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2006.10.29

「形骸」にかかるコストは減らしたい

「世界史」の学びをめぐって。

私は日本の学校制度は崩壊するのではなく、形骸化してゆくと予想しています。なぜなら日本では、形だけを整えて安心しようとする雰囲気が強烈だから。
教育については誰しも一家言あるので、いきおい床屋談義に花が咲くことになりがちだ。だからということでもないが、私は教育問題そのものについて直接言及することは控えようと思う。けれども、上の一文は教育に限らず多くの分野に共通して言えることなので、取り上げておきたい。

私の関心領域であるIT化、効率化、合理化について、上のような形骸化は、ぴったり当てはまる。業務分析と称して、現場は全員知っている業務フローを書くために外部コンサルに結構な金額を払い、システム開発と称して、システム屋の想像でビジネスロジックを硬直的に構築することに億単位の金を使い、高性能と信頼性を謳った無意味に過剰なスペックのハードウエアの購入にまたまた大金を使い、そしてメンテナンスやちょっとしたロジックの変更にも、大層な時間と人材を使い、永遠にITの為のITシステムに貢ぐ仕組みに自分自身を縛り付ける。

ITゼネコンにとっては都合がいいのかもしれないが、使えない箱物美術館と同様に意味の薄いソフトウエアが廃墟のように仕事の前に立ちはだかる愚は、なんとか避けられないものだろうか。

こうした形骸化した「IT化」手法が、疑問を持たれることもなくIT屋主導で行われていることが、少子化や高齢化の進むこの社会の先行きをずいぶん暗くしている、と私は思う。

私の周辺だけでのことなのかもしれないが。

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