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2006.05.28

ピンク・パンサー

正直、この種のドタバタもので笑えなくなった自分を発見して少し感傷的になった。もう少し心の機微に触れる笑いの方が好きになったのかもしれない。英語の訛りで笑えないせいもあるかも。

いいとこ取りを狙う気取り屋の主任警部を笑うのはパターンだけど、そういうものにあまり反応しなくなった。その気取り屋さんも、クルーゾーと同じように喜怒哀楽のある人間だし。


お笑いそのものよりもむしろ、お笑いと見せた色々な要素が、最後に真犯人を示す手掛かりに化けて次々嵌っていくのが、お話しの構成としてなかなかうまい。ちょうど、囲碁で、利かしで打っておいたいくつかの死石が、重要な局面で全部シチョウアタリになっているのに気付いて、心中思わず快哉を叫ぶような、というか。虚と見せて実、というか。
楽しむとすれば私はそちらの方。

え?なんのことやらわからない? それならそれでドタバタでも十分笑える。

ところで、フランスが舞台なのにほとんど英語ってどういうこと、とか言うのはなし。題名からして英語なんだしね。
英語圏の人がフランスの人を笑いものに、という側面も少しあるのかなあ。尊大さはいつも笑いのネタだから、ネタにされる方にも原因はある、としておこうか。

CASTはいい味を出している。中でもジャン・レノは、愚鈍そうに見せて実は有能で誠実という役がうまい。鈍そうな目付きが一級品(笑)。


こうして振り返ると楽しみどころはいろいろあるから、ドタバタお笑いが目当てでなくてもいいのかもしれない。平均的な暇つぶしのための1本という感じでした。


・・・暇じゃないんだが。orz

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