないように思います。
マスコミの質の低さを言うときも、「結局はそれを読む側が求めているからだ」という結論に逃げがちです。この課題はまことに古くて新しい、ということだろうと思います。


[追記]
ちと一方に偏りすぎかと思い、反省の弁をこちらに載せました。
反省になってない? そこは文章の下手さ加減ということでご容赦。

 

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