iPodビデオの楽しみ方
Nielsen Media ResearchがiPodの視聴者調査を初めて行ったが、その結果は、音楽は聴いているものの、テレビや映画はそれほど見られていない様子が分かった。ことさらに「疑い」という言葉を使わなくても、予期されたことというべきか。
映像は"ながら"視聴はできないから、例えば電車で映画のtrailerを見ていても、降りるときは音楽に切り替えている。そこまでして見るかというと、普通しないだろうと思う。
逆にそういう使い方にぴったりなものもある。"National Geographic Video Shorts"とか、"TrailersCast.TV"などの番組がそれ。3分程度の尺が多いので、飽きたら別のものに切り替えられる。
難点は英語だけど、英語のスクリプトを字幕に付けて「車内の英語学習に最適」とかやるだけで、結構いけるのじゃないか。映画なら宣伝も兼ねてこれがほんとの「プロダクト・プレイスメント・パーフェクト」(笑)。
おたくな人向けには"ADV Films Anime Trailers"。ジャパニメーションが英語のノリで展開。この英語ナレーションを付けた人がいるわけで、アメリカ人にも好きものがいることがわかる。これの日本語字幕逆輸入あたりの掘り起こしから始めてみるのも吉かも。
余談だけど、"National Geographic Video atmosphere"というのはすごい。
「ポトマック湾の夕日」って何だろうと思ったら、カメラを固定したまま、水面と遠景の陸を30分ほどずーっと写している。途中、小船が一艘だけ画面を横切ったけど、それ以外は何もなし。ただ日が暮れていくのだけど、それもあんまり変化がない。
そういうものがずらりと並んでいる。
無意味に圧倒されます。二度とは見ないけど。
アザラシの背中にカメラを付けて撮影したものなんかがあって、これは面白かった。水中に潜ったり氷の上に上がったり。
映像をiPodで見る人は少ないことは、比較的容易に予見できたことなのだから、それに応じた工夫を考えて見るのが重要。そういう誰も努力しないところに、案外ニッチで確かなマーケットがあるかも。
と、まずは言ってみる。
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