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2007.04.05

NGNに期待したい実名/匿名の扱い

ふと思いついたことがあるので、書き留めておく。

NTTのNGNが、NATを使ってIPアドレスを隠蔽すること、その代わりに、パブリック・ユーザIDを使うことは、先日メモしたとおり。

さらに考えを進めて、このパブリック・ユーザIDは隠蔽されるのだろうか。いままでに読んだ初心者向けの本や雑誌の特集の中には、これに関する記述を見つけることができなかった。

翻って、現状の電話サービスを考えると、パブリック・ユーザIDである電話番号は、発呼側が番号通知/非通知を選ぶことができる。また、着呼側では、相手の通知/非通知の別を知って対応を決めることができる。

これは、なかなか賢い方法だと思うので、NGNにおいてもこのポリシーは受け継いでほしい。具体的には、
  who:  電話番号、URIなど
  where: 所在、位置情報
  how:  端末機種
などの情報は、開示するかどうかを端末ユーザが制御できて、かつ、開示状態は受け側のサーバやユーザに公開され、受け側はその情報を元に対応を変えることができる、ということにしてほしい。

こうした制御ができれば、アプリケーション(サービス)は安心していろいろな展開を工夫できる。
1対1の通信ではwho情報を開示することは普通だと思うけれど、例えば、掲示板など多対多のサービスでのwho情報(実名/匿名)の扱いは、サービスごとに特色を出してもいいだろう。
where情報は、標準設定は非開示だろうと思う。その一方で、いま居る場所周辺の地図を表示したり、広告を見せたりするサービスは、ユーザが開示した位置情報に基づいて提供されることになるだろう。
how情報は、端末のディスプレイの大きさによって同じサービスでも表示の仕方を工夫したりするときに使われるだろう。

もう少し踏み込んで考えると、キャリアに渡している住所や電話番号などの個人情報は、何かのサービスに申込みをするときに、その申込みフォームの中だけで開示項目を選択するだけで、毎回キーを叩いて入力しなくても済む。この種のサービスは過去にも何度も提案だけはされてきたけれど、キャリアのような広範なユーザベースを持つ事業者が実装すれば、またたくまに一般化するだろう。事故のリスクは高いから難しいかもしれないにしても。

ユーザに関する情報は、開示すればそれだけ、便利なサービスを生み出すけれど、何に対してどの程度まで開示するかは、ユーザが個別に決めるべき事柄だと思う。
 

なにしろ一般向け情報が少ないので、どうなっているのかわからない。あるいはこの程度は当然実装されるのかもしれない。

もし万一、電話番号や位置情報などが強制・一律に公開されてしまう仕様だとしたら、NGNは個人にとってはかなり使いづらいものになるのではないか。

そうならないことを切に望む。

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