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2005.01.30

五線譜のラブレター

あっさりしているけど、悪くないと思った。

コール・ポーターという、ミュージカルや映画の作詞作曲で有名なだけでなく、粋で伊達な社交家でもあった売れっ子音楽家と、それを支えた妻とのラブストーリー、ということらしい。長く連れ添ううちに、一時は別居していた夫婦だけれど、それでも、その一生を通じて変わらない「ラブストーリー」の感じが出ていた。と思う。

辣腕マネージャで美人で教養があって音楽を聴く耳があって、それでいて自制が効いて音楽家の夫を立てるという、あまりにもできすぎた妻。理想の妻のひとつの類型か。

こういう時代だから、一生連れ添う夫婦像は軽んじられがちだし、定年を迎えた夫はうっとうしいごみ同然のような描かれ方をすることが多いけど、この映画を観ていると、苦楽を共にしてきた才能ある夫婦というのは、やっぱり味わい深いものかもなあと思えてくる。


ああ、そうか。年をとってからお互いを疎ましく思うのは、苦楽を共にして来なかったからなのかもしれないな。やや浅薄な気もするが、一応そんな気付きを得た映画だった。

妻役を演じたアシュレイ・ジャッド。役にぴったりでよかった。

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