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2006.07.02

中国には中国の事情

中国、ブログなどの規制をさらに強化

もう止まらないというか、腹を括って堂々とやり始めた感のある中国政府。言論の規制は民主主義の否定への道だと思うけど、でも私は、一方的に中国政府を非難するのは少し考えてからにしようと思うようになってきている。というのは、中国政府は実は民主主義を目指してはいないのではないかと思うから。そしてそれは間違いなく悪と言い切れるのか、私には自信がないから。


「民主主義は最悪の政治であるが、今まで存在したいかなる政治制度よりマシである」というチャーチルの言葉どおり、民主主義にはいろいろと欠点があるらしい。

中国のような巨大な人口を抱えてしまうと、その民主主義の欠点は致命的に拡大してしまうのかもしれない。例えば、有効な時間内に何も決めることが出来ない、とか。

この制度が「マシ」であったのは英国の規模という隠れた前提のもとでの話しであって、規模が違えば別の制度がより適切かもしれない。

だから私は、中国の統治者を無闇に気楽に批判することは控えよう。カエサルだって、共和制を捨てて帝政に移行しようとしたのにはそれなりの理由があるはずだし。


しかし、だからといって、日本のような人口規模の国が中国の方法を真似る必要はないし、ましてや中国から同じようにするように要求されるなんて真っ平なことだ。

問題は、中国という国が、周辺国に対して、彼らと同じような統治方法を強要することためらわない体質がありそうだ、ということだ。「日本の当局ももっとマスコミを指導すべきだ」みたいな発言が、1年ほど前の反日暴動事件の際に中国当局者から発せられたこともあった。
米国がグローバリズムの名のもとに自分都合な話を押し付けてくるのと似ていなくもない。大国にありがちな体質なのかもしれない。

あるいは、強要まではしなくても、暗黙の存在感で、こちらが先方の方法に合わせなければならなくなるかもしれない。例えば、中国市場を失いたくないばかりに、evilなことでも受け入れるという形で。
 
 
中国には中国なりのやりかたがあることを周辺国が認めるように、日本には日本のやりかたがあることを、中国政府が大国の度量をもって鷹揚に認めてくれればいいのだけど。

そして、中国の問題は原則として中国の人たちが解決していくほかないことを、他国がよく理解できていればいいのだけど。
 
 
あ、もちろん、相手国政府を転覆させようと陰謀を巡らせるとか、別の交渉ごとを有利に運ぶために民主化問題を交換条件にしようという場合は、この限りではありませんが(笑)。

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