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2007.04.18

ミーティングは雑談ではない

懇親会なら雑談でいいんだけど(笑)。

日本の労働生産性、米国の7割 サービス業が低調

流通や運輸など非製造業の労働生産性が低く、全体を押し下げた。
(中略)
 内閣府によると、各国・地域の労働生産性(05年)は米国を100としたとき日本は71で、経済協力開発機構(OECD)諸国平均の75を下回った。ユーロ圏は87、英国は83だった。
(中略)
 日本の労働生産性は70年代初頭は米国の4割程度だった。その後、経済成長のもと設備投資を拡大した結果、効率化が進んで生産性は急上昇したものの、90年代に入ってから停滞。ここ約15年間は、米国の生産性の70%前後のままだった。
製造業の生産性は、設備投資つまり生産プロセスの自動化によって高めることができるのだろう。サービス業の生産性も、自動化できるプロセスを自動化していくことで、確かに生産性は高まるだろうと思う。

例えば、データベースを使えば短時間で確実に終えられる事務処理を、表計算ソフトのような目的に合わないツールを使って、長時間の間違えやすい単調な作業を十年一日のように繰り返して省みない状況がもし身の回りにあれば、それは改善の余地がある。効率は数倍の単位ではなく、10倍以上の単位で簡単に改善する。
プログラマの効率は人によって数十倍から百倍などと特殊な例のように言われるけど、単なる事務やデータ処理の分野でさえ、パソコンを本来の使い方で使えれば、簡単にその程度の差は出るのだ。

そうした事務処理やデータ分析などは、見えやすい部分だから、効率化することは比較的易しい。データベースを普通に使えればというハードルはあるにしても。

 

それに対して、見えにくい部分の効率化は少々やっかいだ。典型的なものは、会議の効率だろう。効率化が難しい理由は、その非効率が文字どおり「見えにくいから」にほかならない。

会議やミーティング、あるいは通常の対話であってさえ、仕事として行う会話であれば、目的を意識しながら、表面でやり取りする言葉の部分と、背後で分解・再構成を繰り返すものごとの構造とを、常に二重に透かし見ているような感覚が必要になる。これには、ある程度の精神の緊張と、ものごとを構造的に見る思考とが不可欠だ。

そうした精神と思考とを持ち合わせずに会議や対話に臨んでしまうと、そこには見えにくい非効率がはびこることになる。こうした「会議」は、雑談で空費されて終わる。

なにしろコトは精神と思考の問題だから、見えない人にはまるで見えない。製造や事務処理のようにプロセスが目に見える形を伴っているものとは異なる。そして、見えていないことに対して問題意識を持つことは、人間には不可能だ。

何てこった。

 

非効率は、見える部分と見えにくい部分とに広く存在していて、これを解消するには、関わる人間のスキル向上に加えて、精神と思考のあり方が問われることになる。単にスキルの問題だけではない。

なにしろ、会議が雑談に流れてしまう大きな理由のひとつは、単に、口を閉じて思考を巡らせているときの場の沈黙に耐えられない、というだけのことであったりするのだから。

まったく何てこった。

 

ところで、こういうつまらないブログを書くのに何十分も掛けている自分の非効率はどうするのかって?

ブ ロ グ は 会 議 で は な い
だからいいのだ(笑)。

 

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