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2006.10.17

YouTubeの役回りはGoogleと同じ

先週日曜の日経本紙「そこが知りたい」に、英ロイターCEOのインタビュー記事があった。それを読む限りでは、ロイターはネット社会に比較的うまく適応しているようだ。コンテンツ供給屋さんは、流通屋さんに比べてネット化の恩恵を受けやすいという原則がここでも生きている。

このインタビューの中で、次の一言が示唆に富む。

「(新興ネットサービスは、)グーグルなどが集めてくれる大量の閲覧者を生かせるネット事業を持たないメディアには脅威だろう。・・・(中略)・・・当社は・・グーグル経由で我々のサイトに来る利用者が非常に多く、サイトの広告媒体としての競争力につながっている。」
グーグルは客を集めて流してくれる由。

過去を振り返ればYahoo!は、伝統的に自社サイトの中に全てのコンテンツを抱え込んで、トラフィックを自サイト内で循環させるタイプだった。最近はどうか知らないが。
対してGoogleは、いったん集まったトラフィックを惜しげもなくどこへでも飛ばしていく。飛ばしてあげるから広告費をくれ、というタイプ。トラフィックはどこへ行っても必ずまた帰ってくる(という自信がある)わけだから。

これを参考に考えると、YouTubeの未来はクリアに見えるような気がする。
その前にとりあえず、いま取り沙汰されている訴訟の話しは、動画投稿サイトというものが認知されビジネスの仕組みが確立する前に、取れるものは回収しておこうという、火事場泥的な動きだと考えられるから、話しの本筋からははずして考えてよい。

紛争がひと落ち着きした後には、動画投稿サイトのビジネスモデルが本格的に立ち上がるだろう。
コンテンツ屋さんは、動画のキャッチーな部分をYouTubeに流して、そこから自社サイトに誘導する流れを作り出す。ユーザは、当たり外れのリスクを減らして動画コンテンツをリーズナブルな価格で入手する恩恵にあずかれるだろう。

このとき、YouTubeはまさに、一世代前、新聞社と対立したGoogleと同じ役回りを演じることになる。テキストで起きたことが動画でもう一度繰り返されるわけだ。
こうして舞台は回っていく。

待ち遠しい。

 

TV?
流通機能に対しては、一定のニーズは残るかもしれない。
コンテンツ制作機能は、間違いなくいまよりも発展する。はず。

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