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2006.11.03

紅葉とオルゴール1

紅葉の季節。というわけで久しぶりに閑古鳥キャンプ場へ来た。
夏の間はさしもこの界隈も人が多くて敬遠していたのだが、いま頃になると夜冷え込むせいか、私にとってはほどよい人口密度。

来る道すがら見る山は、谷間が広葉樹の紅葉、尾根筋から頂上までは松の緑に色分けされて言う言葉を失う。

例によって渓流沿いの道なき道をてくてく歩き、斜面を登ったり降りたり。水量がいつもより少な目で歩きやすい。ところどころ水が来ていない川床を歩いてみたり。雨が降って流れが回復するまでの束の間の散歩道。

斜面の途中に、これまで見掛けることがなかった異物を発見。直径1.5センチ程度の黒い豆のようなものが30個くらい固まって落ちている。大型の動物の糞だと思うのだけど、鹿だろうか。

さらに斜面をぐりぐり登っていたら、人に踏まれて出来たらしい細い道に出た。これは楽ちん、道を辿って上の方に行ってみる。紅葉が深まってなかなかよい。浅黄色、黄色、橙、くすんだ橙、えんじ色っぽい赤、くすんだえんじ色、紅色、よく見ると大層な種類の色がある。日のあたるこの辺りは黄色系が多く明るい印象。そこに赤系がアクセントになって飽きさせない。
踏み分け道に沿って尾根をくるりと回りこむと。今度は打って変わって針葉樹の森。ここは始めて見る。間伐が数年に一度くらい行われているのだろうか。切り口が古くなった切り株がある。幹の間隔が保たれているので、ほの明るい。先ほどまでの色の洪水に比べて、こちらは静謐な暗緑。急な斜面を見上げると、木々を透かして靄のカーテンが見える。美術館のどんな絵よりも素晴らしい一瞬。

直径20センチ程しかないまだ細い若木が立ち並ぶ森の中に、太い苔むした切り株がところどころに見える。その間隔は若木のそれよりかなり離れていて、今の様子とは全く違う姿が過去にあったことを想わせる。ここはあるいは、大雨で起きた土砂崩れの跡かもしれない。その後、人の手で植林が行われて、現在のような若い木の均質な森になったのだろうか。森の手入れのことはまるで知らないが、想像すると楽しい。

日が暮れて、夕食は持ってきた肉のブロックにトマト、シシトウ、チーズ、柿、林檎。肉は炭火で炙って300グラムがつるりと胃に収まる。空には青く明るい月。手元にはランタンの暖かく丸い光。久々に満足して寝る。

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