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2007.01.14

「合唱ができるまで」

子供たちの合唱教室に授業参観に行った気分。
先生の大変さがよくわかる。以下ネタバレ。


合唱といえば「歓びを歌にのせて」が素晴らしい映画だったけど、この「合唱ができるまで」は、登場人物に光をあてるのではなく、素人の集まりが、とにもかくにも合唱を発表できるようになるまでの、たいへんな、そしてちょっと微笑ましい苦労をひたすら撮影している。

指導する先生は、指揮者とピアノ奏者ほか数名なのだが、この人たちの忍耐強さや力量もたいしたものだ。特に女性の指揮者は自分で声の手本を示すのだけど、さすがに素人の集まりとはまったく違う。声に表情があるのはもちろんだけど、ソプラノ、アルトそれぞれのパートにすごい速さで的確に歌い方の手本を示していく。

教わる側との最も大きな違いは、歌にまっすぐ向き合う姿勢。素人はどうしても気後れしたり恥ずかしさが先に立ったりして、そこを乗り越えるのがまず大変だ。音楽家が身振りも含めてあんなに大袈裟に見えるのは、性格や何かのためではなく、そうすることが音楽を生み出すのに必要だからなのだ、ということが、この映画を観るとよくわかる。

それにしても、子供たちを指導する先生の工夫は面白い。低学年の学校でもやはりあんな風に子供を乗せていくのだろうか。


最後まで観るのに少々辛抱が必要だけど、教え方のディテールや先生の声色の違いに聞き惚れていられれば観られる。何か教訓を得たり、筋立てに期待する映画ではないので間違わないように注意。

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