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2005.09.03

方向性を見つける力

コピペレポート論議で思う大学教育の価値軸

高速道路と化したインターネットを前に、学問の価値軸が揺さぶられているというお話し。

この話しは理系の世界にはあんまりないと思うのだけど、どうなのだろう。文系の世界だって、必ずしも知識量だけが問題ではないだろうに。

とはいっても、理屈で考え出したことが、碩学の知識の蓄積にかなわないことは、確かにある。「ああ、それは○○に載っている□□の論文で既にふれられていますな」。そういう意味で知識量にも一定の価値はある。
知識量、思考力は学問の両輪だろう。
 
 
ところで、知の価値軸について、もうひとつ別の考えを出しておきたい。

ある場面で、その場にジャストフィットするような知識を引き出せるかどうか、言い換えれば、知識を有効に使えるかどうかは、単純な量とは別の話しだ。また、論理を展開する力とも少し違う。やみくもに論理を展開しても、無意味・無価値なことしか導けないことは多いからだ。(注1)

知識を有効に使う力、あるいは方向性を見つけ出す力、とでも言えばいいだろうか。それを第三の価値軸として、知の教育カリキュラム上に具体化することを検討してみてもいいと思う。
 
 
 
(注1):一見無価値に見えても、実は時代(という背景)が変わると価値が発見されたりすることはよくあるから、一概に否定はできないのだけど。
 
 
 
 
[追記]
この件で当事者らしき人の鋭いご意見が。
コピペレポート問題に、大学の先生方が沈黙を守る件

自分で曲を作る(楽器を弾く)ことができなくても、ネタの掘り方によっては、すごく面白いトラック(レポート)ができあがることもあるわけだ。

そして高得点をいただけそうなレポートの書き方について(笑)のご意見。
剽窃と霊感の間

私たちは模倣や反復を脱して真にオリジナルな知見や考想を語ることはできない。
はよく聞く話しだけど、それ以外の部分がたいへん興味深い。
結びのところがわからない。
あくまで「既知」を志向する精神と、「未知」に魅了される精神の間に、「剽窃」と「霊感」の、あるいは「狂気」と「正気」の境界線は存在するのではないか。

「「剽窃」と「霊感」の・・」まではわかるのですが、「狂気」と「正気」の順序は。。
この部分はとりあえず保留したままメモ。

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