建設物のコスト2題
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AERAという雑誌をぱらぱらめくっていたら、建設資材の積算資料が、業者のいいなりの値段を検証なしに載せており、入札価格の高止まりの一因になっている、という記事があった。
この話しは、研究室レベルでは10年以上前から知られていたことではあった。それがやっと雑誌の記事に載ってくるということは、それなりに秘密主義の解体が進み始めている現われなのだろうか。それともいつものガス抜きか。
ところで、実は積算資料がどんな数字を載せようと、建設費用に直接の影響は与えない。なぜなら、競争入札があるところでは、自然に入札価格は下がるから、発注側が間違った積算資料に基づいて予定価格をはじいたとしても、関係ないのだ。
建設価格高止まり問題の焦点は、あくまでも、競争入札を健全に運営することにある。建設産業に限った話しではない、ごく当たり前のことなのだが。
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オフショアにアウトソースといえば、コンピュータソフト開発、コールセンター運営、グローバル化著しい会計コンサルティングなどのことかと思っていたが、驚くなかれ、建築の設計もそうらしい。
あるメルマガの記事によると、この会社は、
人件費の安いフィリピンやインドなどの建築設計士を大量に雇用することで、建築費の総額を15%程度下げることに成功している。そのコスト削減効果は公共工事の入札価格へと反映されるため、もはや建築業界では、外国人技術者を活用したオフショア設計が欠かせない状況になりつつある。のだそうだ。
もちろん、この仕組みが使えるのは、国による違いの少ない近代建築の、それも躯体関係くらいだろうとは思うけれど、それにしても意外な驚きだ。
いずれ、談合という言葉が笑い話になる日が来る・・のだろうか。
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