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2007.05.05

「ラブソングができるまで」

主題歌の「Way Back Into love」が映画にぴったり合っていて、幸せな気分になれる映画。以下ネタバレ。

 

その出色の出来の主題歌が作られて行く過程、完成した後にも改変の憂き目にあう過程と、作詞家と作曲家のコンビがついたり離れたりする過程が呼応して、飽きさせずに最後まで魅せる。

そのピュアなラブソングづくりのたいへんさに絡めて、音楽産業の悪いところもちょっと皮肉っているのは、インターネット時代の今にはタイムリー。それでも最後はクリエイターが主導権を持って曲を生かすところがいい。著作権問題で世間から酷評されることが多いこの業界だけど、作り手自身はまだ捨てたものでもないというあたりか。

この主役の二人が、お話しにぴったりの配役。チャーリーズエンジェルではかなりダサめに映ったドリュー・バリモアの、そのダサさ=普通さがここでは生きる。ヒュー・グラントについては言うことなし。落ちぶれ気味の元スターという役にあまりにも嵌っていて怖いくらい。時折入っているボケやジョークは、英語に即反応するのは私には少々難しかった。あれがわかるようになれば、もっと楽しめるのだろうけど。

少々しょぼくれ気味の二人が波長を合わせて曲作りを進めていくのを見ると、ちと羨ましい気持ちになる。こういう風にクリエイティブな仕事で生きていけたら幸せだろうな。きっと本当は険しい道なのだろうけど。

「GW唯一のラブ・ストーリー」なのだそうだけど、1本で十分満足できるよい仕上がりでした。

 

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