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2005.12.17

KING KONG

名作みごとに復活。素晴らしい。何か読んだりする前にまず観るのが吉。以下ネタバレ。
 
 
KONGの島へ着くまでが、ダレるかと思ったがとんでもない。映画製作にまつわるあれこれが上手に消化されて飽きさせない。島に着いてからは・・・これがすごい。観るべし。ニューヨークへ帰ってきてからは、尺は短く中身は濃い。最後はキングコングの筋書き通り黄金パターンでEND。

この話しは美女と野獣の悲恋、それに加えて文明社会の身勝手さへの批判、というのが一般的な解釈だと思うけど、私はむしろ、孤独の中で生き長らえるよりは、他者との共感や理解の中で死ぬことを選ぶ、われわれ社会的動物のことを描いた、という風に観た。
自分の強さを褒めてくれる他人がほしいとか、言葉やしぐさを交わす友達がほしいとか、何かを守る生きがいがほしいとか、それからもちろん、美しいものは大切だとか、そういう強い気持ちを、この映画はコングを通してよく表現したと思う。

映像のすごさと共に、わかりやすい骨太のメッセージがあったことで、これは超一級の娯楽映画になった。
 
 
欲を言えば、島の現地人の位置づけに工夫があってもよかったが、そこは軽くスルーして、もっと見せたい映像があったということでOKだろう。

ナオミ・ワッツは、コングと最初の意思のやりとりを演じる場面で、元コメディ俳優という役柄を、表情も含めて演じ切ったと思う。わがままな観客を思わせるコングの反応にも笑えた。
この2人に比べれば他は脇役だから多少控えめではあるが、それぞれの持ち味を十分発揮していたと思う。
 
 
それにつけても思うのはゴリラのことだ。絶滅危惧種だったろうか。わしらは架空のキングコングだけでなくて、現実のゴリラをも、死に追いやっているわけなのだよなあ。

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