放送業界の事情
あるセミナーで、放送業界近傍に棲息する人の話を聞いてきた。内容はあまり目新しいものは無く、話し手も語り上手ではなかったので、あいまいで薄い印象だったが、いくつか新しい概念と言葉を知ったので記憶のためにメモ。
・受信の秘匿性
概念としては既に周知のことだが、こういう言葉があるというのは知らなかった。
「足跡」機能などに私は抵抗を覚えるのだけど、今後はそれを一言で言える。(もちろん、基本が通信であるネットを使っている以上、何らかの痕跡は残らざるを得ないのではあるけど。)
・再送信問題
難視聴の解決、あるいは、消灯時間に制約される入院患者へのサービス(この例は面白かった)など、再送信には一定の必要性がある。一般に言うところの著作権問題とは分けて考えるべきことだ。
話し手はこれをケーブル経由に限定していたが、録画→再生でも本質は変わらない。単に録画経由で再送信を語ることは、別種の災難(笑)に巻き込まれるから避けただけだろう。
ほかには、業界慣習や法律の様々な制限が話題に上っていたが、深入りはなかった。
まとまったテーマとしては
・ユニバーサルサービス
・電波障害
・著作権
・トータルな(運用も含めたシステムとしての)安定性
などがあった。
これら各テーマについて、IP放送と地上デジタルの優劣を掘り起こしたい、という趣旨であったようだ。
ユニバーサルサービスの話を聞くにつけ思うのだが、それは公共の福祉予算で対処すべきで、放送(あるいは他の業界)が、自身の世界の中だけで解決する問題ではないように感じた。
どちらかといえば、既得権死守の言い訳として使われてしまうことが多いように思う。
枠組みの変更が、たぶん必要なのだろう。その際の大枠は、弱者救済活動はまず総予算額を決め、その中で放送なり他の分野なりへの配分比率を考える、ということになろうかと思う。
ていうか、そんなことは項目分けをして数字の足し算をするだけだから、もうきっとやっているに違いない(笑)。
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