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2005.11.27

少子化は暴動の転化?

「少子化社会の虚実を問う」 日経本紙 経済論壇から

大阪大学の大竹文雄教授のお話し。
少子化そのものが問題であるとして解決のために男女共同参画社会を実現し出生率を上げるべきという議論の立て方に、疑問を投げかけている。

著者は、少子化そのものは問題ではないとの立場をとり、少子化を問題視する視線の背後に「大国日本幻想」があるのではないかと言っている。そのことの当否は置くとして、この稿の最後の節が興味深い。全文引用したいが、核心部分だけ抜粋。

少子化対策の本当の理由が「ねずみ講」としての公的年金制度を維持し続けることならば、それは間違いだ。
(中略)
日本の若者は暴動を起こす代わりに、少子化という形でねずみ講型社会に逆襲しているのではないだろうか。
最後の一文は合理的な説明は難しいが、集団的な意識として、ねずみ講型社会とそれを固持し続けようとする世の中に対して「嫌気が差している」面はあるような気がする。

それに関連して似たようなことを書いているエントリがあった。
フランス暴動、あれから思ったこと

日本でこうした暴動が起きないのは、職がなくても若者が生きられることを社会の安全性として必死で維持してきたためであり、また若者が暴動に走れないほどに社会システムの圧力を強化したからだ。
(中略)
日本で一番危険なのは、その(若者にまったく働き口がないことが暴動につながった)状況が社会システム側の力で(暴動に到る前に)鎮圧されることだろう。
※()は私の補足
本来なら暴動が起きるほどのエネルギーが、子供を生まない鬱屈した方向に向かっているとしたら。

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