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2005.01.30

教育産業の危機

止まらない大学の凋落

  大学のような神聖な学問の府を産業呼ばわりなどしてはいけないとお叱りを受けそうだが、先生方もとりあえず霞を食っているようにも見えないので、お許しいただけるものと思う。

  私は大学人ではないけれど一応、教育関係の業界にいまは身を置いているので、上の記事に書かれていることはたいへん身につまされる。ひとごとではない。「いま、ここにある危機」なのである。

  基本的に人間は怠惰なものだから、事態が顕わになってから縄を綯うのが常である。えらそうなことを書き飛ばす暇をなぜか持っている私などはその典型だ。そうして危機感あふれる明日という日を迎えるわけである。

  その危機感なくしては、ものごとはなかなか前に進まないということを、近頃ようやく受け入れることができるようになってきた。焦っても仕方がない。そのときを待つしかない(笑)。

  そもそも大学のように「18歳人口」という強烈な縛りがある分野と異なり、私のいる業界はマーケットサイズを広げるべく新規開拓の余地が残されている。その上、これまでさんざん稼いできた蓄積が大いに残っているはずである。などなど、何かをやらなくて済ませる言い訳はたちどころに付いてしまう。

  なるほどそう見てみると、身辺の危機感の薄さも頷ける。どうやら過去の蓄積を全て吐き出すまで、人というものは動かないものであるようだ。

  手遅れにならないうちに、蓄積を有効な対策に使うという知恵は、わかっていてもなかなか生かされないものなのである。

  笑い事ではないんだが(笑)。

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