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May 2007

2007.05.31

オークションサイトの著作権法違反 by 国税庁

日経本紙を読んでいて噴いた。

国税庁の税金滞納者からの差押え品を競売に掛けているサイトで、絵画や宝飾品の写真を著作権者の許諾なしに掲載し、文化庁に著作権法違反を指摘された、とのこと。以下、記事からの抜粋。

国税庁の見解は「写真掲載が権利者に具体的不利益をもたらすとは考えにくい。許諾をとる必要はないと考えている」

文化庁の見解「教育や行政の内部資料としての利用は例外的に許諾が不要だがオークションは例外ではない」(民間のオークション会社が作成する有料のカタログなどは法解釈上展示会のパンフとは別物とみなされており)「許諾が必要な可能性が高い」

故人である著作者の息子さんの見解「知らせてもらえれば無料で掲載を許した。なぜ公的機関が権利を無視するのか」

一言断れば良かったということらしいのだけど、はて。

著作権において、権利者というものはどのくらい偉いのが妥当か、ということが判断の最重点ポイントになると、最近は思う。自分の権利を守るのに、人の方から言ってきてくれなきゃ嫌だなどと、そんな横着でいいのか>権利者(笑)。また、そんな横柄を許しておいていいのか>わしら。

やっぱり、法律を手直しして、請求権だけにするのが理に適ってると思うけどなあ。
それとセットでなら、著作権法違反の非親告罪化もありかもしれない。権利ビジネスは著作者本人より代理人がやる方がいい場合もあるだろうし。

要するにわしらは、偉大な著作者様を尊敬したいし、妥当な対価も払いたいのだ。
一方、その対価は、著作者に対する敬意から生まれるものなので、対価を支払うにあたって、敬意を萎えさせるような形は避けたい。そこをうまく処理できる仕組みと、関係者の意識・態度物腰が重要なのだと思う。

そういうところは、法律ばかり追いかけていると、わからなくなってしまうんだよなあ。

 

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雑記070530

あっという間に5月も終わり。

http://www.globalbeauties.com/universe/2007/u07_contestants.htm
http://www.globalbeauties.com/universe/2007/u07_contestants2.htm

えーっと。
なんでしょうかこの無国籍大皿料理(失礼)みたいなのの団体さんは。


小さくて、軽くて、しかも回る…そんなノートPC

実際、これはなかなか具合がよろしいです。期待以上。あちこち良く考えて作ってある。
バッテリーも仕様どおりの時間保つのが嬉しい誤算。ACアダプタや茶店のコンセントの位置で悩まなくて済むようになった。

宣伝のタイミングも上手いようですな。この会社。

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2007.05.30

サーバ経由コピーの著作権侵害2

音楽保存サービス ストレージ利用は著作権侵害 東京地裁(続)

常識的な見地に立った場合、特定の利用者がアップロードしたファイルは、その特定の利用者しかダウンロードできない仕組みになっているにもかかわらず、上記のような理屈で、「ユーザは、その意味において、本件サーバを設置する原告にとって不特定の者というべきである。」と言ってしまって本当に良いのか、という問題は当然生じます。
ああよかった。
普通の人のほとんどは、そういう疑問を持つと思うけど、法律の専門家でもそうなんだ。

ストレージサービスは著作権侵害だと判断した事例

驚くべきことに、一つの音楽データにアクセスできるのがアップした当人だけという仕組みなのに、そんなことは関係がなく、とにかくサービス提供者が不特定の会員にデータを送信していることをもって公衆送信に該当するといっている。
これはやっぱり判決の方がおかしいということで。

 

さて、このおかしな判決を出した高部真規子という人だけど、
高部真規子」では、わしら一般人の常識とかけ離れた変な判決だけを並べている。「一太郎」の件、「ラヴォーグ南青山」の件、そして今回の「MYUTA」の件。

一方、「高部裁判官の裁判例を少し調べてみたよ。」では、納得の判決の例を並べている。「まねきTV」の件、「ローマの休日」の件


どちらか一方だけ取り上げてこの裁判官を論評する記事が、比較的中立なはずのメディアの中にもあるけど(例えばこことか)、どうもこれは、よく調べてみないと判断がつかない。

高部眞規子判事のオシゴト ベスト10」という記事を見ると、知財に関する訴訟ついての経験も十分にある人のようなのだけど。そういう人がなぜ、こんな非常識すぎて失笑を買うような判決を、たびたび出してしまうのだろう。

変だなあ。

 
ひょっとすると、法文を字義通り忠実に解釈しようと日夜苦闘している生真面目な人なのかもしれない。
ときどき、そういう人っていますよね。

 

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2007.05.29

大臣の自殺

この件でひとつだけ言えるのは、「異常だ」ということだ。

現職の大臣が首吊りですよ。国家元首の候補者が毒殺されかかったどっかの国と同じくらいに異常。

その剥き出しの異常さに耐えられないからなのかどうか、思わせぶりに裏話めいたものがあちこちで語られて、理由付けして納得しようとする。

だからこそ、簡単に納得せず、忘れないようにしたい。
せめて次の選挙のときまでは。

この件は異常だ。

 

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2007.05.28

雑記070528


映画館での盗撮、懲役最高10年か罰金1000万円に--盗撮防止法成立

成立した法案では、上映開始から8カ月以内の映画を盗撮した場合には、10年以下の懲役や1000万円以下の罰金を科すことを規定している。
なかなかの重罪。
飲酒運転で人を轢き殺すと危険運転致死傷罪というもので懲役15年以下だから、そんな感じ。

というわけで、映画の盗撮はやめましょう。

 
ていうか、これ、賞金制度にしてくれないかなあ。
わし、映画よく観るから、犯行現場に遭遇する可能性高いし。

でもたいてい映画に没入してるから、となりでビデオ回していても気付かないかな(笑)。



著作権も大事なのだけど、それより、こういうのはどうなんでしょ。

「バブルを崩壊させないために軍事力増強を」と主張する"論文"がネットで大ブレイク中!!

 
日本のバブル期にもしネットが普及していたらと、ついIfを考えてしまう。
もちろん、軍事力増強はありえない煽りだけど、少なくともバブルの原因と先々の見通しを世の中に知らしめる言説が広まるということは、可能だったかもしれない。

そうであったらと、今、思わなくもない。

  

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2007.05.27

著作権もお国柄と状況次第・・かも

「コピー天国」の背後にあるもの、著作権の考え方

この記事が示すことを、とんでもないと思うか、なるほどなと思うか。
作られた正義を取るか、走っている現実をとるか、みたいな。

 

結構悩ましいと思う。

 

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雑記070527-2



腰の周りに「がまぐち」を吊るす

子供の頃、バスには車掌さんが乗っていて、多くは女性だった。降りる客から料金を受け取って釣銭を返したりしていた。その若い女の人が前掛けのように腰に吊っていたのが、この蝦蟇口。懐かしい。
ちょっとその女の人が子供心に好きだった。ちょっとだけ(笑)。

太陽発電の飛行機「ソーラー・インパルス」号で世界一周

優雅だなあ。



このエントリ

うふうふ。

このコメント

にやり。

 


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五月も末の暑い日の雑記070527

昨日今日といい天気。梅雨前とは思えない暑さ。
久しぶりにバイクを都内に向けて足の向くまま走ってみる。
内陸の方は厚暑いからなるべく海側。



チェーンの喫茶店で新聞を読みながらぼんやりする。
隣には幼児を連れた若い母親。携帯を一生懸命操作している。3歳くらいの子は座っている親に向き合ったベビーカーの中で母親の気を引こうとしきりに手足をばたつかせたり歌を歌ったり遠慮がちに呼びかけたりしている。「遠慮がち」というところが泣かせる。

私が子供の頃は、母親というものは普通、子供が何か訴えたそうにしていると、必ずなんらかのサインを返していたように思う。ちらっと子供の方を見たり微笑みかけたりするだけのことであっても。

家事や仕事をしているときは、困ったような顔で少し呼びかけたり。そうした一瞬を積み重ねることで、子供は相手に呼びかけていい時と空気を覚えていったのだと思う。

携帯に没頭して子供の呼びかけサインに反応しない母親を見ていると、これからの子供は私の感覚とは異なる何かを身につけて大きくなっていくのだろうという想いがよぎる。善悪の判断や批判は私には無くて、ただコミュニケーションの回路として自分が安直に想定しているものは使えなくなるだろう、というだけのことなのだけど。



買ったばかりの畳んだ新聞の淵を、てんとう虫がてけてけ歩いている。新聞を広げるのを少し待つ。

やがて黒と橙の綺麗なその虫は机に移動して、どこやらへ行ってしまう。



新聞を広げると一面トップに「「省エネ診断士」新設」の記事。なーんだ。あれのあれはこれだったのか。とひとりごちて笑う。これはまた新しい商売ネタか。今年も忙しいことになりそうだ。ありがたいことだなあ。



中学生くらいのグループが3人、パソコンを開いて、授業のレポートだろうか、議論!している。内容がすごい。「サーバが落ちたときのセキュリティがどうたらこうたら。」「携帯からアクセスするときのポートがどうたら」「転送速度が」「Linuxがどうたら」「Winsockが」「プロジェクトリーダーとしては・・」

どう見ても中学生なんだが。

このあたりは、比較的お金持ちの子弟が多く通う有名私立大学があったりする所だけど、やっぱりなんか違うのう。わしの中学生の頃って、縄跳びの2重跳びを連続何回できるかを競っていたりしたもんだが。因みにおいらは200回突破の記録を持っております。

そんなもの、この情報化時代に何の役にも立たないかな(笑)。


手元の新聞一面を見ると、「ニッポンの教育」という連載があって、子供の教育を巡る企業と学校との鞘当てなどの話題が踊っている。

 

目の前で、先生の質問を予想して想定問答まで考えながら楽しそうに議論している中学生たちと、この新聞が書いている状況と、そして先ほどの母子と。

この落差をどう考えたらいいだろう。

 


そんな超中学生の彼らも、2時間ほど経つとさすがに議論に飽きたらしく、MtGのカードを取り出してデッキ構築談義に熱中し始めた。ここでは、先ほどのシステム構築議論のときとは主役が交代。

よしよし(笑)。
  

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携帯買い換え候補


N904i

昨日発売というので量販店に実機を見に行った。実際にネット上のWebページを表示させてスピードを知りたかった。特にGoogleMapを使えると結構便利と思ったのだけど。

複数の量販店で「デモ機にはFOMAカードが入っていないので通信や通話はできません」との由。

これでは、実際にどうなのかがわからない。発売直後で数が少ないから店頭デモに回せないのかと思ったら、店員の話ではそうでもないらしい。DoCoMoショップへ行かないとだめなんだろか。
もしや、購入前の人には見せられないほど遅かったり繋がらないとか。などと邪推。

とりあえず、今日は見送り。



X02HT

個人向けは7月発売らしい。blackberry風幅広タイプ。躯体と画面は写真からするとiPod5Gくらいか。このキーボードで入力は・・練習次第なのかな。

実機を触ってみたいけど7月は遠い・・・。

 

 

どちらも、ネットに繋いで使ったときのバッテリー持ち時間がよくわからない。


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2007.05.26

「しゃべれども しゃべれども」

青春映画としてよくできているだけでなく、噺家の日常が活き活きと感じられて新鮮。これは案外記憶に残るかもしれない映画。以下ネタバレ。

 

毎日毎日、火や電気を大量に使い、必要以上のカロリーを貪欲に食い、巨大なビルを建てて車を乗り回し、世界の裏側に住んでいる人が撮った写真をその日のうちに見る。そんな巨大なエネルギーの浪費をしながら、私は生きている。

江戸の、つまり産業革命(と情報革命)前の時代の庶民の話しは、そんな自分の無駄山盛りな生き方を自覚させてくれる。その無駄をそぎ落として残るものに共感できる部分があれば、それが人の生き方の本筋だということになるだろうか。そこに目を凝らせば、笑いの中に涙も怒りもある。そっくり返ってみたりしょげ返ってみたりする自分が見える。聞き終わった後に、再生されたような自分が居る。

江戸前にしろ上方にしろ、落語というものにはそういう効能があると思う。

 
私は寄席とか落語会に行ったことは実はない。死んだ親父がよく聞いていた名人のLP全集がなんとなく耳に残っている程度。圓生とかなんとか書いてあったろうか。

にもかかわらず、こうして少しだけ噺家の世界を覗いてみたつもりになっただけで、そんなことが頭に浮かぶ、というくらいに、この映画はよい味に仕上がっている。

役者さんはもちろんプロの噺家ではないから、話芸を演じる部分をカット無しで撮影すればボロも出るだろう。そこをうまく繋げて、映画というフレームの中の落語とでもいうものを迫真の映像に仕立てている。役者もすごいが監督もすごい。

そして、これ以上はないだろうという脇役の面々。師匠をはじめ、話し方教室の生徒の面々、主人公の祖母など、いずれもぴったりはまっている。特に子役の子がすごい。大阪の子供ってみんなああなのか。末恐ろしいというか頼もしいというか(笑)。


いろいろ書いてしまったけど、それだけ私は満足したということだと思いたい。これは邦画でなければ味わえない種類の満足だと思う。特攻映画みたいな自己満足映画なぞより、よほど本物の日本人というものを感じさせてくれる。

観て自分が少し成長できそうな気になれる一本でした。

 

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サーバ経由コピーの著作権侵害

携帯への音楽転送サービス、サーバー経由は違法・業者側敗訴

 判決によると、同社のサービスは、利用者が音楽CDの楽曲をパソコンから同社のサーバーにいったん送信、その後、携帯電話に楽曲をダウンロードすることができる。
記事によると、サービス提供会社が、自社サービスが著作権侵害にあたらないことの確認を求めて訴えを起こしていたとのこと。やぶへび、という言葉を説明するのにこれ以上はない好例だけど、ケースの詳細がわからないのでなんと書けばよいやら。

もしサーバにアップした自分の音楽データを、自分だけがダウンロードできる仕組みであれば私的複製というものにあたりそうな気がする。他人が無制限にダウンロードできてしまうとさすがにアウトだと思うけど、そもそも事業者の方は白であると確信を持って、確認のために裁判所に持ち込んでいるわけだから、そんな初歩的な話しではないのだろう。

単なるストレージサービスはもとより、それに「多少の」データ変換アプリなど付属して「使い勝手をよく」したりする、ネットのあちら側系サービスにとって、この種の話しは結構危ないような。

あるいは、暗号化されたデータを暗号をかけた人の許可なく復号する仕組みが、業者のサービスに含まれていたとか、その種類の話しだろうか。

 
事業者はイメージシティという会社らしい。

とりあえず、メモとして。
 

[追記]
東京地裁の高部真規子裁判長という人は、例の「ジャスト「一太郎」の販売中止を命じる 松下アイコン訴訟で判決」を出した人らしい。

 

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大失敗作の微笑ましさ

昨日、「パイレーツオブアリビアン3」を観て、大失敗だと書いた。その感想を訂正する気は無いのだけど、ふと思ったことがある。

この映画づくりに関わった人達は、大失敗作なのは承知の上で、お祭りとして製作過程を楽しんだのかもしれない。

そんな微笑ましさが、こちらの中に残っているのが不思議。

私の映画の観方が変わったのか、それともこの作品に固有のことなのか、よくわからないのだけど。

 

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2007.05.24

「パイレーツ・オブ・カリビアン3」

先行上映というので、平日夜にも関わらず観にいった。

大失敗作。もーはちゃめちゃ。
Matrix3のときと同じくらいがっかりした。
というわけで、明日の公開以降観にいく人は覚悟しる。

関係ないが、上映直前の海賊版撲滅キャンペーンには笑えた。あれを見せられたあとすぐに海賊=ヒーローみたいな内容では、笑わないわけにはいかない。ヒロインは舷側で「わしらは自由だあ!海賊万歳!攻撃開始!」みたいな絶叫するし。少し違うか。野郎どもはそれに応えて「うおー!」とか盛り上がってるし。
海賊OKですかそうですか。

超自然的なものを盛り込みすぎてしまうと、どうもお話しに緊張感がなくなる。なんでもあり、という前提になってしまうわけだから。まあ、1作目で大いに楽しませてもらったから、2、3は寄付のつもりで。
 
もー寝る。

 

それはそうと、次はこれらしい。配役がすごいです。ニコール・キッドマンって、そりゃ観にいくの決まりなのだけどもしかしてもしかするとあの悪女さま役でしょうか。

なんかこれは期待できます。
 

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2007.05.22

実名ブログの向き不向き

今日の解説:ブログは新時代の履歴書

おいらもどっかに実名でブログ日記を書いて履歴書にしようかな。そちらは当たり障りないテーマと書き方を中心に(笑)。

言論人やメディア業界人のように言論(を表明して闘わせること)そのものを飯の種にしている場合と違って、大多数の人にとっては、自分の信条とか時事についての意見表明とかは、なるべく行わないのが、処世術としては正解であることが、まだ多いのではないか。
理由は、世の中の仕事の大部分は、「闘争」ではなくて「交渉」だから。

Agile Media Networkを立ち上げる時に、果たして影響力のあるビジネス系、テクノロジー系ブログがどれだけあるかが一つの大きな要因になるであろうということを議論していたが、ありがたいことに影響力のあるブロガーの方々に入ってもらい、また仕事、業界関連のことを書くブログの数も増えているようで裾野が広がっているのではないかと感じている。
 そして、この動きがことタイトルにあるように「履歴書としてのブログ」ということにつながるのではないかと考えている。
この記事でイメージされている対象者はおそらく、「創造」を仕事の中心とする人たちなのではないかと勝手に想像してみる。そうした人たちにとっては、確かにブログで思うところを書くことが履歴書代わりになるかもしれない。

けれども、言説を流すことが何かを「操作」することに繋がる仕事の場合は、実名でブログを継続的に書くことのメリット/デメリットを慎重に考える必要がある

私は依然として、仕事場で政治、宗教、その他の話はしないのがマナーという感覚を捨てきれない。そういう私にとって、ブログは、匿名の一消費者の立場から、日々の感想を放流するツールとしての価値の方がずっと大きい。

そうした価値が軽く見られがちなのは世の習いでもあるのだけど(笑)。

 

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2007.05.21

雑記070521

新しいノート、なかなかいい感じ。キーボードもそのうち慣れるだろう。
昼休みにテケトーな雑記を書ける状況が復活したのが、一番うれしい。



シリコンバレーのもっともホットな話題(クジラ)

カリフォルニアの首都サクラメントまで迷い込んでしまったのである。
多摩川にもし鯨がきたら・・・アザラシの比ではない騒ぎだろうな。
そもそも浅すぎて無理か。

死なないようにするにはまず餌やりだと思うのだけど、鯨に餌付けなんてどうやるんだろう。


ジェネリック医薬品と新薬、どっちを使う?

賛成、反対のいろいろな理由があって参考になる。メモ。
個別ケースについてのあれこれは参考にはなるが、総体でのメリット/デメリットがたぶん重要。それで方向性を決めたら、そこからはみ出すケースについて個別に対処・改善すればよい。

そう考えれば、結論は見えているように思うのだけど。



誰が得するかで、見る。システムを組む。

実際、青森の駅周辺は歩きやすかった。たぶん雪国でこの恩恵は相当大きいはず。

面積あたりの集積度をあげることが必要とすれば、どこに集積してもそこの地権者の利益になるのは当然。郊外か駅前かは、得する利権者が誰かという視点では実は決まらない。

道路の雪かきのことを考えれば、鉄道駅周辺という答えが最も妥当、と私は思う。まじめな都市計画屋さんであれば、やはりそう考えるはず。

それで地権者が得た利益は当然、固定資産税と所得税で吸い上げ再配分する方向で考えるのが、筋がよいかと。



【著作権】とんでもない法案が審議されている

この話、まだ潰れていなかったのか。
マスコミは「表現の自由に対する侵害」の視点で、この話を取り上げてくれるといいのだけど。

 

おっともう昼休みおしまい。
 

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2007.05.20

「主人公は僕だった」

愛すべき日常を普通に描いていって、最後にあっと言わせる映画。伏線のおかげで観る側も半ば予期しつつ、それでも「あっ」と思って良さを噛み締める、そんな風に観ることができれば幸せな映画。なかなかよい出来です。以下ネタバレ。

 

物語の価値というのは、わかりきった予想を裏切ることにあるかもしれない。この映画はその意味では、最後まで表面的にはあからさまに予想どおりの展開。ところが。

まるで予想どおりの現象(あるいは展開)の裏側に、作家が潜ませた「意味」というものがある。それは言葉にしてしまえば当たり前過ぎることなのだけど、当たり前ゆえに、それを改まって観る側に印象付けるのは難しい。

この映画は、風変わりな設定を十二分に生かしながら観客の興味を失わせず、上映のほとんどの時間を使って必要な描写をすべてやり終えた最後に、核心の一言を作家にきっぱりと言わせることで、その難しいことに成功している。

それ以上は、ちともったいなくて書けません。この微妙だけど力量が必要とされる作品のあり方を味わうには、実際に観にいくのが一番でしょう。

 

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今日の憤慨2題

正確には、「昨日の憤慨」だけど(笑)


三田誠広氏は著作者の代表か

著作者の権利保護については、請求権を中心にするがよい、という点に全面的に賛成。法律はさっさと改正すべきだけど、それまでは現行法律に触れない範囲で抗議しておくのが良識ある大人の知識人としてぎりぎりの線だと思う。

ところで、大人でも知識人でもない一介のプーであるおいらは更に踏み込んで、今の日本の著作権については、どうも多少の横紙破りもやむを得ないのかもなー、と、あえて言ってみる。もちろん、訴訟沙汰になれば負けの公算は大きいから、そこは各自自己責任でね(笑)。

途上国での海賊版を考えると、請求権だけでは甘いという考えに一理あるとしても、日本国内はもう少し緩くしないと、角を矯めて牛を殺すことになりかねないのでは。

クリエイションに直接関わっている人たちは、どう思っているのだろう。



NHK:日本のこれから「止められますか地方の衰退」

絶望的な気分になった番組。途中で見るのをやめた
(中略)
番組当初の「地方の衰退は問題か、仕方がないのか」との設問に、フロア参加者の過半数は「仕方がない」と回答。これにはNHKもショックだったみたいで、無理やりねじ曲げて「問題あり」という方向に参加者の意見を聞き回っていたが、時間が経って視聴者の8割が「問題あり」と言っているとする結果が出てNHK番組側も安心したみたい(当初の狙い通りだったから)。最初から誘導の方向が見え見えの番組。
確かに、「状況をコントロールしてリスクを最小に抑えつつ有りう得べき未来に向かおう」、という意識は、番組の企画側からはあまり感じられなかった。私も途中で見るのやめました。

地方から会場に参加している多くの人は「大変だ」を繰り返すばかりで、それでは自分はどうやってこの状況を切り抜けようとしているか、という言葉はほとんど聞かれず仕舞いだったのではないか。少なくとも私が見ていた最初の小一時間はそうだった。


その後「問題あり」の意見が増えたそうだけど、「やっぱり地方に住んでいる人がこんなに依存心が強くては「問題あり」だ」という皮肉だったりして(笑)。

自立心の強い地方の人も会場には何人か居て、そうした人たちから「自分はこうやっている」という意見が聞けたという点は、収穫だった。

 
視聴者はちゃんとそれを見ていると思う。

 

それはそれとして、災害対策の観点から都市機能を分散をしておくべき、という意見はもっともだ。複数の大都市圏を発展させておく必要はあると思う。現状は概ねその方向で動いているのではないか。

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2007.05.19

ノートパソコン買い換え

というわけで工人舎のSA1F00Aを買った。7万9千円。新しいモデルが出たのを機に、古いモデルの値段が下がったので、ここらが買い時だろう。

この旧モデルは、画面が縦方向に扁平に歪んでいて、文字など細かい表示もシャープさに欠けるなど、玩具感が拭えないのだけど、この値段まで下がれば2年程度使えばよかろうということで納得した。

ちなみに、新しいモデルは旧モデルの旧価格と同じ9万9千円だが、タッチパネルが付いたほか、上に書いたような旧モデルの欠点が解消されてなかなかいい仕上がりになっている。人にはこの新しいモデルの方をお勧めしたい。
画面を180度回転させてタブレット風にトランスフォーム(笑)するので、仕事でプレゼンに使ったりすると面白そう。brightnessやscrollなどが、タブレット形態でもワンタッチで操作できるように工夫されているあたり、そういう利用シーンをかなり意識しているかもしれない。

 
今年の初め頃からさんざん迷っていたが、価格が下がったのが丁度よい切っ掛けになった。このスペックでこの値段。我慢できませんでした。量販店おそるべし。メーカーさんありがとう。

他メーカーのノートは、確かに上等な質感だし、細かいところまで目が行き届いているけど、やはり高すぎる。大手メーカー製の2分の1~3分の1の価格という工人舎のマシンは魅力が大きい。

私の場合は、自宅マシンがパワーもりもり画面広々に変わったので、ノートはブログを読み書きできれば十分という事情もある。

 

と、ここまで書いて、でもキーボードはもう少しなんとかならなかったかと、やっぱり思う。次の製品に期待したい。


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雑記070519


朝日社説 来年度予算―歳出削減を緩めるな

 つまり、旧中流が、新中流と下層に分かれるというより、いわゆる昭和的なファミリー世帯の維持をするにはその負担分で公務員でないかぎり、自然的に下層的な消費に押し込まれる。

 これに対して、そういうファミリー志向でない、べたにいうとパラサイト、とか、未来なんかどうでもいいや系の人々の消費、が多分に新中流的に見える、ということかも。

未来なんかどうでもいいや系の私としては、率直に言ってその通りだと思います。世帯が子供を生みたがらないのは、個別の事情を捨象すれば、単に生活レベルが半端でなく下がるから。で、ひと昔前との違いは、周りを見回してもみんながそうだったので、気にならなかったから。

(ふと、「女性が産みたがらない」という言葉を「世帯が・・」と書き換えてみたら、なんだかこの方がよさそう)



絵を描く事を発見

普通の人が絵を描くようになるのは、とてもいいことだ。というのは、デザイナーと称して金を取ろうとする人で、エスキス、スケッチ、絵コンテの類を、その場で手でさらさら書ける人が減っているように思うから。

普通の人が描いた絵の方が、よほどいい場合がしばしばある。

 
誤解かもしれないが、デザイン学校というところはもしかすると、パソコンでillustratorの使い方だけ教えて、あとは適当(でむしろ有害)な理屈を吹き込んで、それで「デザイナー」を育てたつもりになっていないだろうか。
そうとしか思えないケースに少なからず遭遇するのだけど。

もっとも、昔も今も自称デザイナーなんて9割方は使えないというだけのことかもしれないけどさ。



長男「セイゾウ」がそのお下がりを弟たちに着せる
戦略なきIT利活用の行方

「日本は2.5次産業でいく」みたいなことが、一時盛んに言われていた時期があった。思い返すとあのあたりが分かれ道だったような。

結局、未来に関する意思決定ができる位置にいるのは過去になりつつある人達だ、ということが濃い影を落としていると思う。代謝機能が極端に弱いということか。そして反動で逆に大きくぶれてまた失敗してみたり。

場合によっては、手遅れ。

  

でもまあ、自動車とか部品とか素材などなどはがんばっているわけだから、目論見どおりとも言えるのが、大惨事産業にすればやるせないところ。

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2007.05.17

雑記070517


祝・打上げ成功!?「アフリカはウチのもの」(by 中国).....かなぁ。

P.S. この記事を書くにあたって、Googleの日本サイトから「神舟 有人」で検索しようとしたら、いきなりシャット・アウトされてしまいました(Googleの日本サイトにアクセスできない状態になりました).....。30分経ったいまも"google.co.jp"は私のPCからアク禁状態です....。なんか気に障ったかなぁ!?
ふーん。神舟はいい国威発揚だと思うのだけど、何か自国民に知られてまずいことでもあるのかなあ。変だ。


IBMセールスマン、配属先は「Second Life」支店

米IBMは5月15日、同日オープンした仮想世界「Second Life」内のビジネスセンターに、本物のセールス担当員を配置すると発表した。世界各国のIBMに実際に勤務する従業員がアバターを操作し、訪問客に対応する。
(中略)
 顧客がハードやソフト、サービスの購入を希望したり、またはヘルプが必要な場合、セールス担当者とアバター同士で直接会話を交わすことが可能。契約書に署名する、クレジットカードで支払うなどの行為も、仮想ビジネスセンターにリンクしたIBMサイトや、電話で行うことができる。
これこれ、これが重要。
SLは「人居ない感」を解消しないとブレイクしない。チャットと同じだと思えばいい。掲示板は人が居た痕跡がメッセージとして残るから時間差を吸収できるけど、チャットであるSLは人資源をどばどばつぎ込まないと。


FlickrファウンダーCaterina Fake、Flickrの起源を語る

# しかし、ユーザーは既にある機能をもっと欲しがるだけなので、新機能をどうしたらよいかをユーザーに聞くのは不毛。それより、既に計画中の機能を複数ユーザーに投げて、どれが優先順位が高いかを聞くのがよい。
# コミュニティには注意が必要。多くのユーザーが粛々と従っているのに、ごく一部のユーザーが激しく苦情を言うケースも多く、激しい苦情だからと言ってそれに従うと方向を間違える。たとえばユーザーIDを、(ヤフーに買収された後)ヤフーIDに変えた時も、フォーラムで盛大に苦情した人たちが100人くらいいたが、その一方で、変更するやいなや2万人が静かに変更した。もちろんユーザーの意見は聞くが、気をつけなければならない。
(・・・)
スペシャルな機能はユーザーにプッシュせず、そっとサイトの片隅に登場させる。これにより、ユーザーに発見の喜び、自分が見つけたというオーナーシップを持たせ、その機能により強いコネクションを持ってもらことができる。
メモ。

 

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「広告」の再定義・・の可能性

Googleに取り替わるモデル?媒体に100%の収益を渡すオープンソース広告ネットワークコンセプト

可能性としてはたいへん面白いアイデア。

問題は金のやりとり(支払い)だろうか。
元記事はその点にあまり触れていないように見えるけど・・。

考えて行くと最終的に、広告というよりは、直販における売り手と買い手のマッチング機能を果たすソフトウエア、ということになるのかなあ。

それはそもそも、「広告」という概念の否定に繋がっていきそう。
いや、正確には、「広告の対価」という概念の否定か。対価ゼロ、ということに。
つまり「広告」の再定義、ということになるのかも。

ここで疑問。
広告(あるいは情報)を流す価値ある場所、というリソースは有限だから、そのリソースを配分する仕組みをどう組み立てるのだろう。大量に流したもの勝ち? 早いもの勝ち? 時分割? いずれにせよ調整するロジックがあるとしたら、そのロジックを司るのは誰なんだろう。まさか、ひとつのアルゴリズムで自動調整なんてできないと思うのだけど。

その分配機能にこそ「広告」が業として成り立つ理由があるはずなんだけど。

[追記]
などつらつら考えていたら、解説があがったけど、やっぱりその答えは書かれていない。

 

ところで、えらく早起きですね(笑)。

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2007.05.16

雑記070516


富士通、約580gで厚さ26.5mmの「FMV-LIFEBOOK Uシリーズ」を発表

世界最小! 超小型・超軽量のコンバーチブル型PC「Uシリーズ」を新規提供

ううむ。ディスク20GB・・・一応大丈夫てことにしておくか。
14万円・・・。いや、高いでしょう。これと同じ値段ですがな。
標準バッテリーで4時間。結局これがすべてを決めるわけなんだけど。
あれれ。キー配列は普通のQWERTYじゃないのかな?


例によって実機を触ってみないと何とも言えない。
買うとしたらたぶん工人舎なんだけど、問題は買うかどうかなんだよなあ。自分としては携帯の方に興味が移ってるし。



高速無線通信、新規参入組を優先・移動通信で総務省方針

WiMAXほんとに使えるのか。
携帯はこれで5社になるのかな。e-mobileは通話が無いけど6社目にカウントしていいのだろうか。
だんだんわけわからなくなってきた。



日経本紙 「国産検索エンジン 官民開発体制が船出」
”統括企業に日立コンサルティング、ほかにNTTドコモ、JALその他が参加”だそうです。

そして記事の最後がこう。

ただ、検索サービスでは、要のサーバにホームページなどの内容をコピーする必要があるが、日本の著作権法では権利者の許諾なしに著作物の複製はできない。ヤフーなど日本で検索サービスを提供する企業は、サーバを米国に置いており、国産検索エンジン実現には法改正が必要だ。
わかったぞ! 日の丸検索エンジンの真の狙いは、がちがちで使えない日本の著作権法を多少ましなものになるように改正することだったんだ。経産省GJ!(笑)。


有料動画配信サービスに未来はない

これまで有料動画サービスを利用したことのある大人は,オンラインユーザーのわずか9%であった。その彼らが有料で視聴した動画の特徴が,極めてニッチ分野のコンテンツであることだ。一般のユーザーが今後ともあまり見そうもない類のコンテンツが,有償で視聴されている。つまり,現在の有料動画サービスユーザーは,一般ユーザーの先兵とは見なされないと言うことだ。

 ほとんどニッチユーザーしか寄りつかない有料動画サービスはすぐに行き詰まる。大多数の一般ユーザー向けの動画配信サービスは,有料モデルではなくて広告モデルに頼らざるえないと,Forresterは結論づけている。


そうなのか。そうかもな。


このニュース、痛すぎる。
因みにペッパーランチのWebページは 繋 が ら な い 。

これどこの国の話??
正直、わしもそう思う。

 

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2007.05.15

雑記070515

ちと仕事が端境期で暇。
こういうときこそいろいろ勉強・・のはずがネットサーヒンに先祖がえり。


例のnikeの爆笑プロモーションの資料が公開されているそうです。

http://nike.jp/akibaman/nikecosplayjapan1/
http://nike.jp/akibaman/nikecosplayjapan2/
http://nike.jp/akibaman/nikecosplayjapan3/

ほんとに腹の底から笑わせてもらいました。ありがとうございました。



有料のオンライン・ゲームは,パソコンより携帯電話機での利用が多い,矢野経済研究所が発表

だそうです。

そういえばそろそろ、次のスマートフォンの話題が聞こえてくるころだなあ。

 

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ターゲティングはほどほどに

「モバゲー」に見るテレビとネットのミックス効果

TVが依然として1000万人規模の人にリーチするために最も効果的なメディアだという話しはよく聞く。ここではさらにTVの曖昧な良さを指摘している。

 若者に売れると思っていたスポーツカーがリタイア後のシニアに売れたとか、キッチンの掃除用品を郊外の大型ドラッグストアで陳列棚から選んで購入しているのは妻に頼まれた夫のほうだった、といったことがありうるわけです。

 ターゲティングしすぎると、機会ロスもある。

 テレビは、そういう意味では、厳密なターゲティングはできませんが、それが逆に強みでもあります。

これは、ネット屋さん側からはなかなか言い難いことだけれど、事実でもある。

 

当初、既存のメディアには到底及ばなかったネット上のメディアが、対抗上、既存メディアには決して真似できないこととしてパーソナライズを前面に出したという面はあったのかもしれない。

Yahoo!がこれほど大きくなった(視聴者が多くなった)今では、一度考えをリセットして、あえてパーソナライズを行わずに、偶然性を多少織り込んだメディアとしてのうまい使い方を、再検討してみてもいいのではないか。

いや、もうずっと昔からYahoo!はそうだったかな(笑)。

 

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穏健化するブログ

マスコミ性善説の瀬戸際

ということで、井上社長と郷原氏の参考人招致を要求したのである。

確かに、これは議会の役割であり野党の役割だと思う。枝野議員の言う通りだ。

しかし、この非常に重要な質問について、テレビ各局は全く報道してないのだ。新聞もごく一部しか取り上げていない。

業界として、メディア全体として、全く自浄作用は働いていない。
<中略>
「もはや性善説は撤回してください」と業界あげて声を揃えて言っているようなものである。

そんな事態が進行中らしいです。

この問題に限らず、TVの中の人達は、世の中の趨勢や自分たちのビジネスの置かれている位置が、実はとうの昔によくわかっている。業界の終焉をできるだけ引き伸ばすために「順法闘争」を繰り広げる覚悟である、と言っているとも聞く。

だから、上の記事で批判されている点についてここで単なる同調の記事を書くことはとりあえず措いておこう。

むしろ私が気になるのは、このケースについて、ブログ書きの人達があまり取り上げていないように見えることだ。そういう状況に、なんとなくブログの衰退というか変質のようなものを感じて、少し残念な気もする今日このごろであります。

 

それともこれって、「携帯でメールしたのに、1分も経ってまだ返事が来ない。ムキー!」といって怒るのと同じ、せっかちの類なのだろうか(笑)。

 

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謹製「大吟醸」ガソリン

珍しくクローズアップ現代を見られる時間に家に居る。今日のお話は、「米からバイオ燃料」。米を発酵させてアルコール燃料にするのだそうな。

日本の米農家は芸術的に米をつくる癖が付いているから、いずれガソリンスタンドに車をつけたら「大吟醸、満タン、現金ね~」とか言わされることになるのだろうか。(笑)

もちろん、補助金をつぎ込まず、関税でおかしなことを言わなければ、農家が何を作ろうが、それは自由だ。

 

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2007.05.13

雑記070513

気温といい風といい、なかなかいい季節になった。
昨夜は今年にはいってはじめて窓を開けて寝たが、冷気が程よく気持ちがいい。

ツーリング用品を皮切りにこのところ買い替えるものが次々と浮上中。今日はデイパックの底に開いた穴が危険なほど大きくなってきたので買い換える。

Jack Wolfskin のシンプルな安いモデルが私の定番なのだけど、今年はなぜか色が少ない。カタログで調べてもらっても、黒、赤、モスグリーンの三色だけ。いつも紺やエンジや深緑などあって困らなかったのだが。高価格路線にシフトでもしてるのだろうか。仕方なく別ブランドの少し高めのを買う。

そういえば、実感として安いものが身の回りから減っている。高ければ買わない方針で生きて行けるありがたい世の中ではあるけど、この調子でなんでも価格が底上げされていくと、あまりいい気分ではない。値段なりの意味があればいいのだけど、企画屋のひとりよがりみたいな夾雑物をごてごて付けて値段を吊り上げるのには閉口する。

と書いていてふと、自分の企画にはそういう側面は無かったろうかと思って苦笑い。
人のことはなんとでも悪し様に言えるものだが。

 

いろいろ盛り込んでしまうのは、利用者との双方向のやりとりが少ないのが原因だ。相手のことがわからないまま、一発で軌道に乗せようとすると、安全策(と言い訳)のために、不要と思われることまで盛り込んでしまいがち。これはどう見てもネット的じゃない。反応を見ながら順次手を変え品を変えていくには、忍耐と寛容と時間が必要。

という反省とともに、今週末を過ごした。

 

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2007.05.12

「バベル」

日本の映画関係者はたぶん、日本人俳優とハリウッドスターが同じ映画の中に出るというただそれだけのことを、最大限、宣伝に使ってやろうと意気込んでいたのかもしれない。でも、観る側からすると、そういうことははっきりいってあまり興味がわかない。映画として面白いかどうか、感ずるところがあるかどうか、だけが問題だ。
映画の賞の関係で話題になっていたこの映画を、ずいぶん遅れて観に行った私は、その点、少々期待しすぎていたのかもしれない。以下ネタバレあり。

 

人にはそれぞれの生まれ、生い立ち、現在、未来、つまりは文脈というものがある。この映画はその越え難い溝を描いている。

それは、登場するアメリカ人、モロッコ人、日本人の間の溝ではもちろんない。それら異なる文化の中で共通して存在する、親子の溝、人種の溝、そしてなにより他人の溝を描いたものだ。

それは日常のわずかなずれから、言葉の違いによる大きなずれ、さらにそれぞれの人が背負っている文化や生活態度の違いから生まれる。ずれがもたらす結果も様々。些細な行き違いで済むものから、回復不可能な悲劇に発展するものまで、いろいろある。私たちは他人と一応分かり合っているかのように思って日々過ごしているけれど、一皮剥くとそうしたずれがすぐに顔を出す。

この映画には、そのずれがもたらす悲劇がいくつも並列して描かれる。それぞれにずれを生み出した原因を想像して、はて、自分ならどう行動するだろうかと考えて、優越感にひたったり戦慄したりする。そのあたりが、この映画の楽しみ方のひとつだろうか。

米国や日本の話しは、私の周りにはそれなりに情報もあるから、凡その見当はつく。少し残念だったのはモロッコの状況についての自分の知識不足。社会の在りようについてもう少し知っていれば、思うところもより深くなったかもしれない。

それも推測しながら、なんとか退屈しない程度には楽しめた。

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2007.05.11

今日の絶望

健康診断というものがある。定期的に病院へ行って、血をとられたり背丈を計ったりバリウム味のヨーグルトを飲んでアトラクションに乗ったり超音波スウォードで肺腑を抉られたりする愉快なエベントだ。私なぞは子供のころの遠足よろしく前夜になると翌朝の天気が気になって夜も眠れない。食事も喉を通らないくらいだ。

この楽しい催しは当日参加だけでなく事前準備という形で体験学習ができるプログラムになっている。便を採取するのだ。そのために参加者にはあらかじめプラスチック製の虫篭様の容器が渡される。蟻など採取して封じ込めるのにお誂え向きの形状をしているこの容器がまた私のお気に入りで、使用機会を逃さないように容器を渡された日から当日まで常に背広のポケットに携帯するのを常としている。

さて、明日は健康診断当日というその日、こじゃれた飲食店で物憂く珈琲など注文していた私に待ちに待ったその機会が訪れた。既に1回目の採取には成功しあとは2回目の体験学習を残すのみとなっていた。

レストルームへ直行し電気でほどよく暖められた椅子に座って体験学習を始めた私。するすると問題を解いてあとは子供の泥んこ遊びよろしく採取をすませるのみとなった。幼少の頃を思い出しまさに心躍る瞬間である。

立ち上がって振り向き泥団子に向き合って容器を取り出そうとしたそのとき、不意の水音が私を襲った。唐突なことでもあり一体如何なる事態が起きているのか暫し私は狐に抓まれたような思考停止状態に陥った。

私は耳を目を疑った。轟という微かな水音とともにあろうことかその輝ける貴重な泥団子が艶やかな白い陶器の奥へと吸い込まれていこうとしているではないか。私は何もしていない。ただ立ち上がって向き直って・・。

そうだ。立ち上がって向き直ってしまったのだった。この種の椅子の中には赤外線で人の動きを自動検知するという大自然の驚異もかくやと思わせる過剰進化を遂げたものがときおり見られる。私が直面したこの椅子がまさにそれであり、私が既に用を済ませたものと勝手に解釈し貴重な体験学習の素材を私の手から奪おうと動き始めたのだ。不埒千万!

嗚呼もし傍らにお玉なりとあったなら引っ掴んで私のものを掬い上げ不届きなその椅子に歪んだ冷笑を浴びせてやったものを。しかしそこにお玉があろうはずもなく。私はただ焦燥に駆られながら泥団子が静々と吸い込まれて行くのを見送るしかなかったのである。

なんという無念!

 

いまや何事も無かったかのように満々と水を湛える湖面をしばし呆然と見つめ、やがて憔悴しきった私はよろよろとその場を離れたのだった。虚しく空の容器をひとつ残して。

翌日病院にて大勢が屯する待合で看護婦にご丁寧に名前入りで呼びつけられ、体験学習を完了していない旨を無粋な大声で詰問された私の身にもなってほしい。自動化なんてものはそんなに過剰にやるものじゃない。

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2007.05.10

おフランス雑記2題


フランスから"Buy cymbalta"とかいうとかいう変なトラックバックが複数来てるので調べてみた。TBが付けられた記事の共通点は「ワーキングプア」。

見ただけでウイルスなんていうサイトだと嫌だから、サイトを直接には見ずに、まず"cymbalta"で検索してみる。この辺り、アテナの盾を使うペルセウス(笑)。

で、検索結果を見ると「SNRI抗鬱剤 Cymbalta」なんていうものがヒットしている。ワーキングプア → 抗鬱剤という類推らしい。だれかフランス人に入れ知恵した日本人がいるのだろうか。


おこっている人達

そのフランスの新大統領、約半数は不支持なわけで、その様子が少し書かれている。

選挙結果でまじ切れする日本人は少ないと思うけど、フランス人はそうでもないみたい。でも首相が公選制になったら、日本でもやっぱり切れる人続出なんだろうか。

 

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2007.05.09

500円玉毀損のお話し

手品用加工コインは違法か? 貨幣損傷論争、控訴審へ

有罪、ということらしいのだけど、これが私にはよくわからない。

法律を解釈すれば有罪にあたるようだ、ということは、今は専門家が決めることだから、とやかくは言わない。
一方で、手品で500円玉を2~3個傷をつけて、それが使えなくなったからといって、誰にどんな不都合が実質的に生じるのか、ということがわからない。

もちろん、日本経済に悪影響を与えるほどの規模で貨幣を毀損すれば、それは放置できないと思うのだけど、手品のタネに使いました程度のことが、そんなに目くじら立てることなのだろうか。
なんだか変だなという感覚は否定できないと思う。

今回、有罪という判例ができたとして、裁判員制度に移行した後、同じような裁判で、陪審員が、これを有罪というのはやはり変だ、という結論になったとき、裁判官はどう対処するのだろう。たいへん興味深いので、誰か勇気のある手品師の方に再度実践してみていただきたい気がする。

一応有罪だけど、刑は無し、とかいう落としどころはないのだろうか。

 

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雑記070509


YouTubeの「Pay for Play」は革命の起爆剤になる?

再生のたびに製作者にお金が落ちるんならハリウッドと縁のないボランティアとかからもいろんな才能が出てきそう…。
おお。



エキスポランド事故の余波

被害者について、中学生のころの写真を不自然というか、無神経に使ったテレビ局も普通じゃありません。
そもそも被害者の写真がTVに出たこと自体に私は驚いた。
出す必要があるのだろうか。
自動車事故で死者が出たとき、写真まで出していただろうか。



日本語壊滅
携帯でひらがな1文字づつ入力する気にはとてもなれず、若くない自分をしみじみ感じている今日このごろ。もっとも、昔はパソコンの遅さにも同様にいらついていたから、文房具(電子文具含む)を使う以上は仕方のないことなのかも。

話し言葉だけでコミュニケーションしていた大昔の人間の方が、頭は良かっただろうと思うことはある。少なくとも、語り部の記憶力は、私の百倍くらいあったことは疑いない。

それにしても、

英文解釈の講義で学生に「often」の意味を調べさせても、「しばしば」はもちろん、「頻繁に」といった訳語が理解できない。「『よく~する』ではどうか、と聞いても、『よく』は『good』の意味としてしか認識していない学生すらいる」
世も末、と思いきや
結果的に、これからどんどん日本人の知的活動が低下してゆくことになるわけだが、私はそれほど悲観的ではない。
携帯メールによる語彙の貧困化や母国語運用能力の低下は日本だけでなく、世界的な現象だからである。
「世界中みんなバカ」になるなら、日本人がバカになっても、それによって国益が大きく損なわれるということはないであろう。
なんだか切ないなあ。


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2007.05.07

戦略的環境アセス 発電所は適用除外

新環境アセス、発電所は対象外に 電力会社の反発受け 2007年03月27日21時33分

 2月に公表された素案では、道路やダムをはじめ、発電所を含めて現行の事業アセスが対象とする13事業すべてを対象としていた。しかし、早い段階で事業内容が明らかになると事業がまとまりにくくなり、コスト増も招くなどとして、電力会社でつくる電気事業連合会などが導入に反対。経済産業省や自民党の一部も同調した。
事務次官会見要旨(平成19年3月1日)
電力業界などは、これが導入されてしまうと発電所の建設なんてできなくなってしまうと、かなり強硬に反対していますが、それについてはどうお考えですか。

→民間事業と公共事業のようなものとでは全然性格も違うように、事業においてそれぞれ特性があると思いますし、民間事業者の競争上の地位など、いろいろな考慮すべき問題もあります。向こうのご主張もあるでしょうし、そういうことも十分に踏まえ協議して、考えていかなければならない面もあると思います。これから検討会なども含めて、よく検討をしていきたいと思います。
 ともかく何でも同じように一律にやるということよりも、今のご質問も含めていろいろなケースがあります。計画段階から環境アセスというものを考えることは重要であると思いますから、基本的ガイドラインを出して、これからいろいろな事例を積み重ねていきながら戦略アセスを形作っていきたいということです。

一律という考えに弊害があることはわかるにしても。道路など他の業種には一律に導入して、発電所だけ例外というのは、どう受け止めればいいのだろう。

二酸化炭素排出量が環境アセスの対象項目にもし入っているとすれば、確かに、火力発電所の新規計画は難しくなるのかもしれないけど。


詳しいことは知らないのでとりあえずフックとして。
私が普段見ているブログでは、この話しはほとんど取り上げられていない。日経が今になって少し騒いでいたりするのも、なんだか変。

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2007.05.06

「東京タワー」

泣ける。広く共感を呼びやすい映画。以下ネタバレ。

 

「マー君」という呼び方で子供を呼ぶ母、というものは、何時頃から普通になったのだろう。この映画が描いている時代にはそれほど一般的だったろうか。

原作にはその説明があるのかもしれないが、映画だけを観ていると、このお母さんっ子の甘えん坊ぶりが説明抜きでよく表れている。

その甘えん坊が、都会に出て放蕩の挙句に食い詰め、それでも実家に逃げ戻ることなく、仕事をする覚悟を決めたのは、甘えん坊ではあっても、働く母や祖母の背中をしっかり見ていたからだろう。食べるために金を稼ぐ女親の苦労を間近に見ている子供は、そういうものかもしれない。

出だしは、地方から上京して都市に定着することになった家族の物語かと思ったが、そうではない。これは、地方、都市を問わず、働く母の中にある自身の自律と子への愛とを、成長して行く子の目を通じて間接的に、味わい深く描いた映画だ。
私はそういう風にこの映画を観た。

 

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2007.05.05

雑記070505

疲れが少し抜けた程度の回復。
家で普通に野菜炒めとか蕎麦とかを作って食うと、外食がどれだけ胃を疲れさせているかわかる。



IT技術者は超保守的、セカンドライフへの無関心が持つ意味

SLはRMTを合法的に行うインフラを提供しているところが新しいと思う。
技術的には、特に見るべき新しさがあるわけではない。

RMTはIT技術者というよりはむしろビジネスマンの興味の対象なので、技術者のコミュニティが無関心なのはむしろ当然というべき。



名誉とか言われることもあるが人はセルフイメージ維持のために自殺しちゃうかもしれない存在

でもその場合、実は、心理的には殺しているのは、その……だけど。
「……」に嵌まるものが、ここで想定されている以外にも複数ある。たいへん重要な手掛かりをありがとう。

で、これまで育ててくれた諸々に感謝しつつ、これからの自分のために、それに牙を剥くのが私という人間の基本姿勢。いずれ因果が巡るのかどうか私は知らない。

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「ラブソングができるまで」

主題歌の「Way Back Into love」が映画にぴったり合っていて、幸せな気分になれる映画。以下ネタバレ。

 

その出色の出来の主題歌が作られて行く過程、完成した後にも改変の憂き目にあう過程と、作詞家と作曲家のコンビがついたり離れたりする過程が呼応して、飽きさせずに最後まで魅せる。

そのピュアなラブソングづくりのたいへんさに絡めて、音楽産業の悪いところもちょっと皮肉っているのは、インターネット時代の今にはタイムリー。それでも最後はクリエイターが主導権を持って曲を生かすところがいい。著作権問題で世間から酷評されることが多いこの業界だけど、作り手自身はまだ捨てたものでもないというあたりか。

この主役の二人が、お話しにぴったりの配役。チャーリーズエンジェルではかなりダサめに映ったドリュー・バリモアの、そのダサさ=普通さがここでは生きる。ヒュー・グラントについては言うことなし。落ちぶれ気味の元スターという役にあまりにも嵌っていて怖いくらい。時折入っているボケやジョークは、英語に即反応するのは私には少々難しかった。あれがわかるようになれば、もっと楽しめるのだろうけど。

少々しょぼくれ気味の二人が波長を合わせて曲作りを進めていくのを見ると、ちと羨ましい気持ちになる。こういう風にクリエイティブな仕事で生きていけたら幸せだろうな。きっと本当は険しい道なのだろうけど。

「GW唯一のラブ・ストーリー」なのだそうだけど、1本で十分満足できるよい仕上がりでした。

 

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2007.05.04

「スパイダーマン3」

おたく少年ピーター君の成長物語もこれが完結編になる。それにふさわしく、成長物語に欠かせない数々がちりばめられている。見て十分楽しめる仕上がり。
実際、彼の青さをみていると昔の自分を見ているみたいで、身悶えするですよ(笑)。

サンドマンがちょっと収まっていないけど、勢いでOKとしておこう。そういえば変てこな宇宙生命も唐突だなあ。でもこれも漫画だからまあよし。教授の手元に残った宇宙生命のかけらも未来に禍根を残してるようだけど、大雑把によし。以下ネタバレ。

 

グリーンゴブリンとの和解、MJへの思いやりが本筋で、他のキャラクタはすべて当て馬的役回りだから、いろいろ変なところはあっても目をつぶっておこう。

MJになぜこの配役だったのか不思議に思っていたのだけど、なるほどこういう役回りなら納得。ピーター君に本物の愛とか思いやりというものを教えるには、相手が強者ではうまくないわけだから。

ピーター君の微妙に人を見下したような感じは最後まで残るけど、これも味のうちだからまあよし。

というわけで、いろいろ突っ込みどころはあるけれど、見ないわけにもいかない3部作の3作目であれば、これくらいでも十分か。
最後がまたもや葬式のシーンで終わるなんて、一体どうなってるのか。

エンドロールの後になにか締めくくりが入ってるのかな? その前に出てしまったからわからないけど。

 

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2007.05.02

東北行070502

起きると、やはり雨。昨夜からかなり強く降っている。
命は惜しいので、登山は諦めて、出立することにする。小やみになったところを見計らって素早くテントを畳む。

ここからは、雨の中ひたすらバイクを走らせる。まずは北に向かい、それから東へ折れて五所川原、青森へ。

青森駅周辺は、かなり賑わっている。確か、人口を市街地中心部に集中させるように行政が施策を打っていると新聞で読んだことがあるが、その効果なのだろう。流入した人口が快適であるような施策も同時に打っているようだ。見回しただけでも例えば、アーケードが周到に張り巡らされていて、雪でも雨でも街中を歩き回れるようになっている。信号のある交差点は見たところすべてスクランブルになっていて、歩行者に便利にできている。
ちょっとしたことなのだが、行政が本気で考えればやれることはいろいろあるものだ。スクランブル交差点なんて、これまで通ってきた大きな街でも、そうは見かけなかった。この街、気に入りました。

駅で土産に津軽路せんべいを買って東京に送る。

さて、旅程もほぼこれで終わり、あとは東京へ帰るだけだ。
青森からフェリーで室蘭へ行き、そこから苫小牧まで走る。途中、気温0℃、ガスあり。さすが北海道。東北とは寒さが違うか。
苫小牧に着いたところで5月3日になる。ここから深夜便のフェリーで大洗へ18時間の船旅。そこから3時間ほどで多摩川の南の家まで走る。

 
 

東北は広い、ということが今回の旅でわかった。移動に多大な時間を費やした割りに、見たものは少なかった。陸中海岸側、日本海側、それぞれ見たかったが寄れなかったところもたくさんあった。

それでも、普段は言葉を交わすことも無い人達と会話してみるのは意義のあることだ。海外へ出掛けてただ「How much?」中心の会話しかしてこないよりよほど良い。

この次行く機会があれば、もう少し的を絞って行くことにしよう。
とりあえず、今回は頭痛がとれたのが大きな収穫だった。

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2007.05.01

東北行070501

今日は、白神山地、十二湖を目指す。
まずは田沢湖を半周して、金色の辰子像へ。正面から見るとぼんやりした印象の像だが、横顔はなかなかよい。金色が悪趣味かと思ったが、寒い季節の長いこの地に立つと、この金色が暖かくありがたく感じられる。こうした感覚は観光写真やテレビではわからないもののひとつだろう。

山間の道をとって北へ。途中、紙風船の町とか、またぎの里などを通過。朝早いので、せっかくの施設もまだ開いていない。
鷹巣に着く少し手前で東に折れて大館を目指す。きりたんぽを食うのが目的だ。途中、湯岱温泉というのがあるのでそこも目当て。小さな温泉に到着すると、丁度開業時間。すでに地元の年寄りがひとり先客で居る。湯につかりながらしばらく話しをする。
言葉がよく聞き取れないうえに、言葉の切れ目がわからないのでなかなか意味が取れない。先方も困ったのか、こちらがわからない顔をしているとぷいと横を向いてしまう。困った。

ふと思いついて、途中の道で見た桜の話しをしたら、にわかに話しが合いだした。すばらしき哉、共通の話題。このあたりはまだ3分咲きくらいとのこと。このさらに北の弘前は丁度満開の頃だが、寒い山間はやはり遅れがちのようだ。そこから、今年の作付けの話しやら、雪の少なさやら、いろいろな話しを聞けた。

それにしても、桜ひとつでこれほど話しが進むとは。日本人の定義をもし求められたなら、国歌とか国旗とかは脇に置いて、桜の開花時期や咲き具合で会話がはずむこと、という条件を第一にしたらどうか。春先しか使えないのがやや難点だが(笑)。
日本語? でもこのじいさまの日本語(一応)は最初ほとんど聞き取れなかったから、日本人の定義としては問題があると思うぞ(笑)。

 

温泉を出て大館へ。地図にものっているきりたんぽ屋へ行く。空いていたが座敷で相席。先客は、これも丁度退職のお年頃の男性客ひとり。話してみると、早期退職していまは悠々自適で北に南に旅行三昧らしい。国内の株式投資もして、それなりに儲けを出しているとのこと。自分で新しく商売はしないのか聞いてみたが、あまりその気はないらしい。
乳頭温泉で会った人もそうだが、退職後にもいろいろあるもんだ。

この人と、乳頭温泉で会った退職した人、そして先の温泉で話したじいさまの顔を見比べて思うのだが、団塊前の年代の顔には味があるものが少なくない。損得勘定より前に、何かを貫徹してきた顔というか。この年寄りの場合はそれが米作りだったのだろう。
ここで、米優遇の政策とか強力な農協と農政とかの存在は措く。単にこのじいさまは米をこの年まで誰に頼ることもなくつくり続けてきた、という事実に注目したい。
そこには、勤め人が勤め人生活をずっと送ってきたのとは、どこか違う、どちらかというと職人と同種の何かを見ることができる。米作り職人とでも言えばいいか。
勤め人との違いは、自分の生き方すべてに対する責任、だろうか。勤め人というものは、生き方そのものを他人に預けてしまって引き換えに気楽さを手に入れたところがあるのではないかと思う。仕事のきつさとは次元の異なる話しなのだ。
それが、年をとってからの自分の顔に現れる。人間、誤魔化しは効かないものだ。

きりたんぽは鳥のスープがうまい。まいたけ、小松菜、地鶏などとともにがつがつ食う。満腹したので、今度は一本北の街道を西へ。

途中、大太鼓の町というのがあり、道の駅と併設された観光センターがあったので、入ってみる。これが以外に面白かった。
大太鼓はギネス認定の世界一で、直径3.7mほどの勇壮なもの。祭りのときはこれを叩いて対抗戦をやるらしい。
そのほかにも世界の太鼓の数々が展示されていて、実際に叩いてみることもできる。知り合いの素人音楽家にジャンベを叩かせてもらったことを思い出しながらいろいろ遊ぶ。伝統的な太鼓以外に、現代的なものもあって、スプリングドラムというのには驚いた。太鼓の一方の皮の中心に、細長いスプリングが尻尾のように付いているものなのだが、これをもって振ると、スプリングがじゃらじゃらと音をたてて鞭のように揺れる。その音が太鼓の内部で共鳴して、遠雷そっくりの音になる。つい時間を忘れて遊んでしまった。

太鼓を堪能したあとは、さらにひたすら西へ、白神山中へと伸びる北行の道に入ってしばらくいくと、環境省がつくった案内センターがある。今日は定休日だが、事務室に居た管理人に聞いてみると、この道は2年前のがけ崩れで通行禁止になっているとのこと。がーん。すると十二湖へ行くには日本海へ一旦出てから回り込むことになる。
ブナの原生林を体験できると聞いてきたのだがと、さらに聞いてみると、いまはまだ雪が残っており、芽吹きもないので、もう少し暖かくなってからの方がよいとのお達し。
二重にがーん。
仕方なく引き返し、日本海、能代へと向かう。

能代からは海沿いに走って、十二湖へ。山あいを登っていきキャンプ場に到着。ついて驚いたのは、羽虫の多さ。バイクを止めたとたんにわっと寄ってくる。ガイドの人の話では、熱やガソリンの臭いにひかれてくるのではないかとのこと。テント設営の前に蚊取り線香を焚いたら、あっという間にどこかへ退散していった。煙が出る前に、いぐさの匂いがしただけで、すぐ居なくなったのには驚いた。よほど臭覚が敏感らしい。

ガイドの人に、白神岳へ登れるか聞いてみたところ、上の方はまだ雪とのこと。だめとは言わないのが微妙なところ。もうすこし情報収集が必要か。

設営後、国道へ戻って、小さな町でおそらくそこ一軒だけの寿司屋に入る。寿司を食べながら話しをしているうちに、白神岳に登りたい話しになって、おやじが知り合いの山岳ガイドに電話で聞いてくれた。「かんじきがいる」とのお達し。おまけに、予報によれば明日は雨。これは少々無理か。

それはそれとして、この寿司屋、何の変哲も無いのだが、まぐろがやけに旨い。近年これほどうまいまぐろは食っていない。(まあ、スーパーなんぞでいくら探してもそういうものは無いわけだけど)。
どこで仕入れているのだろう。日本海は海の幸の豊富なところだと聞くが、まぐろの水揚げなんてあったかな?

ともあれ、情報とうまい寿司の礼を言って出る。
見上げれば、目的の白神岳の雪をいただいた山頂が夕暮れの中に佇んでいる。これはやっぱりちと無理だな。

すっかり疲れて、寝る。


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