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2005.12.25

空間と時間と言葉

集中講義終わる

本を開いた瞬間に見開き二頁分の視覚情報を入力するくらいのことは朝飯前である。
だから、私たちは実は頁を開いた瞬間に二頁分「もう読み終えている」のである。
しかし、私たちは「すでに読んでしまった文」を「まだ読んでいない」ことにして、一行ずつ本を読む。
このところ、スタッフもまだ手配できない立ち上がりかけの企画のおかげで、大量の申込書のデータを自らパソコンで入力する羽目に陥っている。氏名とか電話番号とか生年月日とかをEXCELにどんどん入力していくのだ。

まったく単価の低い仕事を黙々とやっているわけだが、そこは、「箸が倒れても先生(吉川英治)」などと子供の頃親に吹き込まれた私であるから、何か面白いネタを無意識に探してしまうのである。
そこでふと気づいたのが、上のエントリで触れられているのと似たような現象。

生年月日を見る。これを「昭和35年4月25日」という言葉に変換して覚え、それをキーボードで入力しようとすると、ものすごくまだるっこしい。ところが、意識を言葉から切り離して(という気分に脳味噌を置いて)ぱっと見てぱっと入力、とやってみると、これが速い速い。入力を終えたあたりで、やっと言葉が追いついてくるような感覚がある。

人の脳って不思議だなあ。


ところで、私はサッカーなどのスポーツもこれと似たところがあるように思う。ああいうものには、言葉で表し得ない敵味方の配置とベクトルと各地点のポテンシャル(重力)を認識する空間感覚、それに、移動=時間感覚を加えた、流転する世界についての瞬間ごとの認識があるのではないか。私自身はバスケットボールでそういう感覚を体験したけれど、サッカーもたぶんそうだろうと思っている。実はテレビゲーム第一世代のシューティングゲームなども同じだ。それから狩をするときの獣もきっと同じだろう。やつらは餌のイメージをいちいち言葉などに置き換えたりせずに可及的速やかに噛み付いているに違いない。


という話しをどなたか新書で読みやすい形にすっぱりとわかるようにまとめていただけないものだろうか。

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