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2005.11.01

よい知的労働とそうでないもの

まとまらないのだけど、とりあえずメモ。

好ましい知的労働とそうでない知的労働との区別がわからないということを、少し前の雑記に書いた。

一時は、生産性を向上させるのがよい知的労働だと考えていたが、生産性の測定をどの範囲で行うのかを考え始めると、最後には地球全体に広がってしまい収集がつかない。例えば、一企業での生産性向上が実はその企業の外にしわ寄せしただけ、というケースはよくある。また、外界に影響を与えずに同じ労力で生産性が向上したように見える場合でも、だからどうした、という気もしてくる。
生活水準が向上したといっても、その分、資源を短時間に多く費消するようになったというだけかもしれない。地球全体での生命と有機物の循環は変わらないから、単に生き急ぎましたということか。鼠が象より生き急いでいるからといって、優れているわけではない。

一方、金融でゼロサムゲームと呼ばれるような動きは、好ましくない知的労働と思っていたが、よく考えるとそうでもない。富の流動性に寄与することで世の中を活性化しているとはいえるだろう。それは悪とは言い切れない。

というわけで、生産性という軸で好悪を決めること自体に、なんだか無理があるような気がしてきた。
自分の周囲の生産性を向上させることは、どちらかというと習い性のようなもので、いいとかわるいとかいうものではないと、最近は思うようになった。もちろん習い性だから、それを駆動力のひとつにして生きてはいるのだけど。

結局、勤労意識を基準にする価値観に戻っていくことになるのだろうか。
そこを私は今、疑おうとしているのだけど。

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