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November 2006

2006.11.30

ホワイトカラーエグゼンプションに注意

久々にメールマガジンJMMの中から引用。

もう一つ、大きな制度変更として、厚生労働省と日本経団連が積極的に導入を目指している「ホワイトカラーエグゼンプション」(自律的労働制度)の問題があります。一定の年収を保障した上で、時間外手当(残業代)の支払いを対象外とするこの制度は、提案者側からは「アメリカで既に導入されている」というのですが、この問題は裁判員制度どころではない大変な問題を抱えていると思います。

 というのは、政府ならびに日本経団連は、恐らくは半ば意図的にアメリカの実態を歪曲して伝えているからです。

として、米国の労働市場の実際について、アウトラインを伝えている。
いずれにしても、出生率が下降を辿る中、長時間労働の問題と対決することこそ、日本社会の緊急課題ではないでしょうか。とにかく日本人は働き方を変えなくてはならないのです。労働時間を短縮し、生産性を向上するだけでなく、宴会や出張など広い意味での拘束時間も見直してゆくべきです。地方公共団体の裏金が問題になっていますが、そもそも組織の内部での飲食による親睦などというのはライフスタイルの問題として最低限にする必要があるはずです。
これは古くから言われている。
長らく言われているうちに、意味合いが変わってきているかもしれない。以前は単なる権力誇示の道具の面が強かったけれど、バブル破裂後は、不安と恐怖からというのっぴきならない状況が生まれているように思う。
それでは長時間の仕事に見合う価値が効率よく生み出されているかというと、この社会の常としてあまり検証されていないのではないか。
もう一度申し上げますが、アメリカの「ホワイトカラー・エグゼンプション」は日本で現在検討されている内容とは全く異なる制度です。「残業のつく人」と「残業のつかない人」を明確に区別するだけでなく、「残業のつく人」には残業をさせない、「残業のつかない人」には成果を求める代わりに裁量権を与える、これがアメリカの制度です。
つまり、フェアである、と。
ブッシュ政権によって、経営側に有利な変更はされています。ですが、だからといって実質的な裁量権を与えず、時間のケジメもなく人を使っておいて残業手当も与えない、そんなムチャクチャはそこにはありません。
ムチャクチャだそうです。知りませんでした。もっとも、この国には「社畜」という言葉もあるくらいだからなあ(笑)。
他人の悪夢に巻き込まれ過ぎ。

詳しくはメールマガジンを購読してみるよろし。

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2006.11.29

テレビ屋さん 味付けの違い

米国のテレビやさんは新しいものにも貪欲というお話し。
CBS、YouTubeでの番組視聴は月に3,000万回

一方、日本のテレビ屋さんも、ちょっと遅れ気味だけど負けていない話し。
携帯向け放送で新サービス・ドコモなど新会社発表


二つの方向性の違いが興味深い。
米国に比べて日本の業者の発想は「囲い込み」意識がやや強い感じがする。
新規参入に対する許容度の違いも、よく言われることだが根深いものがありそう。

どちらが優れているのか分からないが、利用者側で考えると、囲われる不自由と囲われる安心感を天秤に掛けてみるというところか。それぞれの社会で支持の多いやりかたが繁栄することになるだろう。

エンターテイメント業界のサプライチェーン
テレビ番組のダウンロードが急増
わしらはただ、意思表示するための選択肢が狭まらないように、国境が常に開かれているように気をつけるのみ。

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雑記061129

年末の掃除をそろりと始めてみる。今年はこれまでの仕事のノートとか古い本とかをばさばさ捨ててみる。
うまく場所があいたらパソコンとテレビを買い換えてみるかな。


Congratulations最近、どっかのサイトを見てると、"You are the 999,999th visitor: Congratulations you WON! [Click here]"なんてバナーが、出てくるのだけど、何か変なものに感染したかな。変だと分かるのは、これで2度目だから。普通にポップアップするのじゃなくて、例えばYouTubeを見てればその画面の中のオブジェクトとして見えている。
淵の赤いところがぴかぴか点滅して妖しさ100%。妖しすぎてクリックはしていない。

Nortonもspybotも時々走らせてはいるんだけどなー。


そろそろパソコン買い替え時だろうか。以前壊れかけたモニタはなぜか復活してしまったので、買い替え時を逸してずるずるとPen4マシンを使い続けている。5~6年は使ってるはずなんだけど・・これはDELLのアウトレットで当時の最新スペックマシンを安く買ったのだった。時代は変わってDELLはアウトレット止めてしまったし。

考えてみるといまのマシンで不満は無いんだよなー。あるとすれば単に「古い」というだけ。


ユナイテッドルームス 制作費無料の不動産映像配信サービスを開始

似たようなサービスが以前に話題になったような。
今ならpodcastしてくれると面白いのだけど。

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2006.11.28

農業の一風景

日本農業新聞による「農業経営者」広告改ざんについて

なんと申しましょうか。世の中にはいろいろなことが渦巻いておるのですな。くわばらくわばら。それにしても、広告で食っているはずのメディアが広告主の原稿を勝手に墨で塗りつぶすとは・・・。以前、大衆紙で似たような事件があったようなおぼろな記憶しかありません。
もしかすると、広告で食っているわけではないのかも。実はどこかからの補助で発行しているとか。それなら合理性があるし理解できます。広告は単に体裁ということで。

 

「人が余った産業から農業へシフト」などの意見も、さる業界からちらほら聞こえたりしますが、甘言に乗って踊ったりすると痛い目に合うかもしれません。
もちろん、リスクを取ることがよくないと言っているわけではありません。

こちら経由。

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2006.11.26

雑記061126

世の中はもうクリスマス気分。より正確に言えばクリスマス「セール」気分(笑)。

MPAの海賊版撲滅キャンペーン映像が新バージョンに変わったみたい。今度のは海賊版をつくる人を間抜けで恰好悪く描いたへたうまイラストで、わしら客を侮蔑する表現は引っ込めたようだ。とりあえず、映画を観る直前に気分を100%盛り下げられることはなくなった。さらに一歩進めて、文字表示だけにして時間も短く、気分の盛り下がりを20%以内に抑えるようにしてもらいたい。


Zune vs. iPod最終判定: どっちが買い?

結論はiPod!

これはもう今使ってるのがiPodだから! という理由に尽きます(汗)。全部の曲をまた一から買いなおす気にはなれないし、スマート・プレイリストも手放したくない、新プレーヤーとソフトの使い方を覚えるのも面倒、買いなおしたくない周辺機器も。

というわけで、先行してDRMを押さえたアップルは当面安泰。同じ路線、同じカテゴリではこの優位は簡単には崩れないと思う。パソコンOSでそう簡単にWinをMacやLinuxに換えないのと同じ。

でもさすがにVistaとoffice7はなあ・・・考える猶予が欲しいっす(笑)。



一方、「J-WAVE、ラジオ番組をネットで同時配信へ

によれば

Brandnew Jで扱うすべての楽曲は、Microsoft Windows Media 10以上の DRM(Digital Rights Management:著作権を保護する技術)を付加することを条件に 使用が認められているため、Windows XP以降の機種のみに対応しており Macintoshには対応しておりません。
とのこと。DRMの分野では陣取り合戦が進んでいるみたい。

もっとも、蓄積型のiPodとストリーミングのWMPでは、少しアプローチが違うから、それぞれの適性に合わせたメディアがあるのだろう。

実際、ここを見ると

BrandnewJは広告主の皆様のご協力で運営しているサービスです。
リスナーの皆様からの課金は一切ございません。

Windows Media Playerが必要です。詳しくは推奨環境をご覧下さい。
また、初回のアクセス時には、属性登録が必要です。これは個人を特定するものではなく、良質なサービスをお届けするために、リスナーの皆様にご協力いただいております。

ということで、リスナーの匿名属性情報だけを集めて広告主様への申し開きにするみたい。それはそれで、ありだと思う。
お認めくださった広告主様に栄えあれ(謝)。

ところで、上のエントリの元記事をあたっても、DRMの話しを見つけられなかったのだけど、どこから引用してきたのだろう?



さてそのJ-WAVE Brandnewだけど、
ラジオ番組をネットで同時配信、J-WAVEが元旦に開始へ

J-WAVEはインターネットを活用したリアルタイム配信に踏み切ることで、エリアの制約を解消し幅広いリスナー獲得を目指す。これにより、地域に関係なく、東京で放送中の番組を同時刻に聴くことが可能になる。
音楽著作権関係者も、県境に関所をつくるのは、さすがにもうやめようということか。
するとこの問題であと残っているのはテレビ屋さんだけということに。

どうするどうなるテレビ屋さん(笑)。

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企画と現場の行き違い

丸善に、ちょっとオサレなしおりが置いてある。書棚の分類と同じグループ分けで、AからGまで色違いのがあって、本を買うと店員さんが1枚挟んで渡してくれる。
当然、本のカテゴリに合ったものをくれると思いきや・・

「イスラームとは何か 小杉泰」 を買って、しおりは「G:洋書、理学、工学」。なんで? 仕方なく自分で「F:人文、社会・・」を手に入れて帰る。

ここで例によって勝手に妄想。

本社の企画担当考えるに曰く。「センスのいいしおりができた。お客さんに本を手渡すときは、本にあったカテゴリのしおりを挟んで渡すようにしたら、きっと喜ばれるに違いない。よし、さっそく店頭に配備だ!」
店頭の人思うに曰く。「そーんな面倒臭い。第一なにこの本。カテゴリわかんない。てけとーなのでいいわもう。」

かくして「イスラーム・・」の本に理工学書のしおりが付いてくることになるわけだ。(以上妄想)

妄想はそれとして、こうした行き違いは少なからずあるように思う。企画屋は良かれと思ってやっているし、次から次へ企画を立てることが彼自身の評価に繋がるから、それは熱心に企画を正当化する理屈を考えるわけだ。

一方、実施段階ではそうしたもののほとんどは無視されがちだ。現場の時間や人員リソースは限られているから、新しい企画なんて付き合ってやる暇はない。という表向きの理屈とは別に、実は、企画の意図がよく伝わらなかったり、企画屋が想像するほど現場のスタッフに知識能力がなかったりすることもままあるだろう。

丸善のような比較的本を大切に考えているはずの本屋にしてからが、そうなのだから。
こうした構図はそのまま放置されていることが多いのではないか。


ひょんな不満からいろいろ空想してしまったが、とりあえず企画屋としては、現場がパンクしないようにという視点は必要だなと思う次第。

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2006.11.25

「パプリカ」

シャープな映像、ノリのいい音楽、リズムのある展開で、あっという間の100分。夢ものだから当然といえばそうなのだけど、場面転換の面白さがいい。話しの本筋は分かり易くできている。凝った物語ではないので物足りなさを感じることもあるかもしれない。

無意味な日本語の羅列とか、夢が具現化した行列の日本くささとか、脈絡のない孫悟空とかは、かなりドメスティックな感じ。天才オタクたる時田の幼児性とそれを受け入れて愛でている大人の女である千葉という二人は、しばらく前まで日本ではお馴染みのカップルのイメージだった。

それだけに、海外の人にうまく伝えるのは少々難しかったかも。ヴェネチア国際映画祭であんまり評価されなかったのは仕方がないか。

でも、ディテールの取っ付きにくさをスルーすると、案外普遍的なテーマが埋め込まれていることに気付く。このお話しは、大勢の他人を巻き込む悪夢と、ささやかで個人的な夢とを対置して、後者の価値を訴えかけている。筒井康隆が言いたいことはそちらの方かもしれない。

悪役との対決が終わってあちこちで黒煙を上げる東京の街。それは、人によっては、60年ほど前に焦土になった同じ街に重なって見える。時を隔てて2つの街を繋ぐのは、ぽつりと呟かれる台詞だ。
「夢は・醒めたのか・・」

悪夢とはそういうものかもしれない。知らないうちに弱いところから取り込み、いつしか周囲に伝染して勢力を拡大するものだ。いまだに醒め(たく)ない人、新たに取り込まれた人も少なくない昨今、この映画は案外タイムリーなネタだったのかもしれない。

最後に、千葉敦子の印象的な台詞をひとつご紹介。
「そういえば最近、(自分の)夢を見ていない・・」

どうせ見るなら、他人の思惑という名の悪夢ではなく、自分のためのいい夢を見よう。

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2006.11.24

Words Gear

音楽や動画対応の電子ブック「Words Gear」12月20日発売

 5.6インチ、ワイドSVGA(1,024×600ドット)サイズの透過型低温ポリシリコンTFT液晶を搭載し、ディスプレイの横には、アルファベットの「E」の形をしたタッチセンサー装備し、ページをめくるといった操作が片手で行なえる。右手でも左手でも操作できる。音楽機能はSD-Audio準拠の AAC形式、動画はASF(MPEG-4)、静止画はJPEGにそれぞれ対応し、最大2GBタイプのSDカードをサポートする。

 リチウムイオン充電池を内蔵し、電子書籍閲覧時に約6時間動作する。大きさは105×150.6×28.4mmで、重さは約325g。

ワーズギア、新・読書端末「Words Gear」を発売
ワーズギア社は、松下電器産業が49.9%出資した松下電器産業のグループ企業。
PCにダウンロードしてSDカードに転送して使うというスタイル。値段は42,000円くらいらしい。12月20日発売。アマゾンで先行販売しているみたい。

なかなかよさげだけど、iPodとの決定的な違いはiTunesがないこと。それが良いかどうかはよくわからない。
画面が大きいのはたいへんよい。2GBのSDカードは動画にはやや小さすぎる感じだが、たぶん静止画やテキスト主体の用途を考えているのだろう。
しかしそれでこの値段は・・・高いな。

サンプル画面がアニメというところを見ると、当面はそういう人が相手ということか。それなら、画面が大きくてiTunesが「無い」のは吉かも(笑)。

 

こちら経由。

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2006.11.23

雑記061123

Travel Cafe といところで寛いでみた。チェーン店というものはどこでも同じサービス品質が期待できるという点に意味があったわけだけど、この新しいチェーンは、サービス品質一定のお約束は保ちながら、テーマを違えることで店ごとの特色を出すという点がコンセプトとして新しい。うまくいけば、1店だけでなく複数の同チェーンの店を旅する(笑)需要が生まれて吉かも。

今日はクルーズっていうものの映像をたっぷり見て満足しました。アラスカのフィヨルドの奥に浮かぶ巨大客船って、不自然に大きな人間の力を感じさせて興味深かった。

見るだけで満足できるおいらは、たいへん経済的であります。



日本のキャンペーンやサービス、テクノロジーなどのお知らせについて

info at adinnovator.com

atのところは@に差し替えて、スペースは取ってください。スパム対策のためにこのように表示します。

ああ。これはスマート。

本文と全然関係ないところで感心。



IPv4アドレスは数年後に枯渇

もう何年IPv6の話ってしてるんだっけなあ。
10年前も同じ話しをしていたはず。関係者の皆さんのあの手この手で大過なく今日に到りますこと慶賀の至りであります。
もっと前向きにv6にするとこんなによくなる、みたいなのの具体的な話が出るといいですね。NAT邪魔じゃん、P2P的にダイレクトに端末に接続できます!といってよくわかんない。

本人認証みたいな感じで端末ごとにIP認証して課金システムを単純化したり、セキュリティに利用したら普及するかな。

中国様と家電メーカー様はお喜びになりそうな。
それ一本になってしまうと危険すぎる気がするから、根強い反対があるのだと思います。基本的に民は国(権力)を無条件に信用しない姿勢を維持することが、民主主義国家の原則としてよいと思いますので。

自由とか人権とかは、普段は空気のようで忘れられがちだけど、ただで保持されているわけではないし、一旦失われると取り戻すのに大きな犠牲が必要になるだろうと思います。

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2006.11.22

iPodビデオの楽しみ方

iPodビデオの人気に疑いが

 Nielsen Media ResearchがiPodの視聴者調査を初めて行ったが、その結果は、音楽は聴いているものの、テレビや映画はそれほど見られていない様子が分かった。
ことさらに「疑い」という言葉を使わなくても、予期されたことというべきか。
映像は"ながら"視聴はできないから、例えば電車で映画のtrailerを見ていても、降りるときは音楽に切り替えている。そこまでして見るかというと、普通しないだろうと思う。

逆にそういう使い方にぴったりなものもある。"National Geographic Video Shorts"とか、"TrailersCast.TV"などの番組がそれ。3分程度の尺が多いので、飽きたら別のものに切り替えられる。
難点は英語だけど、英語のスクリプトを字幕に付けて「車内の英語学習に最適」とかやるだけで、結構いけるのじゃないか。映画なら宣伝も兼ねてこれがほんとの「プロダクト・プレイスメント・パーフェクト」(笑)。

おたくな人向けには"ADV Films Anime Trailers"。ジャパニメーションが英語のノリで展開。この英語ナレーションを付けた人がいるわけで、アメリカ人にも好きものがいることがわかる。これの日本語字幕逆輸入あたりの掘り起こしから始めてみるのも吉かも。

 

余談だけど、"National Geographic Video atmosphere"というのはすごい。
「ポトマック湾の夕日」って何だろうと思ったら、カメラを固定したまま、水面と遠景の陸を30分ほどずーっと写している。途中、小船が一艘だけ画面を横切ったけど、それ以外は何もなし。ただ日が暮れていくのだけど、それもあんまり変化がない。
そういうものがずらりと並んでいる。

無意味に圧倒されます。二度とは見ないけど。

アザラシの背中にカメラを付けて撮影したものなんかがあって、これは面白かった。水中に潜ったり氷の上に上がったり。

 

映像をiPodで見る人は少ないことは、比較的容易に予見できたことなのだから、それに応じた工夫を考えて見るのが重要。そういう誰も努力しないところに、案外ニッチで確かなマーケットがあるかも。

と、まずは言ってみる。

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2006.11.20

生きている巨人

なななな、なんですかこれわ!!
The Little Girl Giant

凄過ぎる。生きている。巨人文楽というか。
象もある

こちら経由

3ヶ月ほど前に、ロンドンで行われた人形劇だそうです。

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2006.11.19

雑記061119

昨日のことなんだけど、チネチッタの通りでダイハツの新しい車の撮影をやっていた。形からするとこの車種かな。
ピックアップトラック風の大きな車の荷台にクレーンカメラを積んで、esseの前を走りながら撮影。短い通りを走ってはバックすること4~5回。こちらがコーヒ飲みながら新聞を読んでいる間にいつの間にか終了。

もしTVでヨーロッパ風石畳を颯爽と走る黒のダイハツ車を見かけたら、それは実はシネコン戦争真っ只中の川崎です(笑)。


Googleが有償サービスへの布石か,一部ユーザーに15Gバイト版Gmailを

 Googleはこれまで,主に個人ユーザーを対象にした各種Webサービスを無料で提供している。だが近い将来,有償のプレミアム版を主に企業向けに出す予定という。
ネットの向こう側に個人や法人の機密情報を置くことに対して、現状の空気はどうなってるのか、気になる。いくらか和らいでいるのだろうか。

gmailのアカウントは、相変わらず普通のパスワード入力だけで入れてしまうのだけど。


ライフハックといわれても

インターネット上では、お隣りのタカシちゃんが書いているブログも朝日新聞の論評も均質で同じ情報力しかない。だから、社会全体の動き、大衆の意識を知るのが特に難しい。特に雑誌やテレビはパッシブ「受身」で情報を得るのに対し、インターネットは自分の読みたい情報だけを拾い読みできるので、趣味の世界には適しているが、社会を知ることには不適格。
まったく同意。
PCの登場で、だれもが「全てをPC上でこなさなくてはいけない」という幻想を抱いてしまった。「PC=便利」という公式は捨てるべきだ。なにもかもをPCや携帯電話、PDAでこなそうとして結果的に効率が悪化している例は山ほどある。
同意。掃いて捨てるほどある。
掃いて捨てよう(笑)。


ソニーエリクソン「W44S」:デジタルラジオとワンセグ対応ケータイ

ここまで来ると携帯電話というよりもはやAV機器ですね。
その意識の切り替えがブレイクスルーの始まり。
携帯のビジネスモデルと縁を切ってみるのも一興だけど・・・



工人舎のモバイルパソコン
実機触ってみた。A5サイズが好み。B5だと、ちょっとした肩掛けかばんには入らないのだ。
このSAシリーズは小さくて軽い。それでバッテリは5時間もつ。(劣化のスピードはわからない)

キーピッチは余裕がある。右のシフトを思い切って削ったり、ファンクションキーの9以上は別のキーに重ねていたり、工夫している。CPUパワーは無さそう。オフィス系のソフトや、ブラウザのプラグインでも重いものは使わないほうがいいかもしれない。9万円という値段はそこそこの線か。

で、私が今持っているA5ノートを捨ててこれを買わない理由は、キータッチだ。強く押さないと、"a"とか"o"とか外側の母音が頻繁に入力漏れになる。変換して初めて気付くので、結構いらいらする。値段も機能も削る中でたいへんだとは思うけど、これは個人的にはちょっと手を出しづらい。

むしろ、画面をPDA風にセットして、企業の販売担当や営業担当に使わせる用途なのかもしれない。キーボードは緊急避難的な使用のみ。

それなら、何かあるかも。

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「プラダを着た悪魔」

ファッション誌の編集部を舞台にした新人社会人の青春映画。楽しめます。

原作の小説があるらしい。著者がヴォーグ誌の女性編集長のアシスタントをつとめた経験を反映して書いたとされるこの小説は2003年にベストセラーになったそうな。だもんだから、ファッションに興味のある多くの女性の、楽屋裏見たさも十分くすぐる魅力がある。

かつてはBSで「ファッション通信」なる番組を見ながらプログラムのコードを書き、いまはiPodでvogue.comのビデオポッドキャストを見ながら電車の退屈を紛らすわしも、この映画を観る資格くらいはあるだろうか。もっとも、デザイナーやブランドの名前自体はほとんど覚えないから、ミランダのアシスタントは務まらないが(笑)。

この、メリル・ストリーブ演じるミランダという人使いの荒い編集長の生き方が、もしかするとこの映画の最大の魅力。仕事のためならためらわず他の全てを犠牲にする徹底振りが気持ちよい。アンハサウエイ演じるアシスタントの成長は、もちろんお話しのメインストリームなのだけど、それはこの鬼編集長の鬼ぶりと二人三脚で展開してこそ。


ところで、コンテンツを生み出すには金がかかるものだけど、この映画を見ていると、なぜそれほどの金がかかるのか、なんとなくわかる。世に出されるたったひとつの表現の裏側には、中止され不採用になった数知れない候補作の屍が累々と横たわっているのだ。その全てに金が掛かっている。ブログをはじめとするUGCのように、なんでもとりあえず表に出してしまうものとは成り立ちが違う。

ミランダのような人間が、独裁的な権力を振るって最良のものだけを選び抜く編集という行為は、事の是非はともかく、どうやっても高くつくことになるわけだ。ファッションを事業と捉えている経営者は、なんとか経費節減したいのも当然。

というわけで、お話しはクライマックスへ。この辺りは、ミランダの周到な権力保持の方法が見られて、クリエイティブな仕事を継続する秘訣のようなものがちらりと見える。

と、いろいろ勉強しながら(何が)アンハサウェイの着せ替え人形ぶりまで楽しめてしまう、案外お得な一本。

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2006.11.18

「トゥモロー・ワールド」

大人の世界にはいろいろ事情や主張があって複雑だけど、それはそれ。赤ん坊ってやっぱりいいよねー、という最強の普遍的価値観を、銃弾と血しぶきの只中に厳かに出現させた、今年一番の感動的な作品。これはもう泣けます。小さな命に祝福あれ。

以下ネタバレ。

冒頭から最後のそのシーンに至る直前まで、かなり入念に今の世相を反映する手順をしっかり踏んでいる。イスラムの人たちが置かれることになった立場とその主張の核心、マイノリティや経済力の無い国の人たちの悲惨。それに手を差し伸べる恵まれた側の人たちとの溝。そういったものを、決してのめり込まず、短いシーンと練り上げたセリフで描き出している。英国からは世界がそういう風に見えているのかということが伝わってくる気がする。同時に、英国人らしいウィットや正義感を代弁する人物を織り込むことも忘れていない。

それゆえに、子供が生まれなくなるという荒唐無稽な設定だけを除けば、かなりリアリティのある近未来の像とも受け取れる。あまり嬉しい像ではないけれど。

作り手は、そうした絶望が垂れ込める世界を背景として十分描いた上で、天を向いて元気に怒りの泣き声を上げる赤ん坊というものをそこに置いて、作品を完成させている。
これで感動するなという方が無理。


現実にはもちろん、テロは赤ん坊と大人を区別したりはしない。それは作中の「フィッシュ」という非合法な集団が暗示している。それだからこそ、陰謀でフィッシュのリーダーになった男が、追い詰められて漏らす二つの矛盾した台詞は印象に残る。彼の立場からすれば十分すぎるほどの理があり、根の深い葛藤があるのだろう。

私達日本人は比較的、大人の中に残るイノセンスを許容しているところがあると思うけど、理性に高い地位を与える西洋の人間にとっては、この葛藤は大きいのではないか。この映画は最後にそこに焦点を合わせる。
結論は、当然ながら赤ん坊の勝ちなのだ。彼に関わった大人たちはことごとく死んでいくわけだが、それもまあ仕方が無いねと思わせる何かが、赤ん坊というものには生来備わっているかのようだ。


大人の都合と見栄の狭間で死に追いやられる子供まで出しているあの国やこの国の人たちは、もしこの映画を観る機会を得たならば、一体何を想うのだろうか。

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2006.11.17

お絵描きコメント機能

「みんなの声」実装イメージ

普通の使いかた以外にもたとえばこんなことができるかも。

* 中川秀直自民党政調会長のblog で ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン を完成させるオフ

みんなで少しずつ「線」を描いていって、硬いページにふざけた絵を書き逃げするみたいなイメージ。


使いかた例が面白い。
確かwikiと似たようなことを、グラフィックでやれるものがなかったっけ?

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書き手の自由 読み手の自由

ブロガーの影響力は金で買えるのか

ブログで広告主に有利な記事を書くことに対してお金を支払うPayPerPostは、ブロガーに対して特に情報公開や広告・PRであることの明示を求めていないが、それに対してBuzzMachineのJeff JarvisやJason Calacanisなどトップブロガーが批判し、それに対してPayPerPostに参加しているブロガーによるビデオの批判などが出ている。ブログに対する信頼性に関わるとUnderscore MarketingのTom Hespos氏はまとめている。
金銭のやりとりの有無に関わらず、ブログの記事というものは、その人の個人的な考えを綴ったものであるのが基本だから、何かについて有利な記事になったからといって咎めだてするものでもない。

さらに言えば、マスコミというものも、特定の主義主張に基づいた情報を流すものだとういうことが近年露わになってきているわけだから、情報の偏向は、個人ブロガー、法人マスコミを問わず当然のことだと考えるのがよい。

読み手はただ、その記事を他の情報と突き合わせて吟味しながら自分の考えを形成するという基本動作を忠実に行うことによってのみ、こうした事態に対応することができる。
信頼性というものは効率を良くするために重要な要素だが、記事の主張そのものに一定の合理性があるなら、背後の意図は、実は二義的な問題にとどまる。

それを当然の前提として受け入れることが、情報社会において是々非々を貫こうとする読み手の出発点になるだろう。

そういうわけで、提灯記事を書いたからといって、また、そのために書き手の意見が右に左に頻繁に変わるからといって、それだけで書き手を批判するにはあたらない。どんな記事を書くかは書き手の自由なのだから。

もちろん、そういう書き手の姿勢をどのように受け止めるかは、読み手の自由でもある(笑)。

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2006.11.16

映画予告編に見る文化の違い

このところ、iPod5GでVideoPodCastをチェックして見ることが多いのだけど、米国のiTunesStoreと日本のそれとが両方見られて嬉しい。特に映画の予告編は米国iTSのが充実している。日本ではたぶん公開されないものもたくさんあるのが少々残念ではあります。

ところで、日本のiTSに載る日本公開映画の予告編に、最近ある変化が起きた。例のMPA(音楽出版社協会)とかいう団体の「映画観るな広告」・・もとい、「海賊版映画観るな広告」が付くようになったのだ。遡ってチェックしてみると、今年の10月24日以降のものから付いている。

この広告の下劣さは、金を払って観ている大多数の者に対して初めからあからさまに疑いの目を向けてくる点にある。そのことは以前も書いた。客を最初から泥棒かなにかのように決め付けて、気色悪い髑髏に私達観客をなぞらえている。人を馬鹿にするにもほどがあろう。

ひとつの救いは、この団体が「音楽出版社協会」、つまり原盤をつくったりする企業の団体であって、著作者自身ではないらしいことだ。創造的な活動に取り組む著作者がもしこんな愚劣な創作物をつくるのに勤しんでいるとしたらコンテンツ産業の明日は真っ暗だと言うところだが、そうではなく、創作者の周辺にぶらさがって儲けている人たちの集団がやっていることだったらしい。ああよかった。
いやいや、よくはないな(笑)。

 

さて、この手合いに向かって腹を立てても無駄のようだから適当にスルーしておくとして、一点、日本の予告編のみ見ていては気付かないことを指摘だけしておこうと思う。比較対象は同じiTSに載っている米国公開映画の予告編だ。

ハリウッドの関係者は、たぶん、日本の著作隣接権関係者に負けず劣らず、いやそれよりはるかに徹底して、利益に貪欲で海賊版に妥協しない人たちのはずだ。にも関わらず今のところ、米国の予告編には、日本の予告編に見られるような映像は付いていない。なぜか。

老練な米国映画産業は、知っているのだと思う。日本の幼稚な映画産業がしきりに流している、観る側の興を削ぐようなキャンペーン映像の類は、自分達の利益の増大に全く役に立たないだけでなく、正当な客の機嫌を損ね、他の娯楽へ追いやってしまう点で、むしろ不利益につながるということを。

日本の映画産業は学んで欲しい。こうしたやり口は、人間の機微や真実に迫ることで価値を生み出すはずのコンテンツ産業の価値を貶める、幼稚さと愚劣さの顕れでしかないということを。


私がこのキャンペーン映像に心底怒りを覚える理由は、自分達が絶対の正義であると決めてかかる粗雑な傲慢さと、情緒に訴えて脅迫しようとする幼稚さを、ふたつながらに持っているからだ。
そんなものがもし映画作品の中に出てきたら、それは救いようのない悪役でしょ(笑)。


[追記2006.11.26]
MPAの海賊版撲滅キャンペーン映像だけど、その後、新バージョンに変わったみたい。今度のは海賊版をつくる人を間抜けで恰好悪く描いたへたうまイラストで、わしら客を侮蔑する表現は引っ込めたようだ。とりあえず、映画を観る直前に気分を100%盛り下げられることはなくなった。さらに一歩進めて、文字表示だけにして時間も短く、気分の盛り下がりを20%以内に抑えるようにしてもらいたい。

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2006.11.15

Tidal Wave

今日の晩飯は焼きそばだ! っていうことで、鶏肉とキャベツたっぷりあつあつの焼き蕎麦を焼いた。

4_1
で、テレビの前に座ったら、NHKが津波じゃ津波じゃと騒いでいる。夜8時35分。
気象庁はなんて言ってるかなと、ホームページを見に行くと、なんかホムペは後回しらしいよ。
 
 
 
 
 
5_1
焼き蕎麦を食べながら画像を加工してるうちに、気象庁もホムペにまで手が回るくらい暇になったらしい。
 
 
 
 
 
この間10分弱。
お疲れ様、気象庁。

あとは何事もなく済んでくれればよし。

ところで、ついでに民放をチェックしてみた。
各局とも番組にかぶせて注意報の図を出している(TVK含む)。TVコマーシャル中は、日本テレビ、TV東京が図を消していた。TVK、TBS,フジ、TV朝日、はコマーシャルであっても図は出していた。
放送大学はずっと出してない。TVで勉強中の良い子は、津波情報を見過ごすかも。

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X01HT使ってみた

機会があって、ソフトバンクのスマートフォンX01HTを使ってみた。

端末としてはまあまあ納まっているデザインで、特にキーボードが使いやすい。W-ZERO3[es]は幅が広すぎて、真ん中辺りの最もよく使うキーに親指が届きにくいので、私には向いていない。手が大きい人はたぶんこれと逆の感想を持つのだろう。

付属品のスタイラスはごく普通の使い勝手。間に合わせのシャーペンよりはずっといい。
ジョグダイアルとボタンで、基本的なメニュー操作ができる。ちょっと込み入ったことをするときはスタイラスかキーボードだが、お決まりの手順なら片手で十分に操作できる。

電話は、ワンタッチでダイアルボタンが表示されて、特にストレスはない。iPodのタッチホイールの想像図などがネットに流れてるけど、今後はこういうのが普通になるのだろうか。発呼に比べて着呼はさらに簡単。普通の携帯と全く同じ1動作で通話に入れる。

とりあえず電話機能はOKということで、次にネットにアクセス。

最大で下り1.8Mbpsの3Gはさすがに快適と言っていい。AirH"の256Mbps程度で慣れている私には十分。

さて、今度はアプリケーションだ。仕事絡みでまずは動画を動かしてみたい。で、ブラウザ(IE)を開いてアップルのサイトへ。文字入力はさくさくいくが・・

このブラウザはかなり無理がある。QVGA(320×240)だからうまい表示方法があるはずがないのは分かっていたとはいえ、やはり問題ありすぎ。それは、次にQuickTimeのダウンロードをしようとしたとき、実際の障害となって現れた。パソコンでは普通に見えているダウンロードボタンが、なぜか見えない。表示モードが何種類かあるので全部試してみたが、最も可能性の高かった「表示調整しない」でもだめ。左半分の広々とした背景は表示されるのだが、ボタンも文字も出ない。スタイラスを滑らせてもヒットしない。
つまりQTのダウンロードはこの時点で挫折。

ブラウザ文字もかなり見づらい。メニューなどに使われている内蔵フォントは十分読めるから、ブラウザの文字の読みづらさはフォントを工夫して解消できるのではないか。このあたりは、VGAのWindowsMobileなら問題ないのだろうか。

さて、ダウンロードに失敗したので、次は、パソコンからファイルを転送してみる。ActiveSyncというのをインストールしてUSBで繋ぐと、X01HTのマイドキュメントフォルダをパソコン側で読み書きできて、これは使いやすい。私のデスクトップは3年くらい前のものでUSB1.0なのだが、1.0ってこんなに速かったっけ?と思うほど。
さっそくQTのインストールファイルを転送して、実行してみる。が、「有効なPocketPCアプリケーションではありません」とのお返事。ここで2回目の挫折。しかたなく、適当なwmvファイルを転送する。

さて、wmvを再生。画質は悪いというほどではない。スキンが邪魔で表示が小さいのが難点。ならばと全画面表示モードにしてみて、今日一番の驚きに襲われる。QVGAの画面いっぱいに表示されると思ったら、なんとまあ、中心の240×150程度の小さな表示だ。確かにスキンは消えて周囲は黒いのだが・・。何か設定が違うのだろうか。でも「全画面表示」ってこれしかないしな。
ここで3回目にして完全なる挫折。

他の、office系アプリや音楽再生は特に書くほどのことはない。
キーボードの使い勝手、手の中に納まるコンパクトな筐体、なによりその低料金がそそられるX01HTだったが、まだ改善の余地が山ほどあるようだ。もう少し待ちか。

因みに、調べたところでは、初期費用約2,500円、月額費用約15,000円で通話基本料+ネット使い放題。他社への通話は従量付加料金。1年後解約として解約時約13,000円ということで、Docomoの法人向けhTcZの目を剥くような高い値段に比べて破格の安さ。SOFTBANKはいろいろ叩かれるけど、冷静に計算してみればNTTより断然安いものもある。


あーそれにしても惜しかったな。もうちょっとで自分用に買うところだった。

にしても、私の3年越しの携帯はいつになったらガムテープで壊れた電池蓋を押さえる状態から脱出できるのだろうか。
Willcom、他社みたいに機能もデザインもかちょいいのをはやく出してくれー。

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2006.11.12

「クリムト」

正直、わからなかった。カルトという空気ではないのだけど、1900年前後のウィーンとパリ、そこに棲息する芸術家や思想家について知識がないと楽しめないのかもしれない。冒頭に出てくる絵は「医学」だとおもうのだけど、それ以外は「接吻」くらいしか知らない私には、ちょっと無理だった。予習していけば少しは違ったかもしれないが。

出てきた名前は、シーラ、ヴィトゲンシュタイン、メッサーシュミットなどなど。シーラはまあ弟子みたいな人だからいいとして、メッサーシュミット・・映画の中の台詞からその役割はわかるが、それ以上の意味は読み取れない。

ところで、クリムトを好きだという(公言する)男はあんまり聞かないが、クリムトファンの女は少なくない。なにかその辺りにこの映画を読むヒントがありそうにも思う。エロスとタナトスに近いのは男よりも女。その女に、自分自身よりもより興味を覚えていたのがクリムトという芸術家の抜きん出た特徴。というあたりの雰囲気で観るしかない。


時間ぎりぎりに駆け込んだ映画館の切符売り場で、込み具合を聞くと、「がらっがらです」とのお返事。「かなり空いております」とかいうよりも、そういう人間的な対応の方がよっぽどクリムトは喜ぶと思う(笑)。

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2006.11.11

「トリスタンとイゾルデ」

どの人にも特段の大きな落ち度もなく、むしろいい人達であって、それが善意の行動をとった挙句に、誰もが悲しむ結末に向かっていく。それを悲劇という。
そこに恋の要素が絡めば「悲恋」ということになる。

これは、悲恋の物語を周辺の要素も含めて隙なく描いた、たいへん仕上がりのよい映画。あまりにもよい出来栄えで、観る側の涙をあざとく誘うよりもかえって感銘を残す。
ちと褒めすぎか。

背景に映る海辺の風景が美しい。イングランドとアイルランドというのは、ああいう距離感なのかとはじめて知る。ローマ人が撤退した後、一時アイルランドがイングランドを支配していたというのも知らなかった。文明国家ローマの遺構が悲恋の舞台にもしっくり似合う。

お話しは、有名な戯曲とは少し違うようだ。マーク王はより人格者として描かれているし、媚薬の話しは出てこない。イゾルデとトリスタンは媚薬の力で結ばれるのではなく、恋に落ちるべくして落ちる。さらに、偽名を使うのは、トリスタンのほうではなくイゾルデの方だ。このあたり、女のしたたかさと二面性の表現を、媚薬から偽名に移し変えているようにも取れて興味深い。

主人公二人の恋は、中世にできあがったお話の原型に比べてたぶん現代風にアレンジされていて、感情移入しやすい。この二人はもちろんだが、私は、三角関係の一極に置かれた王様に感心した。人間が出来ている。出来過ぎ。なかなかこうはなれないものだが、なれているからこそ王なのだろう。
現代の市民社会に生きるわしらには、「王」というものがもうひとつわからないが、ここに示されているのは、ひとつの地方領主達の王(リーダー)の像(現代風解釈による)には違いない。

この王が当事者の一人であるがために、この悲恋はより強い力を見る者に及ぼしていると思う。物語は、よくできた脇役が大切なのだ。


そういうわけで、死ぬの死なぬのと殺伐として子供じみた浮世の話に疲れたとき、見て損はない一本。

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雑記061111-2


マネージャーの決断力

本来ならば、いつまでも古臭いアーキテクチャのコードを引きずって、こんな状態になる前に、見直しが必要であったのだ。
・・中略・・
リリースタイミングを交渉してでも、マネージャーが積極的にアーキテクチャの見直しを働きかけていく必要があった。
しかし、管理業務中心のマネージャーにその判断は出来ない。

ソフトウェア開発がボトムアップだけでは限界があるのは、このあたりを見ても明らかだ。

そこはグレッグはさすがである。

マネージャーはこうありたいものだ。

どんなマネージャ氏かは、上のブログを読んでみそ。


有楽町でPS3のデモをしばらく見ていた。リッジレーサーの背景はなかなかすごい。
すごいのだけど・・・
ここまで本物くさくなってくると、逆にいや~な感じがするのは、例の「不気味の谷
効果というやつか。

現実の風景や人間を描いても、普通の人間の超高性能な五感を騙すことなど所詮できないのであれば、むしろ、この高性能を使って「まだ見たこともない空想上のもの」を超リアルに描いてくれるのが、最も効果的な活かし方なのじゃないかと思う。

地球上ではありえない風景や生物、現代の技術ではありえない機械、そういうものを(ゲームでなくても全然かまわないから)見せて欲しいものだ。


銀座をぶらついていたら、「建設WALKER」なる垂れ幕を発見。
こんなものができているらしい。
これで多少流動性が増せば、この業界の体質改善も多少は進むのだろうか。
下請けと日雇いを叩くだけでいつまでもやっていけるわけもなし。

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雑記061111


神への挑戦?英研究機関がDNA操作でヒトと牛のハイブリッド児の生成認可を政府に申請

北東イングランド幹細胞研究所(North East England Stem Cell Institute)は6日、英国政府に対してDNA操作でヒトと牛の両方の遺伝的性質を持つ胚の生成を認めるように申請を行った。
ミノタウロスの誕生。
ただし、同研究所では倫理上の制約からこのヒトと牛の両方の遺伝的性質を持つ胚は数日で廃棄し、胎仔になるまでは育てないとしている。
だれかこの胚を拾って地下迷宮で育成・・・はやめておこうね。

こちら経由


このところ叩かれ気味のソフトバンクだけど、「X01HT」が気になる。
じつはドコモからもこういうのが出てるけど、法人だけらしい。

昨日、有楽町ビックカメラで「PHSからの乗り換え2万円」とかいう貼紙を見たのだけど、そのPHSってwillcomも入るのかなあ。Willcomの最近の新しい端末はあんまり惹かれないし。。。

なんか散在の季節の予感。


第1回インターネットガバナンスフォーラムについて

もうちょっと何か書くことはないのか。


中味が薄いので視線は自ずとあらぬ方向に。

「実はここにも 総務省」

爆。

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2006.11.10

データベースで遊んだ


仕事関係でAccessでちょっとしたDBを作った。Winは押しなべてそうだろうと思うのだけど、UNIXのようなテキストベースにGUIを被せたOSと違って、いろいろな機能が密着していて良し悪し。私のような素人にもまあまあのGUIのツールが簡単につくれるのはいいのだけど、どうにも構造がきたない。

フォームを使う場合、データベースの操作はDB内で完結してフォームはI/Oに限定するのが、切り分けとしては美しい。が、AccessはなぜだかVBというものが絡んでくる。これがまた汚い。

検索条件をクエリではなくてVBで記述するって、それは一体何?
その汚らしさが嫌で、何とかきれいに切り分けようと時間を無駄にした。結局Winと付き合う以上避けて通れないらしいと諦めてVB。なーんかストレス溜まるだな。

と、ここまでが前置き(笑)。


そうやって作ったDBに、早速とある名前一覧を入れてみた。9300件ほど。で、テストも兼ねてぼんやり検索などしていて、面白い遊びを思いついた。ポピュラーな漢字1文字を検索して、その文字を含む名前の件数を調べるのだ。

やってみた。

山 678
川 502
海 22
空 0
谷 240
島 178
森 163
林 169
東 44
西 173
南 25
北 82
上 185
下 127
右 4
左 0
井 399
田 1384
畑 34
屋 48
光 116
部 128

やはり「山」「川」が多い。海や空にくらべてずっと身近だからだろうか。「森」と「林」はほぼ同じ。「東」と「西」では「西」がずっと多い。
サンプル数として多いのか少ないのかよくわからないけど、うーん、そういえば「西」の方が名前には多いような気がしてきた。この国では、文化は「西」から来るものだからなあ。などとあてずっぽうな思い込みに浸る。
後から追加で調べた「田」は桁違いに多い。瑞穂の国だなあ。

DB面白いですよ。面白がり方を間違えている?。気のせいでしょ(笑)。

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2006.11.08

ネットの仮想敵国

ネットは国家を超え・・・てほしい気がするけど、まだ当分は無理そう。
で、とりあえず敵を発表だけはしておこうと。

国境なき記者団 世界の「インターネットの敵」13ヶ国を公表

だそうです。

今回立ち上げられた「24 hours against Internet censorship」で「インターネットの敵」と認定されたのは…
・ベラルーシ
・ミャンマー
・中国
・キューバ
・エジプト
・イラン
・北朝鮮
・サウジアラビア
・シリア
・チュニジア
・トルクメニスタン
・ウズベキスタン
・ベトナム
以上の13カ国。
ふーん。

ところで、「ブラジルのインターネットが匿名禁止になるかもしれない件
っていうのは敵認定しないのかな。

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2006.11.06

NPO法人の会計

仕事絡みでメモ。

11月3日の日経本紙。「NPOの会計基準統一
要点は、「複式簿記の導入を促す」というところらしい。
しかし、「基準の義務化は見送る」と記事には書かれており、いまひとつはっきりしない。

複式にした方がよかろうとは思う。単年度の決算というのもなんだか無理があるようにも思う。
2~3年の周期で初期の巨額売上と断続的な支出とが回転する、ゲーム業界や建設業界の方法を参考にしたいところ。

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2006.11.04

紅葉とオルゴール2

昨日と打って変わって、今日は街へ。
山中湖畔のファミレスで朝食。そんなbreakfastは久しぶりだ。

地元の人が多いのだろうか。客は寛いだ恰好が多い。中年のウエイトレスが私の隣のテーブルの4人連れに、店長と思しき若者を連れて挨拶に来た。ファミレスの店長が特定の客に挨拶に来る。地元人と思われるおばさんに連れられて。なにか、田舎というものが深く息づいているのを見た気がする。(悪い意味で言っているのではありません)。

考えてみるに、全国展開している商売というものは、大なり小なり似たような構図を抱えているに違いない。管理職として本社から送り込まれる若者は、地元の年配従業員とその後ろに控える地縁血縁をうまくあしらえるかどうかで評価が分かれてしまうのだろう。それで果たして企業としての力が向上するのかどうかは、よくわからない。

私は合理的にものごとを処理する傾向が強いけれど、どのようなスタンスで合理主義を捉えるかによって、こうしたケースへの対処は180度違う。

地方支店の売上げ増を考えるなら、地元の論理に合わせて利益を最大化するのが「合理的な」方法だろうし、合理主義(近代都市の論理?)を広めたいのなら、地元の論理とは対立することが多くなるだろう。

後者は一見威勢がいいのだけど、うまくいきそうな感じはしない。都市の論理を広めたいなら、取るべき方法は別にある。それは一言でいえば、領土拡張だ。

田舎の中に少数で飛び込んで都市の考え方を振り回しても消耗するだけで得るものは少ない。むしろ、都市の論理に傾く地域を徐々に増やして、そうでない地域の版図を侵食していくのが、方法としては優れている。

参院の定数是正が重要なのは、そういう理由でなのだ。


話しが脱線したところで、コーヒーも飲み終わったことだし、河口湖へ行ってみる。河口湖大橋の東側が観光地化していて、○○美術館や□□の森などがひしめいているが、そのうちのひとつ、オルゴールの森というのに入ってみる。

「なんとかの森」には何度かがっかりした経験があるけど、この「オルゴールの森」は私には結構つぼにきた。ちょうどスイスフェア期間中とかで、受付嬢の頭上にチロリアンハットが載っていたり、スイス人風3人組のアルプホルン演奏があったり。が、それはそれ、やはりここはオルゴールだ。

オルゴールという言葉は実は和製蘭語で、英語ではこれを music box というらしい。身もフタもないが、このオルゴールこそは、いまをときめくiPodに連なる「自動演奏楽器」の先祖なのである。力むほどのことか。

館内には、円盤式、ドラム式それぞれの年代もののオルゴールがずらりと並んでいる。ドラム式の精巧なものは、ひとつのドラムで8曲もの音楽を演奏することができるとのこと。回転するドラムに植えられた棘が、固定式の櫛歯の金属板をはじくことで音を出すのがよく知られた動作原理だが、手が込んだものでは、ドラムが軸方向に微妙に移動することで、別の曲のプログラムに櫛歯がヒットするようになっている。これに合わせて櫛歯の先端は1ミリ程度と極めて細くなっており、1本の歯の1/8の幅で、別の曲の棘が当たるようになっているのだ。
すごい。高密度充填ここに極まれリ。垂直磁気記録!とか青色レーザー!とか言ってる我々の時代と引けをとらない凝り様。これこそ人間の証しというべきものだ。
それを解説してくれるお姉さんのまた誇らしげなこと(笑)。館員の鑑ですな。

と、当時のハイテクに興奮させてくれるだけでなく、お土産屋さんも充実。こちらは、買って帰れる様々なオルゴールが並べてあって、ファンシィィーな空気。私が足を止めたのは、5オクターブくらいの音が出て、なんとドラムと鐘も一緒に組み込まれているという優れもの。綿棒のようなバチが5本ほどならんで配置されていて、タッタラタタタンとドラムを打ち鳴らすのだ。櫛歯が奏でる音色も美しく申し分ない。すごい。ほしい。230万円也。

さて、オルゴールの世界を堪能したあとは、適当に湖と紅葉を愛でて、帰途に着く。山中湖畔の紅葉のライトアップがなかなかよかった。

ということで、最近になくのんびり充実した週末になった。

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2006.11.03

紅葉とオルゴール1

紅葉の季節。というわけで久しぶりに閑古鳥キャンプ場へ来た。
夏の間はさしもこの界隈も人が多くて敬遠していたのだが、いま頃になると夜冷え込むせいか、私にとってはほどよい人口密度。

来る道すがら見る山は、谷間が広葉樹の紅葉、尾根筋から頂上までは松の緑に色分けされて言う言葉を失う。

例によって渓流沿いの道なき道をてくてく歩き、斜面を登ったり降りたり。水量がいつもより少な目で歩きやすい。ところどころ水が来ていない川床を歩いてみたり。雨が降って流れが回復するまでの束の間の散歩道。

斜面の途中に、これまで見掛けることがなかった異物を発見。直径1.5センチ程度の黒い豆のようなものが30個くらい固まって落ちている。大型の動物の糞だと思うのだけど、鹿だろうか。

さらに斜面をぐりぐり登っていたら、人に踏まれて出来たらしい細い道に出た。これは楽ちん、道を辿って上の方に行ってみる。紅葉が深まってなかなかよい。浅黄色、黄色、橙、くすんだ橙、えんじ色っぽい赤、くすんだえんじ色、紅色、よく見ると大層な種類の色がある。日のあたるこの辺りは黄色系が多く明るい印象。そこに赤系がアクセントになって飽きさせない。
踏み分け道に沿って尾根をくるりと回りこむと。今度は打って変わって針葉樹の森。ここは始めて見る。間伐が数年に一度くらい行われているのだろうか。切り口が古くなった切り株がある。幹の間隔が保たれているので、ほの明るい。先ほどまでの色の洪水に比べて、こちらは静謐な暗緑。急な斜面を見上げると、木々を透かして靄のカーテンが見える。美術館のどんな絵よりも素晴らしい一瞬。

直径20センチ程しかないまだ細い若木が立ち並ぶ森の中に、太い苔むした切り株がところどころに見える。その間隔は若木のそれよりかなり離れていて、今の様子とは全く違う姿が過去にあったことを想わせる。ここはあるいは、大雨で起きた土砂崩れの跡かもしれない。その後、人の手で植林が行われて、現在のような若い木の均質な森になったのだろうか。森の手入れのことはまるで知らないが、想像すると楽しい。

日が暮れて、夕食は持ってきた肉のブロックにトマト、シシトウ、チーズ、柿、林檎。肉は炭火で炙って300グラムがつるりと胃に収まる。空には青く明るい月。手元にはランタンの暖かく丸い光。久々に満足して寝る。

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IE7日本語版

インストールしてみた。メニューバーが当初出ないので、すっきりしているというか戸惑うというか。

これでタブブラウザの選択肢ができたわけだけど、FireFoxをどうするか。
しばらくIEを使ってみてから考えることにしよう。

検索サイトの指定が必須というのは疑問。ブラウザの利用において検索サイトが不可欠なのは言うまでもないけど、だからといって指定を強要されるのもなんだか抵抗が。そもそもGoogleツールバーをインストールしているから、入力フォームが重複して気持ち悪い。・・・それが狙いなのかな?
気持ち悪いから(他社の)ツールバーは削除しようという気にさせるとか。

かつてのマイクロソフトというと、どうあっても自社のサービスを使わせようとあらゆる手を尽くすのが常だった。インストールなどはその格好の機会とばかりに、しまいにはインストールを途中で諦めるほどにえげつなく不愉快な手を使ってきたものだ。なつかしいなあ(笑)。

それに比べると、今度のインストーラーは大人しい。むしろ、かなりの種類の検索を選択肢に加えていて、広告料でもとってるのかと思わせるほど。昔、独禁法でいじめられたのがほどよく効いているのだろうか。

インストーラーはそういう具合に進歩しているのだけど、無意味にぽっかりと2つ空いた検索窓を見ていると、この無駄感を毎日見せられるのは、インストールの一時的な不愉快よりずっと効いてくるような気がしてきた。あの手この手も進化しているということか。

マイクロソフト。ころんでもただでは起きない嫌な奴(笑)。


[追記]
なんか、IE7に変えたからかどうかわからないが、googleツールバーのブックマークというのがメッセージを出してきた。ログインしようとすると、できない。
gmailの方からログインした状態だと、ブックマークを使える状態になる。

ツールバー経由の認証に問題があるのだろうか>googleの中の人

[追記2]
ココログのトップページをgoogleツールバーのブックマークに登録しようとすると、問題発生とかでIE7が閉じてしまう。なんだかなあ。ツールバーのバージョンがふるいのかな。
あーめんどくさい。

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